こんにちは、Dancing Shigekoです!
食品ロスを減らすために消費期限が迫っているものを販売する自販機を導入する動きが出ています。廃棄される予定だったものを安く買えるというのは興味深い工夫ですね。
さて、今回は映画『エンド・オブ・カリフォルニア』を紹介します!
[基本情報]
監督:H.M.コークリー
製作:デビッド・マイケル・ラット
配給:アシュラム
製作年:2019年
上映時間: 88分
[登場人物]
ジャン・ワーナー:ジョセフ・マイケル・ハリス
地質学者。カリフォルニアで起きた巨大地震を阻止するために動き出す。
デボラ・フランクリン:クリスティー・ニコラス
地質学者で、ジャンの元妻。自らが研究開発した地震砲を軍に横取りされたことを根に持っている。
クリステーン:リズ・フェニング
ジャンの部下。巨大地震を止めるために一緒に行動をする。
イングリッド: サラ・J・バーソロミュー
ジャンの娘で軍人。ロサンゼルスに救助活動に向かうが、他の救助隊は既に活動を終え、取り残される。ビルに取り残された女性救出に一人で向かう。
ドリュー: グレン・レナード
ジャンの部下。巨大地震を止めるために一緒に行動をするが、途中、発生した地震でできた地割れに落ちてしまう。
ロックナー大佐: グレン・バーグレー
国防総省から地震砲を運んできた軍人。何度かジャンらと衝突するが理解を示す。
ジャイ軍曹: シャーリット・ダエ
国防総省から地震砲を運んできた軍人でロックナーの部下。
[内容]
巨大地震がカリフォルニアを襲った。ロサンゼルスは既に壊滅的な状況で市民は全員避難していた。
ジャンがいるバークリーでも地震が続く。このままいくと巨大地震がカリフォルニアを真っ二つに分断する恐れがあると言うことで阻止するために、地震砲を震央に打ち込む計画を立てる。これを成功させるために、元妻 デボラに助けを求める。ワシントンから駆けつけてきたデボラと合流して、国防総省から地震砲を運んできたロックナー大佐、ジャイ軍曹らと合流。目的地はホリスター。
ホリスターについて地震砲を使う。そこでの巨大地震の発生は防いだが場所が変わっただけだと言う。更なる作戦でマグマに爆弾を打ち込んで巨大地震の発生阻止を目指す。
[感想]
迫りくる巨大地震を阻止するために、自然の脅威に立ち向かう作品。
・映像の質は、これぞB級映画
イングリッドが入っていった建物、女性を救出しようとしている最中に倒壊が始まる。その時の映像のCG感や、ジャンらがホリスターに向かおうと建物を出た直後に起きた地震で彼らの建物が部分的に崩れていく場面など、建物が崩れていく途中の映像はことごとくCG感満載。
地震で地割れが発生して、その地割れが伸びていく場面があったのだけれど、その時には随分と浅い地割れが発生するものなのだと感じる不思議さがあった。
ただ地震に関しては揺れている感じがよく出ていた。どういった撮影手法を使っていたのだろうと考えが巡る。
・巨大地震を止めるために有識者がもっともらしい手段を駆使する
内容は実にシンプル。地震が起きた!このままだと危ない!自分たちで止めないと!そうだ、あの装置を使ったら止められるかも知れない。それを使うためには助けが必要だ。
いざ作戦決行!しかしうまくいかない。なぜ?どうしよう?そして次なる手段を思い浮かぶ。次の作戦実行で解決。
という実にシンプルな展開。非常にわかりやすく、そこに捻りがあるというわけではない。
適宜、地震が発生して、その被害を受ける人が出ていくという流れ。登場人物がやられてしまう。誰がどういう展開で命を落とすのか、あとはメインの話の横で起きているサイドストーリーの見せ方あたりで工夫を出していくような作品。そのサイドストーリーとはジャンの娘がハラハラドキドキの環境下で女性を救出しているというもの。ここもどこか緊迫感というか、ハラハラ感に欠ける。ジャンの娘ということで、まず彼女が死ぬことはないだろうと思って見れてしまうことが緊張感を薄める。さらに救いに行った女性が最後助からないなんて展開になったら、ちょっと無茶感が出てしまうため、想像通りに無事彼女を助けられるという展開。
・見終わった後に残ったもの
B級映画だったと感じずにはいられない。それでも、娘を助けに行っているはずのジャンが、自らの命を犠牲にしてでも地震を止めようと行動する。そしていざ爆弾とともに散るのかと思いきや、イングリットに助けられるという流れ。ここは唯一、予想外の展開だったと言える。
映像や内容、さらには配役も含め、どこか注目ポイントに欠ける内容だったと感じてしまう作品。最初の数分を見れば、これがB級作品であることは安易に想像もつくところ。最後まで見て感じたのが期待を裏切らないB級映画ってというところが、ある意味期待通りだった。
巨大地震が来ると分かっていて止めることができるなら、どれだけ日本で重宝されるか。実際にこういった研究をしている人がいるのだろうと思えた作品でもあった。
鑑賞日:2021年6月19日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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