映画『プラダを着た悪魔』悪魔に負けず！

　こんにちは、Dancing Shigekoです！

　アン・ハサウェイ出演作品を開拓していく。

　今回は映画『プラダを着た悪魔』を紹介します！

[基本情報]

　原題：The Devil Wears Prada

　監督：デヴィッド・フランケル

　脚本：アライン・ブロッシュ・マッケンナ

　原作：ローレン・ワイズバーガー

　製作：ウェンディ・フィネルマン

　製作総指揮：カレン・ローゼンフェルト

　　　　　　　ジョー・カラッシオロ・ジュニア

　音楽：セオドア・シャビロ

　撮影：フロリアン・バルハウス

　編集：マーク・リヴォルシー

　製作会社：フォックス2000ピクチャーズ

　　　　　　ウェンディ・フィネルマン・プロダクションズ

　　　　　　デューン・エンターテイメント

　配給：20世紀フォックス

　上映時間：110分

[登場人物]

ミランダ・プリーストリー：メリル・ストリープ

　ファッション誌『ランウェイ』の編集長。

アンドレア・サックス：アン・ハサウェイ

　ミランダの第二アシスタントとして雇われる。将来はジャーナリストとして仕事をしたいと考えている。

エミリー・チャールトン：エミリー・ブラント

　ミランダの第一アシスタント。パリに同行できる日に向けて細心の注意を払っている。

ナイジェル：スタンリー・トゥッチ

　『ランウェイ』の美術担当。

ネイト：エイドリアン・グレニアー

　アンドレアの恋人。

クリスチャン・トンプソン：サイモン・ベイカー

　一流ジャーナリスト。アンドレアの憧れの存在。

[内容]

　アンドレアはジャーナリストになるための腰掛けのつもりでファッション誌『ランウェイ』に応募していた。面接の機会を得て、ミランダと面接をするが、服装のことで相手にされずに終わりそうになる。アンドレアは反論して、第二アシスタントになんとか採用される。

　実はランウェイは業界を代表するファッション雑誌。ミランダを知らない人はいないほど、業界では名が通っている第一人者。彼女のもとで、最初はファッション誌を貶していたアンドレアは少しずつ成長していくのだった。

[感想]

　ファッション誌の編集長の下で働くアシスタントの変化を描く作品。

・できる上司

　アンドレアの面接をするなり、二、三、質問をぶつけるだけで終わっていく。しかしアンドレアの反論に、彼女を雇ってみようという気持ちになる。この人を見る力、仕事の渡し方がとにかくすごい。それだけの情報をよく同時にこなしていると感心してしまう。

　アンドレアがメモも取る暇もないくらいにいくつもの用件を伝えるミランダ。その様子はとにかくできる人。

　彼女のすごいところは、とにかく並行でいろんなことをこなし、自身の見る目を決して曲げない作品を見抜く力。

　そして何よりも部下の成長を認めることができるところだと感じる。単に嫌がらせに近い仕事の渡し方をするだけではなく、プラスアルファを出してきた時には、きちんとその結果を評価している。決して口には出さないけれど、その成果を最終的には最高の形で評価するようなスタンス。

　バッサリとキラれる側は辛いだろうけれど、ここかではっきりとしてい流のだから、やりやすいように思う。こういう人物が自分の周りにいたら、自分はどうだっただろうか？逆に自分はこういう感じになれた？なれる？のだろうかと思ってしまった。

・信念を持って仕事をこなす

　こき使われて悔しい思いだけをするのではなく、アンドレアは自分の目指す仕事にたどり着けるように、常に最大限仕事をこなしていく。言われたことだけではなく、先回りしてこなしていく。仕事に慣れてきた頃には、ミランダがいう前に準備を済ませていて、最高のパフォーマンスを見せていく。

　ハリー・ポッターの出版前の新作をなんとかして双子の娘たちに読ませるようにという無理難題もなんとかしてこなす。

　この成長。

　できる部下を持つと仕事の渡し甲斐があるのではないかと思う。

　ひたすら仕事をこなしていくことができるのは、目指す場所があるから。彼女の働きっぷりを見ていると、若いうちはとにかく全力疾走するのも大事だったのだろうって思う。

・ファッション業界

　この作品はファッション誌の編集長とアシスタントという構図で描かれる。彼女たちにとっての一大イベントはパリコレ？パリでの発表会。よくニュースで見かけるアレかな？という感じ。

　その世界に魅了されている人たち。自分の知らない世界。実際に、その世界を目指して一年を費やしている人がいるのだというのを知る。

　自分は、自分の業界にあれだけの情熱を注げているだろうか、と思うと、これだけ人たちを魅了する業界というのはすごいと思った。

　仕事をテキパキとこなす様子に、自分の仕事のあり方を考えさせられる作品だった。

　鑑賞日：2024年4月21日

　皆様の感想もぜひお聞かせください！

　それでは、また次回！