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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』次々と非情過ぎ

更新日:7月6日

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 予備知識なしでの鑑賞は緊張がいっぱい。


 今回は映画『ブローン・アウェイ/復讐の序曲』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Blown Away

 監督:ステーヴン・ホプキンス

 脚本:ジョー・バッティア

    ジョン・ライス

 製作:ジョン・ワトソン

    リチャード・ルイス

    ベン・デジャム

 製作総指揮:ロイド・セーガン

 配給:MGM

 上映時間:121分



[登場人物]

ジミー・ダヴ:ジェフ・ブリッジス

 爆弾処理隊員を引退して、教官に回ろうとするが、爆破事件が連続で発生し、現役復帰する。

ライアン・ギャリティ:トミー・リー・ジョーンズ

 IRA隊員で北アイルランドのキャッスルレー刑務所を脱獄する。

アントニー・フランクリン:フォレスト・ウィテカー

 ジミーの公認で爆弾処理隊員になる。元SWAT。

ケイト:スージー・エイミス

 ジミーと結婚する。バイオリン奏者。


[内容]

 ギャリティが北アイルランド キャッスルレー刑務所を脱獄する。アメリカ・ボストンに渡る。そこで偶然、MITでの爆発を阻止したとしてジミーの存在を知る。

 ジミーの結婚式の日、後任のアントニーが挨拶に来る。生意気な奴と思いながら見届けていると警察に呼び出しがある。引退を宣言していたジミーは現場に向かわず式場に残っていたが、その呼び出しで仲間が一人犠牲になったことを知る。

 その後も、警察に被害が出て、その狙いがジミー本人にあると気づき、ジミーは犯人を探しに動き始めるのだった。


[感想]

 爆弾魔が次々と警察を狙う作品。

・冷徹な犯人

 この作品に出てくる爆弾魔、結構、非情。容赦無く警察官を爆破していく。そこに全くのためらいがない。ジミーの仲間が三人爆弾の巻き添えで死亡する。さらに、ジミーの叔父も爆弾に巻きつけられて人質になる。彼はジミーが巻き込まれるのを避けるために自ら爆発という道を選んで亡くなる。

 結構なペースで、次々と爆発が起きていく。こんなに非情な爆弾魔は、他の作品と比べても少ない。

 それだけに、なぜそこだけはすぐに爆破しなかったのか、と思う場面があり、疑問が残る。

 結局、ジミーに直接関係する人は主役級のため不可侵ということなのだろうか。


・アイルランド共和国軍

 この作品の主人公ジミー、爆弾魔ギャリティ、共に元IRA。ギャリティは現在もIRAなのかも。

 アイルランド分離を目指して活動する軍。分離のための戦争の中で、ギャリティは妹が亡くなり、その原因を作ったジミーに恨みを晴らそうとしている、という構図なのだけれど、戦争をしていたら犠牲はつきもの。自分の大切なものを失った時だけ、人を恨むって、都合が良すぎるように思う。

 結局、ギャリティは大義のために戦っているのではなく、単に楽しいから戦っていたのではなかろうか?爆弾で人を殺すのが楽しい、というのは病気だと思う。


・カート ラッセル風ジミー

 主人公のジミー。カート・ラッセルぽく見える。実際には別の俳優。彼がアップになる度に、カート・ラッセルかな?って思って見ていた。似た俳優というのはいるものだ。この作品の頃で見た感じ40代。となると今では70代。月日が流れたとも感じてしまう。


・爆弾が中心のため

 作品は爆弾による大規模な爆破が中心。そのため、作中、どこから銃で撃たれるという心配がないのが良かった。また突然爆発するということもなく、爆弾の仕掛けを解除するか、爆破するかの緊張感を味わう作品の印象。

 暗がりか突如犯人が現れて、ズドンとなる心配なく見ることができたのは良かった。


 戦争で得られるものは限られている、まっとうな道で生きていくのがいいと思う作品だった。


 鑑賞日:2024年2月4日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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