Dancing Shigeko
映画『ルイスと不思議の時計』不思議ワールド
更新日:2022年2月15日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
ファイザー製のワクチンが早ければ明日承認され、17日から接種が始まります。これでいよいよコロナ収束が近づいてくれそう。
さて、今日は映画『ルイスと不思議の時計』を紹介します!
ランク:A級 (ランクの定義はこちら)
[登場人物]
ジョナサン:ジャック・ブラック
ルイスの伯父。交通事故で亡くなったルイスの母の兄であり、ルイスをミシガンのニューゼベディにある家に招く。魔法を使うことができる魔術師。
フローレンス:ケイト・ブランシェット
ジョナサンの隣人で友人の女性。ジョナサンよりも強い魔法を使えるが、心の傷が癒えず使えずにいる。
ルイス:オーウェン・ヴァカーロ
両親を亡くし、ジョナサンのところにやってくる。ミッドナイト操縦士に憧れ、ゴーグルをいつも頭に乗せているため、学校では浮いた存在。
アイザック:カイル・マクラクラン
ジョナサンに魔法を教え込んだ黒魔法使い。1年前に亡くなる。
セリーナ:レネイ・エリース・ゴールズベリイ
アイザックの妻。
ハンチェット:コリーン・キャンプ
ジョナサンの向かいに住む女性。ジョナサンが夜中の3時にサックスの演奏をすることを迷惑がっている。
ダービー:サニー・スリッチ
ルイスと同じ学校の少年。委員長になるためにルイスにも親しくしていたが、委員長になった途端、ルイスを除け者にする。
[基本情報]
原題:The House with a Clock in Its Walls
監督:イーライ・ロス
制作年:2018年
時間:1時間45分
[内容]
1955年ルイスは両親を事故で亡くし、伯父ジョナサンの住むミシガン、ニユーゼベディにやってきた。ジョナサンの屋敷は時計がたくさんあり、また隣人のフローレンスも含めて不気味な気配があった。学校で仲良くなったタービーの話では呪いの館という噂があるほどだった。
ルイスは夜、不気味な音を聞いて様子を見に行くと、ジョナサンが斧を持っているのを見て、恐怖に怯えるようになる。しかし、ジョナサンが探し物をしていること、魔術師であることを知り、さらにルイスにも魔法を教えてくれるようになって、すっかり屋敷に溶け込んでいた。
ルイスは学校でタービーと親しくなりたくて、魔法が使えると言って興味を引く。屋敷に招待して魔法の本を見せてあげようとしていると、タービーは開けてはいけないと言われていた棚を開け一冊の本を取り出す。それは降霊術が書かれた禁断の書だった。
その夜、実際にタービーと一緒にオークリッジ墓地に行って蘇生術を使う。その生き返らせた人物とは黒魔術師のアイザックだった。
アイザックは終末時計を動かして、時間を巻き戻し人類を滅亡させようと考えていた。妻セリーナがルイスの母に化けて、蘇生術を使ってアイザックを生き返らせるように仕向けていたのだった。そのセリーナはジョナサンの向かいに住むハンチェット夫人に化けて生活をしていた。
終末時計を動かすために必要な鍵をジョナさんから奪ったアイザックは、皆既日食を待っていた。そして時計が動き出そうとしていたが、それを阻止しようとルイス、ジョナサン、フローレンスが立ち向かうのだった。
[感想]
邦題の通り、全体的には不思議な感じの世界観。どこか怪しい表情のジョナサン。彼が魔法を使えるというと、なぜか嘘っぽく聞こえる。しかし実際に魔法が使える。
その魔法が使えることが中心の映画なのか、と思いきや、魔法はあくまでもその不思議な世界観を作り出すための一要素に過ぎず、実はルイスやジョナサン、そしてフローレンスの心の葛藤を解き放って行く作品だったのではないかと感じさせる。
映画は屋敷と学校、そして墓地の限られた範囲で展開。アイザックが生き返り、さらに向かいのハンチェット夫人は、実はアイザックの妻セリーナだったとか、ルイスの母に化けて、ルイスを扇動していたなど、アイザックが中心だったのかと感じる部分もあるけれど、やはり基本はルイスらが中心。
印象的だったのはジョナサンが、赤ちゃんになってしまう場面。顔だけ大人のままで、ここでも不気味さが炸裂。人形がたくさんある部屋や動き出すかぼちゃなど不気味要素はたくさんある中で、1番の不気味さだった。
見終わった後に残るのは、不思議な感じではなかろうか。ハッピーエンドとも違う不思議さが残る作品でした。
鑑賞日:21年2月13日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!