こんにちは、 Dancing Shigekoです!
緊急事態宣言の延長は6月20日までになりました。あまり変化はないように思いますが、今しばらく窮屈な生活が続きそうです。
さて、今回は『ターミネーター新起動 ジェネシス』を紹介します!
[内容]
カイル・リースはサラ・コナーを守るために1984年に向かった。ところが真の敵を倒すためには、2017年にいく必要があることがわかり、2人は2017年に向かう。そしてジェネシスと戦う。
[感想]
久々に劇場で観たいと思っていた作品を見た。D--BOX仕様の席での鑑賞。実際にはその効果は使われていなかったけど、そんな席の事はさておき、内容は良かった。前回の4でも結構過去の作品と話が繋がっていく感じがあったのが良かったのだけど、今回はさらに内容に工夫がされていて実に奥深かった。
位置付けとしては初代ターミネーターと同じ時代背景に設定されているこの作品。ジョン・コナーが自らの母親であるサラ・コナーをターミネーターから守るためにカイル・リースを過去に送り込むという大きな流れは1と全く一緒。そして送り込まれたターミネーターが若かりし頃のシュワルツネッガーの姿形をしているのも全く一緒。驚くほど若作りでそれはそれで驚き。そしてカイルが遅れて1984年に送り込まれるのも一緒。ジープに乗ったサラ・コナーの写真を大切にしているところもその写真の風景も格好も一緒だから興味深い。
いったいどんなストーリーなのか、前知識がない中で見ていただけに次々と予期していなかった展開が繰り広げられる。まずはカイルが送り込まれる瞬間にジョンが襲われるところ。こんな展開だったんだって思っていたけど、その時点で初代とは違った展開になっていたみたいね。それにしてもみんなの期待を受けてタイムマシーンへと足を運び、みんなが見守る中、体が浮いて消えていくその様子は感慨深い。こうやってカイルは1984年に送り込まれたのかってね。
そしてウェイトレスのはずのサラ・コナーを求めて1984年の地に降り立ったカイルを待ち構えていたのはT1000型液体金属のターミネーター。これは一体全体何が起きているのか。この辺りからたくさんの?カイルがタイムトラベルする瞬間に見たジェネシスがスカイネットと言う言葉も気になるところ。さらには若い姿のT800型ターミネーターが服を物色しようと三人組のがたいのいい輩のところに行く辺りは初代の雰囲気をそのまま残している感じ。しかしその直後に現れた年寄りシュワちゃん。またまた?と疑問が膨らむ。いきなりこの二人の戦いが始まる。そこに遠くから獲物を狙う様子の謎の戦士の姿。さすがにこの展開ならそれがサラ・コナーである事は読めたけど、なぜサラ・コナーとT800が一緒に行動をしているのか、さらにはT1000に襲われているカイルを救いに現れるのか。その時の警官が後になってそれなりの役割を果たす辺りも興味深い。
話はめまぐるしく展開していき、T1000の追撃を逃れたと思いきや、秘密の武器庫に現れ。ところが用意周到に準備を済ませていたサラはT1000を撃退。こんなにあっさりやっつけてしまっていいのかと思ってしまうくらい序盤で大きく話が進み。この先どうなるのかと思ったら、未来に行くって展開。その行き先は1997年の予定だったのだけど、ここで初めてカイルが送り込まれてきた意義みたいなのが見え隠れ。2017年が行くべき未来だという。どうやらこれまでの未来から変わってしまったのだとか。ジョンが襲われた事に起因しているのか。
サラを説得したカイルはサラとカイルの二人で2017年へ。何にでもつながるネットサービスジェネシスこそがスカイネットだと言う展開に次なるはそのジェネシスの親会社を潰しに行く二人。33年間気長に待っていたT800シュワちゃんターミネータとも合流して。とそこにまさかのジョンが現れるではないか。もう見ている方は何がなんだか。さらに後から合流したシュワちゃんがジョンを撃ってしまう。それで仲間割れの様相になるかと思いきやジョンはT3000と言うセルレベルのターミネーターに感染している事が発覚。そしてそれはまさにカイルが過去に送り込まれようとしていた時に起きたと言う。いやぁ奥深い。
全貌が見えて、だいぶ安心して見ていられるようになったけどそこまでの過去とのつながりなどに都度都度こみ上げる感動というか、深い思いがあった。最後のスカイネットを破壊する時のジョンとの対決シーンは目まぐるしく。シュワちゃんはやられてしまったのかと思ったらアップグレードして復活するし。戦いが終わって、幼い頃のカイルにあって助言をしたりと。複雑に絡み合った時間軸と人間関係とに見終わって、かなり満足だった。
久々に推薦できる作品だったと思う。ターミネーター3辺りはただの破壊場面が激しい内容のない作品だった印象だけど、4の未来の戦いと5のこの全く新しい展開とでターミネーターは持ち直してきているように思った。
鑑賞日:2015年7月10日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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