映画『劇場版 名探偵コナン 黒金の魚影』灰原を守れ!
- Dancing Shigeko
- 2023年4月16日
- 読了時間: 4分
更新日:4月16日

こんにちは、Dancing Shigekoです!
つい劇場に足を運びたくなる魅力がある。
今回は映画『劇場版 名探偵コナン 黒金の魚影』を紹介します!
[基本情報]
原作:青山剛昌『名探偵コナン』(小学館『週刊少年サンデー』連載中)
監督:立川譲
脚本:櫻井武晴
音楽:菅野祐悟
主題歌:スピッツ『美しい鰭』
製作:小学館/読売テレビ/日本テレビ/ShoPro/東宝/トムス・エンタテイメント
配給:東宝
上映時間:109分
[登場人物]
江戸川コナン:高山みなみ
黒の組織に飲まされた薬で体が縮んでしまった。高校生探偵工藤新一。
相変わらずのアクションシーンという感じでもあるけれど、水中を普通に泳いでいるところは特に圧巻。
灰原哀:林原めぐみ
黒の組織で働いていた。コナン同様体が縮んで、今は阿笠博士のところに住んでいる。
すました感じの様子から少しずつ態度に変化があるように感じる。女の子らしくなった?
毛利蘭:山崎和佳奈
コナンの幼馴染。
今回は黒の組織のメンバーに果敢に空手で挑んでいく。その格闘場面は結構見応えあった。
直美・アルジェント:種崎敦美
「パシフィック・ブイ」のエンジニア。老若判定の技術を開発した。
なぜ灰原とシェリーの画像を持っていたのか。その理由が語られる場面が印象的。
[内容]
コナンたちは八丈島にホエールウォッチングに出かけていった。その時期は偶然にも八丈島近海にインターポールがグローバルの防犯カメラ映像を一元管理する「パシフィック・ブイ」がオープンする日だった。コナンはどさくさに紛れて、パシフィック・ブイに入っていく。
いろんな設備の紹介と、実際のシステムが稼働する瞬間を見届ける。その中心的なエンジニア直美が何者かに攫われていく。それが黒の組織の仕業と分かり、コナンは犯人探しを始める。そんな中、灰原もまた攫われてしまうのだった。
[感想]
灰原が目立つ展開の劇場版コナン。
<黒の組織に綻び>
・ピンガとジンの争い
今回、黒の組織のピンガが登場。フランクフルトのユーロポーロに侵入したところを目撃した職員が殺されるというところは話は始まり、パシフィック・ブイにもピンガが潜伏していると考えるコナンたち。
個性的な髪型のピンガ。しかし、あまり洗練された感じはない。灰原をさらって逃げていこうとしている時に、蘭の追撃に遭い、格闘になる。どちらかというと、蘭に押されている。それが蘭の実力が上だからなのか、ピンガが弱いのか。
そんなやや冴えない感じのピンガ。ジンを蹴落として、上に行こうとしている気配がある。これまでの黒の組織のメンバーとはちょっと違う。コナンの実力を知って有効的になる組織のメンバーと違って、ピンガは最後まで微妙な存在感だった。
・作戦決行のために
黒の組織は老若判定を使いたいと思って、直美をさらう。なんとか老若判定を使って、過去のデータを操作しようとしているけれど、どうしてもうまくいかない。その理由が、組織に潜入している各国の諜報員による妨害行為がある。キールが灰原の手足を縛り付けるのを解きやすいようにしておいたり、降谷や赤井が情報を流していたりするので、だいぶ黒の組織が弱体化している感じがある。1番の裏切りっぽく見えるのはベルモット。なぜ彼女は灰原を助けようとしたのか。
どうもジンだけが黒の組織に忠誠を誓っていて、他の人たちが少しずつ黒の組織を潰そうとしているように感じる展開だった。
<過去につながる>
・直美と宮野志保
今回登場するエンジニアの一人、直美。彼女は灰原と宮野志保が同一人物だと特定している写真を持っている。それを見た黒の組織が、シェリーが生きていたと考えて灰原を捕まえに動く。
なぜ直美がそのような写真を持っていたのか。その理由が途中で明かされる。捕まってしまった灰原は、直美と同じ部屋に監禁される。灰原も直美をどこかで見かけたことがあるように感じている。そして直美が語る。
アメリカに住んでいて、小学生の頃、東洋系が珍しく通学バスでいじめに遭っていたと。その時に彼女を助けてくれたがの宮野志保だったと言う。灰原は覚えていないのだろうか。それとも思い出したのだろうか。そんな過去があったと言う。
どこかで誰かがつながっている。こういうエピソードというのはいいものだと思う。結局、本当のことは言えなかったのだろうけれど、直美は気づいていたのかもしれない。彼女が宮野志保だということを。そんな風に感じるお別れ場面。
<八丈島>
・ホエールウォッチング
園子が子供たちをホエールウォッチングできるクルーズ船に乗せる。すぐ近くで鯨が海上に姿を見せる。鯨をすぐ近くで見られる場所。八丈島はそういった場所なのだろうか。
八丈島のすぐ近くに埋立地のような施設がある。パシフィック・ブイなるコナンの世界オリジナルの施設。海中から入り口が浮き上がって来るという造り。こういうオリジナリティあふれる施設というのは面白い。
他にも見所たくさんで、特に灰原の最後の行動は印象的の作品だった。
鑑賞日:2023年4月14日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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