こんにちは、Dancing Shigekoです!
京都に帝国ホテルが開業する。コロナ禍でホテル業界も厳しい中、うれしいニュースです。
さて、今回は映画『機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-』を紹介します。
[基本情報]
製作:吉井孝幸
企画:内田健二
原案:矢立肇
原作・脚本・絵コンテ:富野由悠希
配給:松竹
制作協力:バンダイビジュアル
企画・製作:サンライズ
主題歌:Gackt「Love Letter」「Dybbuk」
製作年:2006年
上映時間:99分
総監督:富野由悠季
[登場人物]
カミーユ・ビダン:飛田展男
Zガンダムのパイロット。
劇場版はテレビ版に比べて、大人な対応が目立つカミーユ。カツがあまりにも子供だったため、落ち着いた存在という印象。
クワトロ・バジーナ:池田秀一
百式のパイロット。地球に住む人類を宇宙に移動させてニュータイプにさせたいと考える。
今回は、少しばかりシャアの狙いが見え隠れする展開だった。シロッコのジオ、ハマーンのキュベレイの前に劣勢だったのが、悔しい。
アムロ・レイ:古谷徹
地球でエゥーゴとティターンズの戦いを見守る。
今回は戦いには絡んでこなかったので、見せ場少なし。
[内容]
エゥーゴはハマーン・カーンのザビ家再興の条件をのみ、その引き換えにティターンズ掃討作戦に出る。コロニーレーザーを使い、ティターンズの艦隊殲滅作戦を取るが、多くの被害が出るのだった。
[感想]
劇場版Zガンダム 最終作。
・ 複雑に絡み合う戦力
ハマーンとエゥーゴが手を組んだ。そう思っていたら、ハマーンとシロッコが手を組んでいる。ジャミトフ、ハマーン、シロッコの三者会談では、ハマーンが最初に銃を向け、結果的には、シロッコがジャミトフを撃った。
ティターンズの実質上の支配者となったバスク大佐は、同じティターンズのはずのヤザンに撃たれる。結局、ティターンズという組織が統制を取れていなかっただけなのか。
・ 散りゆく命の数々
テレビ版でもそうだったのだけれど、とにかくすごい勢いで主要メンバーが命を落とす展開が、重たい。
痛い存在はカツだろうか。サラに会いたいがためにGディフェンサーでシロッコを狙いに行く。そして砲撃を加えたら、サラのボリノーク・サマーンが前に立ちはだかってサラが代わりに命を落とす。それをお前のせいだと、またムキになったカツはシロッコの砲撃から逃れる時に自ら隕石にぶつかって命を落とす。一体、カツは何をしたかったのか。そして意外だったのが地球にいたアムロたちはカツが命を落としたことに気づかなかったということ。宇宙にいた誰もがカツが死んだ時に気づいたのに、そこは意外。
もう一つの悲しい展開はヘンケン艦長。ヤザンのハンブラビの攻撃で劣勢のエマを助けるためにラーディッシュで防衛に入り、撃沈されてしまう。あまりにも酷な展開。
レコアやエマも命を落とすけれど、ヘンケン艦長の誰かのためにという思いがあまりに辛い結末だった。
こうして振り返ってみると実に多くの戦士が命を落とす作品。
・ シャアが目指したかったものとは
重力に魂を引かれた人間をみんなニュータイプに覚醒させることを目指しているとハマーン、シロッコに語るシャア。そう言っていたシャアが、どこで限界を感じたのか。最後に百式が爆破で潰れた後、どのように脱出して行ったのか。
シャア自身がニュータイプになれないと感じたことが、限界を感じたきっかけなのかもしれない。ザビ家再興を掲げるハマーンと対立しているうちに、何かを感じたのか。
劇場版で見るZガンダム。全体を通じて映像はもう少し書き直しがあっても良かったと思うのと、個人的には女性の活躍が印象的な作品。最終的には残念な結末を迎えた人が多かったものの、ファが残ったのは唯一の救いだったかもしれない。
三部作を見て、これから公開される閃光のハサウェイの復習をしてみたけれど、この三部作ではまだハサウェイは幼過ぎた。引き続き、逆襲のシャアで復習してみたい。
鑑賞日:2021年5月16日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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