こんにちは、Dancing Shigekoです!
過去の名作?も鑑賞。
今回は映画『栄光の彼方に』を紹介します!
[基本情報]
原題:All the Right Moves
監督:マイケル・チャップマン
脚本:マイケル・ケーン
製作:スティーヴン・ドイッチ
製作総指揮:ゲイリー・モートン
音楽:デヴィッド・キャンベル
撮影:ヤン・デ・ボン
配給:20世紀フォックス
上映時間:90分
[登場人物]
ステフ:トム・クルーズ
アンパイプ高校アメフトチームのブルドッグスのラインバック。大学で工学部を専攻したいと考えている。
リサ:リー・トンプソン
ステフの恋人。音楽を学びたいと思っている。
ニッカーソン:クレイグ・T・ネルソン
ブルドッグスのコーチ。カリフォルニア芸大へ栄転が決まっている。
[内容]
アンパイプ高校ブルドッグスのステフは強豪ウォルナット高校ナイツに勝利すれば、大学への奨学金付きのスカウトが来ると信じて、勝利を目指して頑張っていた。ステフは町を出て、工学部で学び、家族代々引き継がれてきた鉄鋼の仕事から、鉄を使ってものを作る仕事をしたいと考えていた。
試合の日に向けて練習に励みつつ、恋人のリサと過ごす時間も大切にしていた。
そして試合当日、残り12秒までリードしていたブルドッグスは最後のプレーでミスをしてナイツに逆転負け。その試合の内容でステフはコーチ ニッカーソンと口論になり退部させられるのだった。
[感想]
高校卒業を控えた青年がアメフトで自分の道を切り拓こうとする作品。
・町を出ていきたい
アンパイプ、実在はしないこの町。ペンシルベニア州の片田舎という設定。みんな口々に町を出ていきたいと言っている。ステフもリサもニッカーソンも、この町から出ていくことを目指して頑張っている。アメフト部のメンバーは大学からスカウトをされて、出て行くんだという将来を描いている。
西バージニアや南カリフォルニアの大学に行くことが決まった仲間たちを羨ましがっている。
ステフも、スカウトが来た時点で即決したらよかっただろうに。大学を見に来てくれないか?と打診されたのに、無礼な態度であしらうから、タイミングを逃すのだと思ってしまう。
アメリカの田舎に住む人たちは、町を出ていきたいという強い思いを持って生活をしている。それだけの気持ちがあったら、自然と努力するものなのかも。
・新しい道を作りたい
印象的だったのはステフが、自分は家族みたいに代々受け継がれてきた鉄鋼工場で働くのではなく、その鉄鋼を使ってものづくりをしたいという夢を持っていること。高校3年生の彼。自分の夢を実現させるために、設計図を書く練習をしている。まだCADが充実していない時代、手書きで図面を描き、それを作ることをイメージしている。
高3でこれだけ明確にやりたいことを持っていたら、だいぶ取り組むべきことがはっきりして、自ら道を切り拓いていくチャンスも多そうと感じる。
自分は何を考えていたかな?そのためにどんなことをしていただろうか。
・若さゆえ
まだ高3の彼ら。ほとんどのアメフト部員に恋人がいる。その中には、妊娠させてしまったと言って、絶望的という表情を見せている生徒もいる。これからというタイミングなのに、子供ができたために、大学も諦め、彼女と暮らすことを考えている。若さゆえ、欲求には勝てなかったパターン。
ステフもリサと車の中でセックスをしようとしている。しかしそこはリサが嫌がる。初めてを車の中でしたくないというのが理由。その後、別の時にステフの部屋で関係を持つのだけれど、高校生、考えることはそれだけなのか?
若さだと感じる反面、もっとやるべきことがあるだろうにと思ってしまう。のは、大人の感覚か。自分も高校生の時には同じような感じだったのかも。
アメリカの地方の事情を感じる作品だった。
鑑賞日:2024年2月12日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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