こんにちは、Dancing Shigekoです!
IMAX上映していたので鑑賞。
今回は映画『ロード・オブ・ザ・リング』を紹介します!
[基本情報]
原題:The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
監督:ピーター・ジャクソン
脚本:フラン・ウォルシュ
フィリパ・ボウエン
ピーター・ジャクソン
原作:J・R・R・トールキン
製作:ピーター・ジャクソン
バリー・M・オズボーン
ティム・サンダース
フラン・ウォルシュ
製作総指揮:マーク・オーデスキー
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
マイケル・リン
音楽:ハワード・ショア
主題歌:エンヤ『メイ・イット・ビー』
製作会社:ウィングナット・フィルムズ
配給:ニュー・ライン・シネマ
上映時間:178分
[登場人物]
フロド・バギンズ:イライジャ・ウッド
力の指輪を手に入れたホビット。シャイアを守るために村を離れる旅に出る。
目がいつも悲しそうに感じる。
サムワイズ・ギャムジー:ショーン・アスティン
庭師のホビット。フロドとガンダルフが話していた内容を聞いてしまい、ガンダルフからフロドを守るように命じられる。
とにかく忠実。表情にも忠実さが出ている。
ピピン:ビリー・ボイド
フロドと従兄弟関係にあるホビット。お調子者。
彼がもう少し落ち着いていたら、オークは現れなかったか?
メリー:ドミニク・モナハン
ホビット。ピピンと野菜泥棒をしていた。
ピピンのお目付役的な存在になっている。みんなそれぞれに役割を持っているのを感じる。
ガンダルフ:イアン・マッケラン
灰色の魔法使い。フロドと付き合いが長い。
知識が豊富すぎるのか、考えを整理するのに時間がかかるのが老人の印象。
アラゴルン:ヴィゴ・モーテンセン
流浪人。ストライダーと呼ばれている。実は魔王サウロンを倒したイシルドゥアの末裔であり、ゴンドールの王となれる人物。
イシルドゥアの一族であることで弱さを持っているのではないか、と不安を抱いているのが伝わってくる。
レゴラス:オーランド・ブルーム
エルフの兵士。フロドとモルドールに向かう旅を共する。
この頃はまだ一登場人物という感じだったのに。
ギムリ:ジョン・リス=デイヴィス
ドワーフの兵士。フロドとモルドールに向かう旅を共する。
目だけで感情を示しているのがすごい。
ボロミア:ショーン・ビーン
ゴンドールから来た人間の兵士。フロドとモルドールに向かう旅を共する。
個人的には最後まで活躍してほしい存在感だったのだけれど。
[内容]
ビルボの誕生日にフロドは指輪を手に入れた。それは魔王サウロンが作った力の指輪。ガンダルフはサウロンがその指輪を狙っているという。シャイア、バギンズのキーワードを手がかりにナズグルがやってくる。急いでシャイアを離れることにした。話を聞いてしまっていたサムも連れて二人で隣の村を目指していく。そこでガンダルフと落ち合う予定でいた。
しかし、ガンダルフは現れず、放浪人のストライダーに連れられてエルフのいる裂け谷に向かう。裂け谷で指輪をエルフに託そうとしたが、危険すぎるためモルドールの火山に投げ込んで破壊すべきだということで決着。
フロドは仲間を連れて、モルドールを目指すことになるのだった。
[感想]
壮大な大地を冒険する作品。
・久しぶりの鑑賞、序盤は睡魔
IMAX上映がされる。アマゾンプライムでドラマが放送されている。と言う事で鑑賞したLOTR。しかし残念ながら序盤、ビルボの誕生パーティまでの部分はIMAXの映像の迫力よりも、快適な座席の恩恵が勝り、眠気に襲われる展開。やや盛り上がりに欠けるのか、自分の中では鬼門。(つまらないと言うわけではなく、注目ポイントを上手に見つけられないと言ったところ。)
気づけばフロドが指輪を受け取っていてガンダルフがそのことに考えを巡らせているところあたりまで、断片的になってしまった。無念…
その後は、徐々にストーリーが盛り上がっていくので、最後まで集中できていたので、それはよかった。
