映画『グレート・ウォール』鮮やかな禁軍
- Dancing Shigeko
- 2020年11月23日
- 読了時間: 3分
更新日:1月29日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
Go To トラベルで札幌が対象外になる動きがありますね。これが適用されると果たしてどうなるのでしょうか。既に予約をしている人とかはどうするのがよいのでしょう。まだ、国の方針が分からないですね。
さて、今日は映画『グレート・ウォール』を紹介します!
[内容]
交易商のウィリアムは仲間のトバールらと火薬を求めて旅をしていた。度重なる山賊からの攻撃を逃れたどり着いた先は万里の長城だった。そこの禁軍に捕まる。禁軍は饕餮との戦いに備えていた。六十年に一度襲ってくるという饕餮。ウィリアムはその一頭を倒したということで生かされる。リン隊長はウィリアムが何のために戦うのかを聞いて、自分とは生きる世界が違うと言う。しかしウィリアムはそこで拘束されているうちに饕餮を討伐することに協力する。トバールは火薬を持って逃げる。饕餮は壁への攻撃をしていると見せ、実は壁の下に穴を掘って都の方を目指していた。リンは軍を率いて都を目指す。そしてウィリアムも後を追って行く。饕餮の女王を倒すために。
[感想]
マット・デイモンが主演の映画の割にはややマイナーな印象を受ける作品。
内容はシンプルだけれど、案外しっかりしている。リン隊長との恋愛模様になるのかとと思いきや、そこは硬派に終わっていく。それでいて敵を倒すという明確な目標があって、そこに向けて敵の弱点の研究して、磁石に弱いって事が分かる。そこにたどり着くのも、ウィリアムが最初に饕餮を倒した後に、この磁石はどうするかってなった時にコンパスを作るのに持っていくと言うところがきっかけになっていて、自然な流れに感じた。きちんと映画の中で出てきた要素がきっちり活かされている。トバールを最後きちんと連れて逃げていくところも良かった。
禁軍の構成も鮮やかだった。それぞれの役割で鎧の色が決まっていて黒は歩兵、赤は弓、そして青は女性ばかりの鶴兵と呼ばれる槍を持って壁から下にバンジージャンプで攻撃をすると言う隊。饕餮の大量さにびっくりするし、さらに驚くのは女王と呼ばれる饕餮を守っている奴らは甲冑のような体をしていて弓を弾き飛ばしていたりと。地味に強く、賢い。鶴兵が殺られて次々と括っていた輪っかだけが戻ってくる場面は非情だなぁって思った。表情一つ変えずに戦うのだから恐ろしい軍だよね。将軍がやられ、リン隊長が指揮を取るようになるなど現場での被害はかなり大きい。
そしてウィリアム・デフォー演じるバレットだったかは極悪人。ウィリアムらを利用して一人逃れようとするのだけれど山賊に捕まり、山賊が火薬の扱いを知らずに爆死すると言うこれまた彼らしい役回りにも見えるから何とも不思議である。
ウィリアムが圧倒的な強さなのは欧米の兵士の方が優れていると表現したかったのか。その部分は実際のところどうなのだろうか。中国語で語られているのを見ると言語は知っているに越したことはないって思ってしまう。感想色々の作品でした。
鑑賞日:17年6月20日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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