こんにちは、Dancing Shigekoです!
バレンタインが近づいてきました。
今回は映画『ワン・デイ 23年のラブストーリー』を紹介します!
[基本情報]
原題:One Day
監督:ロネ・シェルフィグ
脚本:デヴィッド・ニコルズ
原作:デヴィッド・ニコルズ『ワン・デイ』
製作:ニーナ・ジェイコブソン
製作総指揮:テッサ・ロス
音楽:レイチェル・ポートマン
撮影:ブノワ・ドゥローム
編集:バーニー・ビリング
製作会社:ランダムハウス・フィルムズ
フィルム4プロダクションズ
カラー・フォース
配給:フォーカス・フィーチャーズ
上映時間:108分
[登場人物]
エマ・モーリー:アン・ハサウェイ
本作品の主人公。デクスターに惹かれるが親友止まり。
デクスター・メイヒュー:ジム・スター
自由奔放な性格。テレビの司会で成功した気になっている。
[内容]
1988年 エマとデクスターは卒業の日に初めて言葉を交わした。そのまま流れでエマの家にデクスターが泊まりに来る。添い寝するだけで終わる二人。その後、二人は親友としてことあるごとに連絡を取り合っていくのだった。
[感想]
7月15日の出来事を年ごとに描いていく作品。
・友達以上恋人未満
今回の主人公はエマとデクスター。二人が大学卒業式の日に関係を持っていたなら?そのまま恋人としての関係が始まっていたのかもしれない。そこで関係を持たなかったから、二人は友達としての関係を維持してきた。
ところが、二人は常にお互いのことを気にかけていて、デクスターは彼女が出来てもエマのことを気にかけている。エマは彼氏のイアンが出来ても何かが違うと感じている。
男女の関係に友情はあるのか?最後は恋愛感情になるものなのではないのか?この作品はどちらを描きたかったのか?
・一年に一度やってくる日
映画の構成は常に7月15日のワンシーンを描くというもの。1988年から始まり、2011年までの7月15日が描かれる。毎年、たったの1日の出来事。たった1日、されど1日。その1日の出来事が翌年の様子につながっていく。
来月結婚する、と言って翌年には赤ちゃんを世話している様子が描かれたり、テレビ番組の司会として少しずつ落ち目を迎えている感じだと思ったら、次の年にはクビになっていると言った感じで、断片的だけれど、不思議とエマとデクスターのそれまでの生活が想像できるから面白い。
・10年そうしてきた
物語は衝撃の展開で後半に入っていくのだけれど、絶望の淵にいるデクスターに対して、父親が、「エマがいると思って生活しなさい」と声をかける。「自分もそう思って10年間生活してきたのだ」と自らの心境を語る。この言葉がデクスターには響いて、それからのデクスターは見違えるような生活を送っていく感じになる。
人生、いつの時にか、大事な人を失う時が来る。その時に、この言葉は大切にしたい。生きていると思って、生活を送る。この意識が大切なのだろうと思う。
結果的にはハッピーエンドだったのか、それとも違うのか?人それぞれで感じ方が違うだろうと思う作品だった。
鑑賞日:2024年2月12日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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