・目的地を転転
シャイアを離れないといけない理由が何だったか?サウロンの手下に捕まったゴラムが残した二つのキーワード、シャイア、バギンズ。このキーワードを目指して手下が追ってくる。だからシャイアを離れないといけない、と言う流れをすっかり忘れていたので、再発見。
そこからは上手に次に行くべき場所が決まっていく。まずはガンダルフに指定されてシャイアから離れた所の村へ向かう。ガンダルフがなかなか現れないけれど、バギンズという名前にフロドが過度に反応に、さらに誤って指輪をはめて姿を消してしまうところをストライダーに見られていたがために、危険が迫る事をストライダーから知らされる。
そして次なる目的地を目指す。エルフなら助けてくれるだろうと裂け谷を目指す。
いざ頼りのエルフの谷で指輪の保管をお願いしても、危険すぎるから保管はできないと突き放される。残される選択肢は指輪の破壊のみと言う。それでモルドールの火山を目指す。
こんな感じでテンポ良く行き先が決まっていく。この辺りの見せ方はRPGのよう。
・ドラクエを彷彿
具体的にはドラクエを連想させる。広い荒野を歩いて移動する姿は、まさにドラクエ。こんな感じで町から町へと移動していたのだなぁとドラクエの世界と重なる。違いは、LOTRでは、次々と到着する目的地が必ずしも立派な町ではない事だろうか。
雪山あり、洞窟あり、村あり、幻想的な谷にあるエルフの町など、ゲーム感覚で見られる。
一方でわ戦闘はやや入り乱れの戦争状態。ゲームみたいに少数の怪物が現れるのではなくて、基本は大量。どこから湧いて出てくるのか、洞窟ではオークに追われ、その中にトロルもいる。トロルはもっとレベル高いモンスターのイメージはあるものの、オークとセットで出てくるあたりが実際の世界なのかもしれない。相手のレベル関係なしにモンスターがやってくる方が自然なのかもしれない。バルログのような中ボスが出てくるとかも、あるいはドラクエ的なのかもしれない。
こう言った冒険ものにはモンスターのレベルのメリハリも大事だと感じる。
・指輪の力とは…
こう言ったドラクエ的な要素が(モンスターはFFよりかもしれないが)散りばめられている中で、常にストーリーの中心には力の指環が存在する。サウロンが遠くから見ていると言うその指輪の重たさ(物理的な重さではなく、精神的な重さ)が実によく描かれている。
最初は顔色が良かったフロドが少しずつ表情に翳りを見せ始める。ナズグルに刺されたからと言うもの原因の一つとは言え、やはり指輪の誘惑に負けないようにしている感じがとても良く出ている。
それはフロドだけではなく、周りの人たちも皆、指輪に引き込まれそうな気配を見せる。ボロミアだけではなく、ガンダルフも、エルフの女王にしても、みなそこに危険を感じている。ボロミアは誘惑に負けてしまった事を潔く認める強さがあったのも注目。
ただの指輪なのに、そこから出ている妖気のようなものが見えてきそうな、不思議な力を感じるあたりは、映像の作りが巧みだからなのだと感じる。
・壮大さは音楽と共に
そしてこの冒険と指輪の魔力とが、じんわりと響くのは、あの音楽があるからだと思う。盛り上がる時に、とことん盛り上げていく音楽。そして恐怖を煽る音楽。その壮大さがあって、映像の壮大さが生きていたと感じる。
一箇所だけ不自然に盛り上がっていた曲が途切れたと感じる箇所があるのも気になるところ。川下り中に見かける巨大な像。そこを通り過ぎた時にクライマックスか?と思わせるような盛り上がりを見せるのだけど、直後パタっと音楽が途切れるのは何度見ても、あれ?と感じてしまうシーン。
そう言う部分が稀にあるけれど、全体を通じて非常に雰囲気を作り出している音楽だと感じる。
IMAXで改めて鑑賞して、LOTRの世界を再確認。ニュージーランドに行きたくなる映像を楽しめる作品だった。
鑑賞日:2022年9月17日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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