こんにちは、Dancing Shigekoです!
蒸し暑い日が続きます。汗が吹き出してきます。
さて、今回は映画『ゴジラvsコング』を紹介します!
[基本情報]
監督:アダム・ウィンガーど
脚本:エリック・ピアソン / マックス・ボレンスター
制作会社:ワーナー・ブラザーズ / レジェンダリー・ピクチャーズ
配給:東宝 / ワーナー・ブラザーズ
制作年:2021年
上映時間:113分
[登場人物]
ネイサン:アレクサンダー・スカルスガルド
コングを地中に移送する指揮を執る。
船が転覆してコングが鎖から脱出できずにいたところを鎖解除したり、瀕死のコングに
心臓への電気ショックを与えるために小型移動機を自爆させに行くなど、コングのために
頑張る場面が印象的な存在。
マディソン:ミリー・ボビー・ブラウン
ゴジラが人を襲った理由を独自で調べていく。そこで見たものはメカゴジラだった。
危険を顧みずに引き込まれていく冒険心が、事実を発見するために必要なことなのだと
感じさせる存在。
ジア:カイリー・ホットル
コングと意思疎通が図れる少女。話すことができず、手話でコミュニケーションをと
る。
ネイサンがジアに手話で話しかけたときの場面が印象的。ネイサンはジアは勇敢と伝え
たかったのに、手話では臆病としていたのが面白い。
[内容]
APEXに勤めていた技術者バーニーはAPEXの闇を暴こうと情報を引き出そうとしていた。その時、ゴジラが突如研究施設を襲ってきた。壊滅状態になった施設でバーニーは謎の物体を見つけていた。
人を襲わないはずのゴジラが施設を攻撃した理由があるはずと、マディソンは原因を調べ始める。やがてバーニーと知り合って、APEXの施設に潜り込んでいた。香港の施設にたどり着いた彼女は原因を見つけていた。
一方、人工の施設ではコングが窮屈として地下空洞に移送する計画が立てられていた。ネイサンは、元同僚のアイリーンを説得して、南極にある地下空洞への入口が施設へコングを連れていく指揮を執る。
海上を通ってコングを移送しているときにゴジラが襲ってくる。コングとゴジラの海上での戦いが始まる。
[感想]
強いのはどっちか?最後に生き残るのはどっちか?この興味に答えを出してくれる作品。
・1回目の対決は海上
古代より因縁の関係にあるとされるコングとゴジラ。コングの気配を感じて、現れるゴジラ。毎回思うことではあるけれど、ゴジラは水中を普通に移動できるのがすごい。両生類なのだろうか。水中を移動できるゴジラが海上移送中かつ鎖で拘束されているコングに襲いかかる。どう見ても、ゴジラ優勢の場所での戦い。そんな状況下でもコングが善戦するところがこの1回目の対決。戦艦を足場にして移動していくコングの躍動感が見応え十分。ゴジラの尻尾に巻かれて長時間、海中に引きずり込まれた後のコングが、再び甲板に戻ってきたときに、飲み込んだ水を吐き出していた場面が印象的だった。コングは哺乳類であり、危なく窒息するところだったのだと感じた。
1回目の対決はコングが圧倒的不利な環境でネイサンの奇策のおかげで助かった構図。不利でも挑んで行くコングの姿が印象に残った。
・主役はコング
映画のタイトルはゴジラvsコングとなっているものの、全体を通じて印象に残るのはコング。
最初の場面では、朝を迎えていつもの行動を始めようとしているコング。お尻をかきながら歩く姿を披露。ちょっとした愛嬌がある行動で身近さを感じさせる。
さらにはコングと意思疎通を図ることができるジアの存在がコングを人間側の立ち位置である印象を与える。手話で話しかけるジアに対して、コングが応える。劇中何度かこういったやりとりがあるのだけど、コングの応じ方もジアの接し方も心が通じてる様子を見ていると、コングに頑張ってほしいって気持ちが湧いてきた。
地中に降り立ったコングが目的に向かってのびのびと走っていく姿、そして玉座に座って故郷に戻ってきたって感じの様子などを見ていたら、コングが主役なのだと確信。実際のところはどちらに重きを置いていたのだろうか。
・2回目の対決は香港
そして地中でコングが斧を床に埋め込んだことでエネルギーが放出されると、ゴジラが地上からビームを発射。地中にまでビームが到達してしまったのは衝撃。いくらなんでも破壊力高すぎないだろうかと感じずにはいられなかった。あんなビームを受けたらひとたまりもない。そんな危険性を十分に感じさせておいてからの、コング対ゴジラの第二ラウンド。香港の市街もめちゃくちゃにしていく。そのあたりの住民はみんな無事なのかと、余計な心配をしてしまう。
海上では散々だったコングも地上では大暴れ。ゴジラの尻尾を掴んで投げ飛ばし、比較的優勢。ネイサンも今回はコングの勝ちだなと言っていたほど。ところがその後のゴジラの挽回が半端なかった。とにかくビーム。そしてコングも瀕死になってしまう。
こうしてどちらが強いのかと考えると、ゴジラの方が強かったと言わざるを得ない。しかしコングには護りたい人がいると言うのが明確に出ていて、応援したくなる。
最終的にはメカゴジラの出現でゴジラとコングが協力し合い、お互いが力を認め合って終わっていく展開。どちらにも白黒つけたくなかったと言う制作者の意思が見え隠れする終わり方だった。
コングとゴジラの前に、人間の存在感が薄い。そんな中、唯一存在感があったジア。人間の中心人物はジアだったのかなと思わせる作品でした。
鑑賞日:2021年7月2日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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