こんにちは、Dancing Shigekoです!
ワクチン3回目の接種が始まった。年末安心して生活できるようにしたい。
さて、今回は映画『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』を紹介します!
[基本情報]
原題:Disobedience
監督:セバスティアン・レリオ
脚本:セバスティアン・レリオ / レベッカ・レンキェヴィチ
原作:ナオミ・アルダーマン『Disobedience』
製作:エド・ギニー / フリーダ・トレスブランコ / レイチェル・ワイズ
製作総指揮:ローズ・ガーネット / ダニエル・バトセック / ベン・ブラウニング
グレン・バスナー / アンドリュー・ロウ / エリック・ラウファー
ジョヴァンナ・ランドール
製作会社:ブレイヴン・フィルムズ / エレメント・ピクチャーズ
フィルム4・プロダクションズ / フィルムネイション・エンターテイメント
配給:ブリーカー・ストリート
上映時間:114分
[登場人物]
ロニート・クリシュナー:レイチェル・ワイズ
ユダヤ教指導者の父クルシュカの一人娘。家を出てニューヨークで働いている。
エスティ・クパーマン:レイチェル・マクアダムス
ロニートの友人で、ユダヤ教指導者の後継者と言われているドヴィッドと結婚している。
[内容]
ロニートは父の死を知り、故郷に帰国してきた。そこでエスティと再会する。そして徐々に二人は昔の関係に戻っていくのだった。
[感想]
同性愛を描く作品。
・世間体ではマイノリティ。それを最後受け入れるドヴィッド
予備知識なしで鑑賞のこの作品。
ロニートの反応を読み違える箇所が何度かあった。ドヴィッドと話をしている時、結婚したんだと聞かされるロニート。その時、「そうなの」と軽くショックを受けているように見えた。てっきりその反応は、ロニートがドヴィッドを好きだったことの表れだと感じていた。
そして、結婚した相手がエスティと聞いて、ショックを受けたような表情を見せる。その反応も「エスティが人の恋人を奪った」という思いが詰まっているのだと感じた。
さらにドヴィッドが泊まっていくことを勧める。その言葉に甘えて、ロニートは泊まっていく。部屋の準備をしてくれているエスティをじっと眺め続けるロニート。その視線を感じて「何?」とやや敵意を込めてロニートに問いかけるエスティ。ここでもエスティとロニートは敵対していると感じた。
実はそれは私の読み違いで、二人は愛してあっていて、我慢しきれずにキスをしていく。ロニートからだったか?
さらに夜に街中を二人で散歩している時にもキスをしてしまう。ところが、その様子を近所の人に見られてしまう。翌日、エスティは学校に告げ口をされていて、注意を受ける。このことから、まだこうした同性愛がマイノリティなのだと感じる。LGBTの問題を取り上げているのだと感じた。
ドヴィッドも自分の妻がレズだと知って怒り狂いかけたものの、クルシュカの最期の言葉を使って、その関係を受け入れる発言をしている。伝えたかったことは、こう言うことだったのではないか。LGBTも自由に生きていいではないか、と言うメッセージを感じた。
・タバコを吸うロニート
レイチェル・ワイズが出演している『チェーン・リアクション』を先日見たばかりで、偶然にも立て続けに彼女が出演している作品の鑑賞。
ここでは、写真家としてニューヨークで活動している女性を描く。故郷にはあまりいいイメージを持ってなく、周辺の人たちとの関わりを避けたいと思っているのが滲み出ていた。その彼女が、よくタバコを吸っている。その様子が、男性寄りの性格を見せようとしていたのか、と振り返ってみて感じる。実際のところ、内面は分からないものの、何か含みがあるように感じた。
・イギリス?が舞台
ロニートとエスティが人目を気にして、地下鉄に乗って市街に出る。出た先では赤い二階建てバスが走っている。その様子からここはイギリスが舞台の映画だと思われる。では、ロニートの故郷はどのあたりなのか。
ロンドンの交通量に比べたら、彼女の故郷はだいぶのどか。そんな雰囲気を味わえる映像だった。
ロニートはニューヨークで仕事をしていて、
・印象に残った場面は
最後のエスティがタクシーを追いかけてきて、別れのキスをした後、タクシーが動き出した時の場面。タクシーの中からエスティを姿を振り返りながら見届けた後、前を向くロニート。目には涙を滲ませている。
ロニートとエスティが選んだ結末が気になる展開の作品だった。
鑑賞日:2021年12月1日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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