こんにちは、Dancing Shigekoです!
会社でのワクチン接種が明日から始まる。自分の番はいつだろう。
今回は映画『デイ・アフター・トゥモロー2020』を紹介します!
[基本情報]
監督: ジョン・コンデリク / エリック・ポール・エリクソン
配給: アシュラム
制作年: 2019年
上映時間: 89分
[登場人物]
マーク: ジョエル・バーティ
本作品の主人公。科学者。
ヘレン: ジェニファー・リー・ウィギンズ
マークの妻で科学者。嵐の動きを観測して、いつ次の嵐が接近してくるかを警告する。
ブリー: ローレン・エスポシト
マークとヘレンの娘。嵐の動きのデータを集めて他の科学者と共有することを目指す。
タイラー: チャールズ・タウンセンド
ブリーの恋人、ブリーとの旅行中に嵐に襲われ避難するために移動する。その道中、ブリーに結婚を申し込む。
[内容]
カリフォルニアを嵐が襲った。そして氷の世界が広がる。
マザー空軍基地に避難をしようとしていた科学者のマークとヘレンは娘のブリーがレッドウッド・コミュニティ大学に避難していると聞き、助けに向かう。ヘレンは、一部嵐の影響を受けていない場所があることに気づく。大学から少し行ったところにあるその場所に、ブリーを助けてから向かうことにするのだった。
[感想]
嵐の発生により、急速に寒冷化が進む中、避難する姿を描く。
・邦題はオリジナルのデイ・アフター・トゥモローを使っているが…
デイ・アフター・トゥモローと言うデニス・クエイド主演、ローランド・エメリッヒ監督作品を思い出すところ。その内容をベースに今の時代背景に合わせた展開を想像する。そして、予定通り寒気が地球を襲っていく。ニューヨークも寒冷化されて、オリジナルで有名な自由の女神が凍りつく場面はこの作品でも健在。しかし、映像の質はだいぶ劣る。オリジナルも一度しか見ていないので、イメージだけかもしれないが、自由の女神が凍っていくときの場面はCG感が半端なかった。
最初のつかみの部分でこんなにも映像が物足りないって印象を受けるとこの後の展開も見ていて耐えられるのかと不安になってしまう。しかし、寒冷化が進んだ後は比較的映像勝負というよりは内容を見せたいって感じだった。そのため、映像が極度に気になることはなかった。と言いながらも雪崩の場面とかは、しょぼっ!と感じる部分はあった。お金をかけていないのだろうって思う。
そしてこう言う質の映像を見てしまうと久し振りにオリジナルを見てみたいって感じた。この作品を見たことで、他の作品を見たくなったと言う意味では、十分に見た甲斐はあったと思う作品。
・自然に比べ、人の方が凶悪
同じように自然の脅威と戦っていた"エンド・オブ・カリフォルニア"では終始、人類対地震(ところにより意見の衝突はあったものの)の構図だったのに対して、この作品では自然の脅威よりも人間の方が脅威という展開。大学に逃げ込んだブリーらに、何リーダー面しているのだと噛み付いてくる学生。しかも途中で銃を見つけ、自分の思うようにしようとする。
まだ彼はその後、理解のある行動をしたからよしとしよう。
しかし、理解に苦しむのは後半に出てきた暴徒たち。マークらが車の調子が悪くなって止まってしまったところが、偶然マークの関係する研究所の前。そこで待ち受けている柄の悪い男たち。無駄に物を取ろうとして、攻撃してくる。そんな問題な存在だったからなのか、雷に打たれて消滅する男がいたり、溝に落ちていく男もいて、それで爽快感を出そうとしたのだろうか。溝にはブリーの恋人 タイラーも一緒に落ちてしまった物だから、爽快感はそこまでは出ず。ちょっと何をしたかったのかと、思わずにはいられない展開。
被害者が出たのは唯一この場面だけで、そう考えると人類の方がタチが悪いと言わずにはいられない。
・B級映画の結末というのは
嵐が避けて通ると言う台地に到着して終わるこの作品。途中、雪崩から逃れる場面が何度かあって、そこで緊迫感を出し、オオカミも登場してヒヤヒヤ感も出す。パトロールの戦闘機は人影を見かけたと言って助けようとしてあっさり嵐の雲に衝突して消滅。さらにマークの同僚っぽい男の飛行機での脱出劇など、見せ場らしき物はあったものの、盛り上がりにかけたと感じるのはなぜなのか?これがB級の証とばかりの終わり方と、ツッコミどころ満載。
オリジナルも見てみようと思いたくなるような作品でした。
鑑賞日:2021年6月20日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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