Dancing Shigeko
映画『いま、会いにゆきます』映像で見るもよし
更新日:2月22日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
最近、小説で読んだ作品を映画でも見るというのがプチブームです。
そこで、今日は映画『いま、会いにゆきます』を紹介します!
ランク:S級 (ランクの定義はこちら)
[登場人物]
秋穂澪:竹内結子
雨の季節に戻ってくる。記憶を失っていて、最初は戸惑いながらの生活を送って行く。
秋穂巧:中村獅童
澪の夫。何事も人と比べて不器用。澪が28歳で亡くなってから佑司と2人で生活。
秋穂佑司:武井証
澪と巧の子供。6歳。
高校生の巧:浅利陽介
陸上に専念する高校生。
高校生の澪:大塚ちひろ
学級委員長の権力を駆使して秋穂巧の隣の席を確保する。
永瀬みどり:市川実日子
秋穂巧の同僚。巧の身嗜みや仕事のことを気にかけてくれている。
国内ドラマ"この恋あたためますか"、とは大違いのゆったりした感じの性格に見えた。
佑司の小学校の先生:YOU
佑司の突飛な発言にもいつも優しく受けいれてくれる。
野口医師:小日向文世
巧の担当医。澪が戻ってきたことを聞かされても、一定の理解を示す。
18歳の佑司:平岡裕太
巧と同じくらいの身長まで成長。家事をしっかりとこなしている。
[基本情報]
監督:土井裕泰
制作年:2004年
時間:1時間59分
原作:市川拓司『いま、会いにゆきます』
主題歌:ORANGE RANGE 「花」
[内容]
雨の季節に澪が戻ってきた。記憶を失っていた彼女を巧と佑司はしどろもどろに受け入れる。
そして3人の生活が始まる。澪は、記憶を失いながらも3人の生活に馴染もうと家のことをしながら、巧に出会いなどを聞いて行く。
そんな生活の中、澪は佑司が首にかけている鍵について質問する。タイムカプセルの鍵だと答える佑司。いつもの廃屋でタイムカプセルを探し出す。そこには巧が澪に送った手紙と、澪の日記が入っていた。
そのタイムカプセルを見つけて以来、澪は佑司に料理の仕方や洗濯物の干し方など家事を教え込んでいくようになる。
そして雨の季節が終わる。澪は再びアーカイブ星へと戻っていった。
残された巧は、澪の日記を見て、彼女の高校生の頃の思いを知るのだった。
[感想]
ネタバレポイントは省略。
原作との差異点に注目。
まずは18歳になった佑司が誕生日ケーキを受け取る部分。ここまで澪が準備していたと言う物語が描かれているのは大きな違い。佑司はかなり立派になっていたのが印象的。
年齢設定も原作と違うと思った。澪は20歳の時に事故に遭っていることになっていた。
そしてノンブル先生ではなく野口先生。手紙ではなく日記になっていて、その見つけ方も違うと言う流れ。
原作との設定が違うものの、それでいて大きな流れは一緒なのは安心材料。
何よりも純愛という感じの展開が見ていて、心温まる。戸惑いながらも少しずつ馴染んでいく澪。佑司のことを何度も可愛いって言うあたり、本当に可愛いと思っているのが滲み出ていた。巧との接し方も、本当に好きなのだなと言う感じが良かった。
そして日記という形で過去を振り返る。その時の高校生の澪と巧のそれぞれの動きが、実にもどかしさがあって、ドキドキ感が伝わってきた。
雨の季節の終わりと共に別れて行く澪。そうなることを知っていても別れというのは見ていて、悲しくなる部分がある。それでも、そのあとに再び心温められる展開が待っていて、見終わった後に、澪と巧、佑司の3人の生活が羨ましくて、美しいと感じる作品でした。
鑑賞日:21年2月7日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!