こんにちは、Dancing Shigekoです!
76回目の終戦の日、もう世界大戦が起きることのない平和な世の中が続いて欲しいです。
さて、今回は映画『ローガン』を紹介します!
[内容]
ミュータントが新たに生まれなくなってから10年近くが経過した2029年、ローガンは名前を変えて静かに暮らしていた。チャールズを匿って、何事もないように。しかしある時、ガブリエルと名乗る女性から声を掛けられる。助けてほしいと、この娘(ローラ)をノースダコタに連れて行ってほしいと。静かに暮らしたいローガンは相手にしないように心がけるが、彼女が接触してきたことでドナルド・ピアーズもローガンの前に現れる。その女性がドナルドのものを盗んでいったから次接触してきたら連絡を欲しいと。ローガンはその約束を無視。再び女性と会って話を聞いて、お金も受け取ったローガンは最後の仕事と考えて、ローラをノースダコタに連れて行く事にする。しかしその矢先、彼女は殺される。身に危険を感じたローガンはチャールズを連れて逃げることを計画。ローラがどこからとものなく現れて。ドナルドに追われるようになる。そして三人のノースダコタに向かう旅が始まった。
[感想]
ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンとしては最後の作品にしたいからだろうか。妙にくたびれてこれまでの若々しい雰囲気もなければ、酒びたりになっていて不自然な咳もしていて、いかにももう終わりが近いという雰囲気を醸し出すローガン。その設定がこれまでの世界観からあまりに変化しすぎているというように感じる部分がある。これまではミュータントとの戦いって感じだったけれど、そのミュータントがすでに滅びてしまっているという設定だったからね。どうして滅びてしまったのか。そのあたりは、前作を見ていたら分かるものなのだろうか。記憶から飛んでいる感じもする。この時代の直接的な前作はX-MEN3だと思うのだよね。ジーンが暴走しまくるあの作品。あの後の作品としたら、確かにみんな滅びているのかもしれない。アポカリプスは少し前の時代の設定だものね。SAMURAIはどんなだったか?刀を持った女性が出てきたか。そんな気がしてくる。その刀が今回の作品でもちらっと出てきていたのは印象的。
チャールズもすっかりよぼよぼ。90歳になって、余命わずかって設定だろうか。この二人の衰えっぷりが少しばかり残念な感じでもあったよね。そんな中でローガンが爪を出して次々と悪党を切り刻んでいくシーンは血しぶきがすごく、また刺す部分が頭だったりして見ていて、あまりにも痛かった。X-24というウルヴァリンのコピーも出てきて、さらにはローラも爪をもっていて。ローラは足にも爪があって、とにかくこの三人の殺し方はすごい。頭を取って投げ捨ててみたり。
その戦いのひどさがなければ、まだ穏やかな映画なのだろうね。そしてノースダコタで合流した作られたミュータントの子供たち。その彼らと一緒に国境を目指すローラ。しかしドナルドの追ってが現れて。という展開。その逃げからローガンが掬いに来たことで反撃に転じる場面で口から冷たい息を吐く女の子がいたのだけれど、そのシーンがどうも、あれって感じ。見栄えがしないというか。ドナルドを囲んでいく子供ミュータントたちの動きがなんか?って感じだったね。全体的に。
それはさておき、最後、X-24との戦いでローガンは致命傷を負ってしまいそのまま、命を落とすのだけれど、その直前にローラが”Dad"と声をかけ、それに対して、ローガンがチャールズの言っていたことがわかったような気がしたという部分はとても切なく涙が自然とこぼれてしまうところだった。そのシーンがあったからここまでのローガンのよぼよぼかげんやチャールズの発作や、ローラが無口なのに途中から流暢に話し始めるなどいろんな、ダークな感じの展開が救われたように思うよね。
最後の作品にしたくて、そういう設定にしたのだろうけれど。できればローガンの廃人っぷりにたどり着く前の展開で終わっておいてくれた方がかっこよさは残ったのかもしれないね。
鑑賞日:2017年6月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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