こんにちは、Dancing Shigekoです!
気温が39℃まで上がっています。こんな時は屋内でおとなしく映画鑑賞です。
今回は映画『72時間 タイムリミット』を紹介します!
[基本情報]
監督:クリスチャン・セスマ
製作年:2015年
上映時間:87分
[登場人物]
コンラッド・ミラー:ルーク・ゴス
軍人だが脱走兵扱い。
ジェイソン・ステイサム風の役者さん。だからなのか?格闘技でみせる展開が多かった。
[内容]
コンラッドの恋人ローラが妊娠した。それを機に今の仕事から足を洗う事を決意。最後の仕事をするために、レイエズ・クリークに向かう。その彼を追いかけるロサンゼルス警察アダムスとロシア特別捜査局のクシュコ。
コンラッドは途中、女性に暴力を振るう男を見過ごせず女性を助けて、移動を続ける。夜になり、泊まろうとしたモーテルでは人身売買が行われていて、拘束されてしまう。なんとかその場を脱出したコンラッドば目的地に到着してアパッチと会っていた。しかし、そこにもコンラッドを追うものの手下がして、争いが起こる。
ローラの支援もあってその場を凌いだコンラッドは取引を無事終わらせて、ローラと自由のみを堪能しようとしていた。
[感想]
見せ場がどこだったのか、今一つ盛り上がり箇所が掴みづらいアクション映画。
・最後までなぜ追われていたのかがスッキリしない
コンラッドが警察と特殊捜査官に追われている。恋人のローズに居場所を聞きに来るが分からないと答える。追っている理由はAWOLだからだと言う。この言葉がどのくらい世の中の標準語なのか分からないけれども、脱走兵だからと言う事らしい。何をして脱走したのか、などの背景が語られないものだから、どこかスッキリしない。軍にいた時の話が出るわけでもなく、こう言う見せ方は見終わった後に沢山の疑問を残すものなのだと感じる作品。
・どこか嘘っぽい終わり方
コンラッドは実は二重スパイなのだと言うクシュコ。しかし、その発言がなぜか嘘っぽく聞こえる。そしてどんな事をしたのか、悪い事をしているのかどうかも伝わってこない感がすごい。ここまで情報が乏しい作品というのも珍しい。
・結局コンラッドは悪か善か
立ち寄ったモーテルが運悪く人身売買の巣窟だったコンラッド。犯人に捕まるハプニングに見舞われる。その仲間と思われるメンバーをことごとく倒して、そのまま逃げようとするけど、捕まっていた女性が気になって解放するために戻る。この動きだけ見ていると良心はあるけど、根っから人助けをしたいタイプと言う訳ではなさそうな感じ。
ガソリンスタンドで女性に暴力を振るっていそうな男を倒して、女性を解放するあたりも、なぜその行動だったのか。その割には通りすがりの男性を脅迫して何も見ていないと言わせて、車を譲るなど、何か一貫性に欠けるように思えた。素性がはっきりしないから、その一つ一つの行動がどんな思いから来ているのか、掴みづらい事が原因なのではなかろうか。
残念ながら訴えたい事があまり伝わってこない作品だった。
鑑賞日:2021年8月5日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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