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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ライオン・キング』魂を吹き込まれた動物たち

更新日:7月18日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!

 ディズニー実写版が続く。


 今回は映画『ライオン・キング』を紹介します!

[基本情報]

 原題:The Lion King

 監督:ジョン・ファヴロー

 原作:『ライオン・キング』

 音楽:ハンス・ジマー

 製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

      フェアビュー・エンターテイメント

 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

 上映時間:119分



[登場人物]

シンバ:ドナルド・グローヴァー/幼少期 JD・マックラリー

 プライドランドの王となる血筋のライオン。ムファサの息子。

 子供の頃のふさふさ感がかわいらしい。

ナラ:ビヨンセ・ノウルズ=カーター/幼少期 シャハディ・ライト・ジョセフ

 シンバの幼馴染のメスライオン。シンバよりもケンカが強い。

 ライオンの世界ではメスの方が強いのだろうかと思うほど、俊敏。

ムファサ:ジェームズ・アール・ジョーンズ

 プライドランドを治めるライオンの王。

 声の質がダース・ベイダーに似ていると感じてしまう。

スカー:キウェテル・イジョフォー

 ムファサの弟、シンバの叔父。ムファサとシンバを殺して、プライドランドを支配しようと考えている。

 落ちぶれている感じを出すためなのか立髪がペシャンとしているのが印象的。

ティモン:ビリー・アイクナー

 ミーアキャット。いつもイボイノシシのプンバァと行動を共にしている。

 二本足で普通に立つ姿に、この作品の中で人間らしさを感じる。

プンバァ:セス・ローゲン

 イボイノシシ。ティモンといつも一緒に行動している。ハゲワシを捕まえるつもりが、シンバを助けることになる。

 陽気な感じが滲み出ているから不思議。

ラフィキ:ジョン・カニ

 ムファサに仕えるマンドリルの祈祷師。シンバをプライドランドの皆にお披露目する役目を担う。

 結構長寿?

ザズー:アルフレ・ウッダード

 王国につかえるサイチョウ。よく喋る。

 アナ雪のオラフや、シュレックのドンキーのような存在に見える。場を和ませてくれる感じもある。


[内容]

 プライドランドの王ムファサに息子シンバが生まれる。王子が生まれて、疎ましく思うスカーはどうにかしてムファサとシンバを排除しようと考えていた。

 シンバは叔父であるスカーとも話をよくして、ゾウの墓場について教えてもらう。好奇心旺盛なシンバはナラと一緒にゾウの墓場に向かうとそこはハイエナの溜まり場だった。危なくハイエナに食べられてしまいそうなところをムファサが助け出してくれるのだった。

 シンバはその後もスカーとの交流を続ける。ある時、雄叫びの練習をするのに適している場所と言って谷底へ連れていく。ところがそこにヌーの群れが流れ込んでくる。逃げ場を失って立ち往生しているところにムファサが助けに来てくれる。ムファサもその場から逃れようと崖を登っていくが、スカーに邪魔され、谷の底に落ちてしまい、命を落としてしまう。シンバは責任を感じて王国を逃げ出していくのだった。

 砂漠でシンバが倒れているところにティモンとプンバァが通りかかり、彼らの住む土地へと連れて行ってくれる。緑豊かな土地でシンバは穏やかに育っていく。プライドランドではスカーが王になって統治を始めていた。

 時が流れ、成人したシンバ。そこにナラが現れ、故郷の危機を告げる。自分の居場所はここだと答えたが、ラフィキが夜にやってきて、父親はお前の中にいると話し、シンバは故郷に戻ることにする。そしてスカーと対決するのだった。


[感想]

 完全実写化のライオン・キング。

<本物と思う映像>

・自然な動き

 全編、人間が出てこない。しかもアニメではなく、実写。主人公はライオンとその土地に住む動物。ゾウ、シマウマ、マンドリル、ハイエナ、リスなど。どこまでがCGで、どこは本物なのか。

 その映像の完成度の高さがなんと言ってもこの作品の最大の見どころではなかろうか。

 特にシンバが子供の頃のふさふさした感じ。触ってみたい!と思うかわいらしさ。ここまで映像が出来上がると、もうなんでも映画になってしまいそうな感じがしてしまう。

 そんな今後の映画界に大きな変化が訪れていると感じさせる映像だった。


<権力を狙うもの>

・動物界でも悪いものがいる

 スカーはずっと王座を狙っている。ムファサに子供が生まれて、王位が遠のいていくと、ますますその思いを強くする。ライオンの世界では、一番強いものに服従するものだと思っていただけに、こうして王座を狙うものがいるという部分に人間らしさを感じてしまう。

 スカーが王座に就いたら、協力するハイエナたち。人間社会の縮図を描いているようにも感じてしまう。


<アフリカの大地>

・プライドランドとティモンたちの土地

 プライドランドはどことなくグランドキャニオンのような峡谷、荒涼とした土地に見える。川があって、その周りに少しばかりの緑があるものの全体的には土が剥き出しになった大地という印象。その大地には、日が昇る場面、日が沈む場面がよく合う。

 一方、ティモンらが住んでいる土地は緑がいっぱい。森のような感じでもあり、木々が生い茂り、虫もたくさん。シンバが肉食から、虫食に変われる場所。面白い、アフリカ(と勝手に思っている)の中でもこんなにも環境に違いがあるのだから。

 この二つの間には大きな砂漠もあり、砂漠を境界に環境の違いがありそうだった。


 本物にしか見えない映像で、ライオン・キングを再現していることに、ただただ驚嘆してしまう作品だった。


 鑑賞日:2022年11月6日

 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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