映画『宇宙兄弟#0』今を全力で!
- Dancing Shigeko
- 2023年11月6日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年7月10日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
先日、99話まで見終わって、エピソード0に遡ってみる。
今回は映画『宇宙兄弟#0』を紹介します!
[基本情報]
原作・脚本:小山宙哉
監督:渡辺歩
副監督:江崎慎平
製作:小石川伸哉、植田益朗、鈴木伸育、福田太一、北川直樹、夏目公一朗、石川豊、佐渡島庸平、中山良夫、柴垣邦夫、大田憲男、五十嵐広美、菊地秀逸、桜田和之、望月公正、宮田謙一
アニメーションプロデューサー:外崎真
特別協力:大塚製薬、花王
企画協力:講談社、コルク
協力:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
広報協力:文部科学省
アニメーション制作:A-1 Pictures
配給:ワーナー・ブラザーズ映画
製作:宇宙兄弟CES2014(讀賣テレビ放送、A-1 Pictures、講談社、ワーナー・ブラザース映画、ソニー・ミュージックエンタテインメント、アニプレックス、電通、コルク、日本テレビ放送網、中京テレビ放送、福岡放送、札幌テレビ放送、宮城テレビ放送、静岡第一テレビ、広島テレビ放送、朝日新聞社)
主題歌:奥田民生『早口カレー』、ABEDON『Feel So Moon』
上映時間:90分
[登場人物]
南波六太:平田広明
ミラクルカーの企画開発室で勤めていたが、左遷されて片田舎の梅茶下支店に異動になる。
南波日々人:KENN
ブライアン・Jのバックアップクルーとして新人ながらも訓練を受ける。
[内容]
南波六太は自動車会社の企画部門で突飛なアイデアばかり提案するとされ、左遷される。片田舎の営業所で覇気のない同僚に萎えそうになりながら、やりがいを探していた。地域のおじさんの要望を聞いて、信頼を得始めていた。やがてイケテルカーコンテストの存在を知り、トロフィー目指して頑張りだす。
南波日々人は宇宙飛行士一年目に、ブライアン・JのCES43バックアップクルーに選ばれて、一緒に訓練を受けることになる。ブライアンは予定通りに月へと飛び立って行った。しかし、帰任船オリオンのパラシュートが開かず、帰らぬ人となってしまう。ショックを受けた日々人は道を見失いかけていたが、温かく応援してくれる家族に触れ、ブライアンにしっかりとお礼と別れを告げて前に進み始めるのだった。
[感想]
南波六太、日々人がそれぞれの道で奮闘する作品。
・左遷されても腐らない六太
六太が新商品の企画を提案している。あまりにも先取りしすぎた提案が、受け入れてもらえず、むしろ成果を出していない人として左遷させられる。六太のその提案は本当にそのタイミングでやる内容ではなかったのか。新しいものを拒む、役員らしい反応ということか。これはどの業界でも一緒なのかもしれない。
それはさておき、片田舎の営業所に異動になった六太。そこの社員のやる気のなさに愕然としながらも六太なりにできることがないかと行動を起こす。車の修理をして欲しいと、乗り物を持ってこないで営業所に来た客を所長が冷たく追い払おうとしていたのを見て、六太は様子を見に行ってくるという。
そこで待っていたのは故障した車ではなく、トラクター。自分の専門外で、対応できないと一度は断ろうとするのだけれど、困っている客の様子を見て、なんとかしようと行動をする。自分の専門外かもしれない、という不安がある中でもトラクターの修理に挑戦しようとする姿勢。
さらには日々人にいいところを見せようとイカスカーコンテストにも挑戦しようとする姿勢。何事も行動を起こさないと始まらない、を体現するタイプなのだと知る。こういった姿勢は是非とも参考にしたいと思った。
・ブライアンのバックアップに選ばれる日々人
日々人はブライアンに気に入られる。そのきっかけが腕相撲での勝負だったのか、兄がいるという理由なのか、一緒に月に行こうと幼い頃に約束したというエピソードに興味を持ったのか。そしてブライアンが提案したのか、バックアップクルーに日々人が任命される。
ブライアンがNASAの中でかなり信頼されている存在なのだと分かる。実際に、月面に到着して酸素給油のローバー設置などをした後に、時間ができたから休憩していいか、と管制塔に相談すると許可が下りるような扱い。信頼されているのだと感じる。カリスマ的な存在というのを日々人も感じて、ブライアンのような宇宙飛行士を目指すと六太にも話している。
尊敬できる先輩がいるというのは、実にいいことだと思う。多くを学ぼうと思うようになれる、といった感じなのがいい。
・死を受け入れてこそ
ペットを飼ったことがあるか、ブライアンが日々人に聞く。ハムスターを飼っていたと言う。三年くらいで死んでしまった時にいつもはお茶らけている父と母が喪服を着て、しっかりお礼とお別れをしなさいと言う。
その話を聞いたブライアンはいい親じゃねぇかと感想を口にしている。一緒に手紙を一通渡して日々人が持っていた本に挟んでおいてくれと頼む。これが遺書なのだろうと言うことは想像がつく。
その内容がNASAのメンバーに向けて読まれる日が残念ながらやってきてしまうのだけれど、自分の死を意味のあるものにするために勇気を持って前に進んで欲しいと言い残している。
将来、自分が死んだ時のために、遺書を残す。それは今からでも始めておくべきことなのだろうって思う。宇宙飛行士だから、とかそう言うことにとらわれる必要はないのだろうなって思った。
アニメ版宇宙兄弟につながっていくエピソードが楽しめる作品だった。
鑑賞日:2023年11月5日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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