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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『本能寺ホテル』タイムスリップで信長と対面?!

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 敵はどこに?


 今回は映画『本能寺ホテル』を紹介します!


[基本情報]

 監督:鈴木雅之

 脚本:相沢友子

 製作:小川晋一

    市川南

    堀義貴

 音楽:佐藤直紀

 撮影:江原祥二

 編集:田口拓也

 制作会社:FILM

 製作会社:フジテレビジョン

      東宝

      ホリプロ

 配給:東宝

 上映時間:119分


[登場人物]

倉本繭子:綾瀬はるか

 本作品の主人公。彼氏の親の金婚式パーティに参加するために京都へ来る。

織田信長:堤真一

 戦国武将。天下統一を目指す。

森蘭丸:濱田岳

 信長の家臣。

吉岡恭一:平山浩行

 倉本の恋人。

本能寺ホテル支配人:風間杜夫

 一人でホテルのフロントを受け持っている。

明智光秀:髙嶋政宏

 敵は本能寺にあり、と言って隊を本能寺に仕向ける。


[内容]

 倉本繭子は京都に来ていた。予約していたホテルは一ヶ月先の予約だったことが発覚し、急遽別のホテルに泊まることになる。見つけたホテルは本能寺ホテル。

 運良く空きがあったため、本能寺ホテルに宿泊する。

 ところがエレベーターで客室へ行こうとすると、何故か見ず知らずのところに出る。そこは戦国時代の本能寺だった。

[感想]

 主人公がタイムスリップして織田信長と会う作品。

・もし過去に行ったなら

 エレベーターに乗って降りたら、そこは戦国時代の本能寺だった。こんな出来事をもし体験することができたら、自分はどうするだろうか。まず、その状況をすぐに理解できるだろうか。実際の過去は、今、ドラマや映画などで描かれている世界とどのくらい近い見た目だったのだろうか。

 過去の人たちが、あまりにも違う服装の人を見たらどんな反応をするか。この作品のように敵とみなすだろうか。行く時代によるのか。突然いなくなる方が現れることよりも戸惑うだろう。一体何が起きたのか、それを理解することは相当難しいと思う。

 どんな感じなのだろう。体験することができない、想像の域から抜け出すことができない世界なのが残念。

 

・やりたいことと問われて

 繭子は吉岡の友人に同じように聞かれてないと答えている。吉岡の父にもやりたいことはないのかと問われてないと答えている。吉岡の父は、何歳からでもやりたいことが見つかったら始めたらいい、と声がけしている。

 このやりたいことがない、という気持ち。ちょっとばかり分かる気がする。自分も正直なところ、今やっていることに対しての良し悪しは考えつくことができても、自分自身がやりたいこと、と考えたら、すぐには出てこない。

 果たして、どうなのだろうか。

 

・信長の人物像はどんなだったか?

 本作品に登場する信長。

 繭子に天下泰平を目指していると説明する。それに対して繭子が町人は笑顔でも、ここにいる家臣たちは笑っていない、と指摘する。そんな否定的なことを言われたら、怒っても良さそうな気がするけれど、信長はその言葉を受け止めている。

 結果的に繭子から明智光秀による謀反があることを知っても逃げることはせず、受け入れる覚悟ができている。命よりも価値のあるものを見つけたのだと思います、と支配人はいう。

 実際の信長はどんな人物だったのか。できない、ではなくやろうとしていないだけ。誰もやらなかっただけ。と言って天下統一を目指す。ただただ自分の信じる世界にしたいために。

 信長の人物像は、今、何か思っていても行動に移せていない人たちへのメッセージに感じられた。


 信長について学んでみようと思う作品だった。


 鑑賞日:2024年9月28日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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