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映画『手紙』避けては通れない道

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 原作を読み終わってから半年。映像で見てみる。


 今回は映画『手紙』を紹介します!


[基本情報]

 原作:東野圭吾『手紙

 企画:永江信昭、熱田俊治

 プロデューサ:朴木浩美、橋口一成

 ラインプロデューサ:新津岳人

 主題歌:高橋瞳『コ・モ・レ・ビ』

     小田和正『言葉にできない』

     若山かずさ『縁切寺』


[登場人物]

武島直貴:山田孝之

 本作品の主人公。殺人犯の兄が服役中て、兄の事で世間から差別を受ける。

武島剛志:玉山鉄二

 直貴の兄。無期懲役で千葉刑務所に服役中。

白石由実子:沢尻エリカ

 直貴が働いていた工場の食堂で働いていた女性。直貴に声をかけてくる。

 てっきり上戸彩だと思ってしまった。

中条朝美:吹石一恵

 合コンで直貴と会う。漫才コンビ テラタケのファンで直貴に惚れる。

寺島祐輔:尾上寛之

 直貴と漫才の練習を続ける。ある時、テレビ番組のプロデューサーの目に留まり、プロデビューする。


[内容]

 直貴は兄の存在を隠して職場を転々としていた。その傍ら、中学からの親友 寺島と漫才の練習をしては、お店で披露していた。

 兄から月一回届く手紙に最初のうちは直貴も励ます目的で手紙を返していたが、その手紙が原因で恋人の朝美との関係が終わったのを機に返事をしなくなっていく。そんな直貴をいつも見守っている女性 由実子が直貴の支えになっていくのだった…

[感想]

 殺人犯の兄を持つ男性の生活を描く作品。

・殺人犯の弟と言うレッテル

 直貴が兄が殺人犯ということで差別に遭う。その事実を知られたら会社をクビにされたり、アパートに落書きされて追い出されたりしている。その行動は殺人犯の弟は殺人犯、という訳ではないのだけれど、危険なものは遠ざけたい、自己防衛反応みたいなものだと、劇中話をしていたのは、家電店の会長 平野。

 小説を読んだ時にも思ったことだけれど、自分の周りに殺人犯の親族がいたらどう思うだろうか。自分は由実子派のような、そもそも相手の素性に興味を示さない派のような気もする。実際は、どうなのだろうか。知ったら、不気味と感じてしまうものなのだろうか。


・罪の償い方

 直貴にひたすら手紙を送り続ける剛志。彼は殺してしまった女性の家庭にもずっと手紙を送り続けていた。謝罪することが、罪滅しだと考えていたから。それをずっと繰り返し続けていた。

 しかし、実は自分の存在を常に思い出させることは罪を償っているのではなく、自己満足だったのだろうと思わせる展開。

 本当に罪を償いたかったら、本当は身を引いて、じっと孤独に立ち向かうことなのかもしれない。

 家族とも連絡を取らず一人で刑務所にいることこそが最大の罪の償い方なのかもと思った。

・いかに向き合うか

 一方、直貴も、家族に殺人犯がいるだけで差別に遭う。であるならば、その事実を受け入れて、隠すのではなく、その事実をオープンにして、それでも離れていかないような人たちを大切にするのが良いのか。

 正々堂々と生活を送って、誠心誠意物事に取り組んでいくことが、唯一、できることなのかも。非常に考えさせられてしまう。もし、自分の身に同じようなことがあったら。どうするのだろうか。


・原作との違い

 直貴が寺島と知り合って音楽の世界に入っていく。原作はそういう流れだったように思う。映画版では、漫才を練習しているという構図。音楽よりも分かりやすいからか。いくつか披露されていたネタはそれなりに笑いも取れそうな感じだったから、設定としては良かったのかな。

 直貴の素性に気づいて嫌がらせをする人たち、というのは少なかったように思う。だいぶ割愛していたり、設定は変わっていたように思うけれど、一つの作品として上手にまとめられていたように思う。


 殺人とは、当事者、被害者、関係者、皆を不幸にするものだ、というのが伝えたかったことなのか、苦しい思いが残る作品だった。


 鑑賞日:2023年10月28日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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