こんにちは、Dancing Shigekoです!
サクッと見られそうな感じだったので鑑賞。
今回は映画『ミスター・ベースボール』を紹介します!
[基本情報]
原題:Mr.Baseball
監督:フレッド・スケビシ
脚本:ゲイリー・ロス
ケヴィン・ウェイド
モンテ・メリック
原案:セオ・ベレティア
ジョン・シュンカーマン
製作:フレッド・スケビシ
ダグ・クレイボーン
ロバート・ニューマイヤー
製作総指揮:ジョン・カオ
ジェフリー・シルヴァー
近藤晋
編集:ピーター・ホーネス
配給:ユニバーサう・ピクチャーズ
上映時間:110分
[登場人物]
ジャック・エリオット:トム・セレック
大リーグ ニューヨーク・ヤンキースから中日ドラゴンズに移籍してきた選手。
内山:高倉健
中日ドラゴンズの監督。
内山ヒロ子:高梨亜矢
ジャックに声をかけてきた女性。監督の娘。
マックス・デュボア:デニス・ヘイスバート
中日ドラゴンズの外国人選手。ジャックの面倒を見る。
西村洋次:塩屋俊
中日ドラゴンズの通訳。ジャックの通訳をする。時々都合の良いように通訳している。
[内容]
ヤンキースのジャックは、ルーキーにポジションを奪われ、球団から放出された。新たな球団は日本の中日ドラゴンズ。
最初は我流を貫き、わがまま好き勝手にしていたが、ヒロ子が監督の娘だと知り、腹を割った話をするうちに、改心。必要と思ったことはきちんとするようになって、徐々にジャックは結果を残すようになっていく。
そして優勝をかけたジャイアンツとの戦いに臨むのだった。
[感想]
大リーガーの日本での奮闘を描く作品。
・アメリカ人から見た日本野球
1990年代の映画。当時も日本のプロ野球には外国人選手がたくさんいた。クロマティ、バースなどこの時代か、もう少し前か。デストラーデ、ホーマーなどもいたような?そういった外国人選手と、この作品のジャックは同じような感じだったのだろうか?もっと大リーグのチームでプレイしたいと思っていたのに、行き先がなく、日本のチームに拾われたような感じでやってきていたのだろうか。
大リーグでMVPに輝くほどの実力者が日本にやってきたら、子供のお遊びとかって思うものだったのだろうか。まだワールドベースボールクラッシックもなければ、オリンピックで優勝したこともなかった頃の作品。まだまだ大リーグの方が上と思っているような印象のある作品。
・懐かしの大洋ホエールズ
舞台が日本のプロ野球。実際に存在するチームが登場するのが実にいい。その中でも、大洋ホエールズが登場したのはかなり貴重。この頃にはこういうチームが存在したのを見ることができるのは面白い。
しかもこれがアメリカの映画なのだから興味深い。アメリカの映画で日本のプロ野球チームがたくさん出てくるのは実にいい。ドラゴンズ、ホエールズ、カープ、ジャイアンツなど。タイガースも出てきていただろうか。
スポーツの中でもプロ野球は幼い頃、テレビ中継を見ていたこともあって、身近なスポーツ。その身近な感じのチームが登場しているというのは、親近感が湧いていい。
・野球映画
映画の中では野球の試合も程よく描写される。ピッチャーが投げて、バッターがスイングする。程よく臨場感があって、特にバッターの手元に来た時のスイングの様子は迫力がある。野球の試合そのものの緊迫感までは行かないけれど、スタジアムで熱戦を繰り広げている感じはあっていい。
適度に入る観客席の様子や、食事をしながら見ている観客たちなどを見ていると、来年は球場に足を運んでプロ野球観戦というのもいいかなと思える。
そんな味わいがあった。
・外国人選手と日本人の恋路
ジャックの野球に対する姿勢以外に、ジャックに話しかけてきた女性ヒロ子の存在も一つのポイントだったのだと思う。特に印象に残ったのは、ジャックはいつかアメリカに戻ってしまうのだという事実にヒロ子が気づいた時に、どうするのがいいのか、思い悩んでいる感じがあった場面。相手はいつか日本を離れる。その時に自分も一緒についていく覚悟を持てるか。人生を左右する一大決心をするのは、簡単ではないだろうって思う。
今では外国人選手に限らず、プロ野球選手との交際は、日本を離れるかもしれない可能性も考えておく必要があるのだと思うと、世の中、いろんな変化が起きていると思う。
野球を見に行こうって思う作品だったかな。
鑑賞日:2023年11月23日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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