こんにちは、Dancing Shigekoです!
アクションかな?見てみました。
今回は映画『マキシマム・リスク』を紹介します!
[基本情報]
原題:Maximum Risk
監督:リンゴ・ラム
脚本:ラリー・ファーガソン
製作:モシェ・ディアマン
上映時間:100分
[登場人物]
アラン・モロー:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
フランスの刑事。双子の弟の存在を知り、調査を始める。
ミカエル・スヴァロフ:ジャン=クロード・ヴァン・ダム
南フランス・ニースで何者かに追われ、逃亡中に死亡する。
アレックス:ナターシャ・ヘンストリッジ
ミカエルの恋人。
[内容]
南フランス・ニースで一人の男性が事故で亡くなった。フランス警察のセバスチャンは葬儀に参列しているアランのところにやってきて、その男性のことを話す。亡くなったのはアランの双子の弟ミカエルだったと発覚する。
アランはミカエルが何をしようとしていたのかを調べるために、一人ニューヨークへと向かう。そこでアレックス・ボヘミアの存在を知り、探しにいく。ところが、ニューヨークで次々と何者かに狙われるのだった。
[感想]
双子の弟の存在を知って、兄が足取りを探る作品。
・いくら双子でも?
事故で亡くなった人物が、知り合いにそっくり。そういう設定で始まるこの作品。
セバスチャンがアランのところに来て、お前とそっくりの男が事故死したと伝える。あまりにもそっくりで驚いたと言う。誕生日が一緒ということから、双子だと発覚。
弟がなぜ死んだのか、どんなことに関わってしまっていたのかを知りたくて、アランが調べるためにニューヨークに向かう展開。この後の展開にツッコミを入れたくなってしまう。
アランがミカエルの持っていたものから割り出した住所へ行くと、みんなすごく攻撃的に接してくる。そこが黒人街だからなのか、と思ったら、どうやらアランのことをミカエルと勘違いしていたみたいで、ミカエルが悪いことをしていたのが見えてくる。
その後もバーに行ったら、皆揃いも揃って、ミカエルだと思って接触してくるという展開。
この展開、さすがに突っ込みたくなってしまう。双子だからって、見間違えるほどそっくりな双子というのは、そうそういないものだと個人的には思う。似ている、ではあるけれど、そっくりとはいかないと思うのだけれど、みんなことごとく、アランのことをミカエルだと思うのだから、ちょっと突っ込みたくなる。
それとも双子だなんて思っていないから、多少の違いは記憶違いと思うだけなのか?自分自身も関わってから時間が空いたら、気づかないのかも?と思い始めてきた。どうなのだろうか。
・鋭い観察力
アランが軍人上がりの刑事だからなのか、かなり頭脳明晰という印象が残った。
中でも印象的だったのが、FBIの二人がやってきた時のこと。ミカエルはロシアのマフィアと絡んでいたことを話してくれたその二人は、ミカエルが持っていたリストを取り返す協力をして欲しいと相談にやってくる。
アランはその二人が、最初からミカエルが死んだことを知っていたことや、他のアランを襲ってくる人たちがミカエルだと勘違いしていたことなどを考えて、ミカエルを殺したのは、そのFBI二人だと考える。かなり確信を持って、その二人が犯人だろうと考え、協力を拒む。
それまでのちょっとした出来事の中で、相手の素性を見破るあたり、アランは実はかなりの切れ者なのだと思った。
・弟からのメッセージ
アランをミカエルだと考えて襲ってくる人たちの多さを見ていると、ミカエルは相当の悪者だったのだとイメージがついていく。ロシアマフィアと関係があったというあたり、極悪人だったのではないか、とさえ感じる。
そんなミカエルが残していった貸金庫には、彼からのボイスメッセージが残っている。
その内容がかなり真っ当なもので、兄を思う気持ちも滲み出ていた。前半早々に死んでしまったミカエルだけれど、そのメッセージを聞くと、ミカエルもそこまでのイメージとは違って、苦しんでいて真っ当な道を生きようとしていたのだと感じられた。こう言った形で弟との関係を持つことになったアランが申し訳ない感じに見えてしまった。
死んだ人からメッセージというのは、人の心を動かす力があるから不思議。
双子がいると知らずに生活をしていると、ある時、驚きの別世界が待っているのかも?と思う作品だった。
鑑賞日:2023年12月3日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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