こんにちは、Dancing Shigekoです!
タイトルが気になってついつい見てしまった映画『Sex and the DEATH NOTE』を紹介します!
[基本情報]
監督:丘 大蔵
上映時間: 74分
[登場人物]
佐々木茉莉花: 有原あゆみ
[内容]
佐々木茉莉花は女性五人のユニットでダンスとアクションの練習に励んでいた。しかしメンバーからは無能と思われ、仲間外れにされいじめられていた。そんなある日、彼女の元に一冊の本が落ちてくる。日本最後の執事 黒髪幸四郎にそこに書かれた文字の意味を聞くと、それはラブノートだという説明を受ける。
早速、ダンスの指導者 岩尾の名前を書いてみると連絡が来て、会いにくるのだった。二人は交わり合い、愛を深めた。
後日、二人は外出の待ち合わせをしていた。佐々木に近づいていく岩尾は不幸にも落ちてきた建築部材の下敷きになり死亡する。悲しみに暮れる佐々木は今一度ラブノートを使ってみた。次に書き込んだ名前は元彼の加賀。すると、またしてもすぐに訪れてくるのだった。加賀から想いを聞かされ、加賀とヨリを戻した佐々木だったが、しばらくして加賀も亡くなる。
何が起きているのか気になっていたところ、パソコンに現れた画面が、理由を説明。
廃棄の仕方を聞いた佐々木は、新たな犠牲を出す前にノートを焼き払うのだった。
[感想]
愛するものが死ぬことで本当の愛に気づかせる力を持つラブノートを手に入れた佐々木茉莉花の物語。
・ラブノート=SEX+死
ラブノートに名前を書かれたものは、その持ち主のことを愛する。そう言う設定。しかし、その愛は長続きするわけではなく、関係を持った後には死亡する。なぜなら、愛するものの死を経験することで、その人への愛の深さを感じることができるから、と言う流れ。
デスノートの世界観を活かそうとして、死を設定したのだろうけれど、”ラブノート”と命名している時点で、そこまで要らなかったのではと思う。一方で、死があるからこそ、次の名前を書き込む流れが生まれるから、必要な設定だったのかとも思ってしまう。
もっとたくさんの人の名前を書き込む展開を少しばかり予想していただけに、二人に留まってくれたのは、ある意味、節度があってよかったように思う。それなりにストーリー性を保とうとした感じが見て取れた。
ところで、岩尾と玄関先でSEXしているように見えたのは、少し?って感じてしまった。せめて中に入ったらどうだろうかと。それとも玄関先っぽく見える室内だったのか。その部分は突っ込みたくなってしまった。
・どこか見栄えに欠ける登場人物たち
主人公の佐々木茉莉花や彼女をいじめるミナミ、恋人になった岩尾や加賀、どの俳優、女優も自分にとっては馴染みがなく、ここから次のステップを目指す人たちという印象。そのためか、どこか作り物っぽい展開に見えてしまう。不思議。
・限定的な行動範囲
低予算映画らしく、スタジオと佐々木茉莉花の自宅、あとは少しばかり外の景色という限定的な空間で行動。その中で佐々木茉莉花の自宅の広さには驚き。アイドルを目指す人というのは、それなりに経済的には余裕があるのか、と感じる。彼女にお金を求めに来る彼氏もいたし、そういうものなのかもしれない。そんな生活環境を見ると、普段何をして生活をしているのだろうって気になってしまう。一体、どうなのだろう。
タイトル通りの内容と感じる作品だった。
鑑賞日:2021年8月16日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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