こんにちは、Dancing Shigekoです!
花粉が飛び始めたのでしょうか。目の痒い日々が始まりました。
さて、今日は映画『エリジウム』を紹介します!
ランク:A級 (ランクの定義はこちら)
[登場人物]
マックス:マット・デイモン
地球に住む貧困層。必死にお金を貯めて、エリジウムに行くことを考えているが、アーマダイン社での仕事で照射量最大のチャンバーの中に残されて、余命5日間と言い渡される。
ジェシカ・デラコート:ジョディ・フォスター
エリジウムの防衛庁長官。エリジウムに不法侵入を試みる宇宙船には容赦無く破壊を命じる。今のエリジウムのあり方に疑問を抱いている。
クルーガー:シャールト・コプリー
地球に待機する防衛庁の工作員。ジェシカの指示に忠実に従っていたが、ある一件が原因で解雇される。
フレイ:アリシー・ブラガ
マックスの幼なじみで看護師。娘の病気を治すためにエリジウムに連れて行きたいと願っている。
スパイダー:ヴァグネル・モーラ
地球人をエリジウムに密入国させる組織のリーダー。マックスがなんでもやると言ったことから一つ仕事を依頼する。それができたら、マックスをエリジウムへ送る約束をする。
フリオ:ディエゴ・ルナ
マックスの仲間であり、スパイダーの居場所を知る男。体調不良のマックスを心底気にかけ、可能な限りの支援をする。
ジョン・カーライル:ウィリアム・フィクナー
エリジウムの設計者で、地球でアーマダイン社を仕事を管理している。デラコート長官の陰謀に協力するために準備をしていたが、マックスの襲撃に遭う。
[基本情報]
監督:ニール・プロムカンプ
制作年:2013年
配給:トライスター・ピクチャーズ
時間:109分
[内容]
超富裕層のみが住むエリジウム。そこにマックスは行くことを目標に日々お金を蓄えていた。
しかし、仕事の時にチャンバーのドアが閉まらず、障害物を除去しに中へ入るとそのまま閉じ込められてしまい、放射線を浴びてしまう。余命5日間と言われたマックスは、治療を受けるためにすぐにエリジウムへ行こうと考える。
そこでエリジウムに密入国するためにスパイダーに会いに行く。スパイダーは、チケットを渡す条件として、エリジウムの住民の頭脳のデータをコピーして持ってくることを命じる。そうすることで、彼らがエリジウムのIDを手に入れ、不自由なく生活ができるようになるからという。マックスは、カーライルの頭脳をコピーしてくると宣言。
その頃、カーライルはデラコート長官から提案のあったクーデターのための情報を脳内に保存しているところだった。そしてエリジウムへ向かおうとしているところをマックスの襲撃を受ける。マックスは一緒に作戦についていた仲間を殺られながらもカーライルの頭脳のデータをコピーすることに成功する。クルーガーの攻撃を交わしながらスパイダーのところに到着すると、そのデータは全人類をエリジウムの市民にすることができると言う。
マックスはそれを聞いて一つの計画を練る。データをデラコート長官に渡す代わりに治療を受けさせてもらおうと交渉する。しかし、交渉は決裂。マックスはスパイダーにお願いして、全市民にエリジウムの市民権を付与させるのだった。
[感想]
格差社会を描く作品。
地球に残っている貧困層の人たちは、単なるコマとしか考えられていないと思わせる扱い。死の危険があっても気にしないエリジウムの住人。その結果、マックスは放射能を被曝する。人は権力を持つと、こんな感じで労働者を人と見なくなるものなのか。そんな疑問が芽生える。
そう言った逆境に打ち勝とうと立ち向かうというのが、主たる部分。
マックスを演じるマット・デイモン。いろんな映画に出演しているけれど、毎回その映画の世界の人物を演じきってくれているって感じる。今回は貧困の世界から這い上がって、生き残るために何でもする力強さを感じる。それでいて、放射能を致死量被曝している感じもよく出ていた。
そして印象的だったのは、エリジウムにある治療用ポッド。どんな病気も完治させてしまう。それを使ってフレイは娘の白血病を治そうとする。ところがエリジウムの市民権を持たない娘は、治療ポッドに入れられても、治療を受けさせてもらうことができない。こんな細工がなされていることが、いかにも富裕層の人たちの考え方って感じ。
もっと争わずに物事が解決していったら良いのにと、強く願ってしまう。
最後までたどり着くのに払った犠牲があまりにも多かったと思う作品でした。
鑑賞日:21年2月21日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また明日!
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