Dancing Shigeko
映画『劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳』で北斗神拳に入門
更新日:1月14日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
台風5号が小笠原諸島の方へと進路をとっている。ちょっと早い気がしますが台風の季節が到来でしょうか。
さて、今回は映画『劇場版 世紀末救世主伝説 北斗の拳』を紹介します。
[基本情報]
監督:芦田豊雄
脚本:高久雄
原作:武論尊 / 原哲夫
主題歌:KODOMO BAND「Purple Eyes」
制作年:1986年
配給:東映洋画
上映時間:110分
[登場人物]
ケンシロウ:神谷明
北斗神拳の継承者。ユリアを助けるために放浪の旅を続ける
ユリア:山本百合子
南斗の女でケンシロウの恋人。シンの囚われる。
シン:古川登志夫
南斗聖拳の南斗孤鷲拳の使い手。ケンシロウ同様にユリアを愛し、力で彼女を奪う。
リン:鈴木富子
不思議な力を持った少女。ケンシロウに声が届く。
バット:鈴木みえ
リンと行動を共にする少年。
レイ:塩沢兼人
南斗水鳥拳の使い手。妹アイリを拐ったのは胸に七つの傷を持った男を追う。
ラオウ:内海賢二
北斗神拳を学び拳王と名乗るようになる。愛馬・黒王と行動を共にする。
[内容]
力が支配する時代、ケンシロウはシンにユリアを奪われる。胸には七つの傷を残される。
それから数年後、リン、バットはジードの手下に追われていた。逃げきれず、絶体絶命のピンチを迎える。リンは口が利けなかったが、心の叫びがケンシロウに届く。瓦礫の中からケンシロウは現れ、ジードの部下からリンを救い出す。彼らの町でゆっくりしていると再びジードが現れるがケンシロウは彼らを駆除。そしてシンを求めて、移動する。
途中、南斗水鳥拳のレイが胸に七つの傷を持った男を探していることから、ジャギの存在を知り、暴挙を止めに行く。ジャギからレイの妹アイリを助け出すと、次はシンのいるサザンクロスに向かう。しかしラオウによりユリアは連れ去られた後だった。
ケンシロウはラオウのいるカサンドラへと向かう。レイは一足早くカサンドラに着き、ラオウからユリアを取り戻そうと戦いを挑んでいたが、ラオウの前に倒れる。そこにケンシロウが到着。お互い限界になりながら戦う。リンはその戦いを止めるのだった。こうしてケンシロウとラオウの対立が始まった。
[感想]
ケンシロウとラオウとの対決までを描く作品。
・北斗神拳が暗殺拳だと言われることに納得
久しぶりに見る北斗の拳。秘孔を突くことで内部から破裂させる技。改めて見ると実に過激。しかも最初、緑のあった地上に核兵器が落ちていき、次々と目玉が飛び出す爆死の姿は酷い。その核兵器と同じような破壊力がある北斗神拳。
南斗水鳥拳の切れ味も見ていて痛い。悪さをしていた人たちとは言え、なんと凄惨な最期を迎えていることかと哀れに思えてしまう。ただ久しぶりに見る南斗水鳥拳は、北斗神拳とは違い、美しい戦いっぷりと思うになったのは年月がもたらした変化だろう。
・数年間でケンシロウが何をしてきたのか
シンと対決して完敗した時から次ケンシロウが姿を見せるまでの間、何があったのか。リンの声を聞いて現れた時は埴輪のような姿で現れる。その姿からは何年もそこに止まっていたのではないかと思わせるほどの堆積っぷり。それなのに強くなっている。一体、どんな時間を過ごしてきたのか。そしてどれだけの年月が経ったのか。
・南斗は北斗に翻弄されている
シンはジャギに踊らされてユリアを奪い、レイはジャギにアイリを奪われ戦いに行く。ケンシロウはユリアのために突き進み、ラオウもまたユリアに魅せられる。北斗というよりはジャギに振り回されたというところか。
北斗もまたユリアという南斗の女性に翻弄される。こういう相互関係を持ちつ持たれつっていうのだろうと呑気なことを考えながら動向を見届けていた。では、リンもまた南斗の女ということだったか。ふと双子がいたことを思い出す。
久々に北斗の拳。忘れていた記憶を呼び覚まし、序盤を楽しめる作品だった。そしてトキやシュウが出てくる展開を見たいと思える展開だった。
鑑賞日:2021年6月25日
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それでは、また次回!