映画『ブラックアダム』飛び回り方が〇〇に似てる!?
- Dancing Shigeko
- 2022年12月3日
- 読了時間: 6分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
予告では、かなり悪?と思う存在だけれど、いかに。
今回は映画『ブラックアダム』を紹介します!
[基本情報]
原題:Black Adam
監督:ジャウム・コレット=セラ
脚本:アダム・スティキエル
ロリー・ヘインズ
ソーラブ・ノシルヴァーニ
原作:オットー・バインダー
C・C・ベック『ブラックアダム』
製作:ドウェイン・ジョンソン
ダニー・ガルシア
ハイラム・ガルシア
ボー・フリン
撮影:ローレンス・シャー
製作会社:ニュー・ライン・シネマ
DCフィルムズ
セブン・バックス・プロダクションズ
フリン・ピクチャー・カンパニー
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
上映時間:125分
[登場人物]
テス・アダム/ブラックアダム:ドウェイン・ジョンソン
5000年前カーンダックを救ったヒーローと言われている。封印が解かれ現在に目覚める。
笑顔が一回もなかったのでは?
アドリアナ・トマズ:サラ・シャヒ
自らの危機を抜け出すため、テス・アダムの封印を解く。古代文字を読むことができる。
バンに乗って、アダムの接近に構えている時の横顔が、サンドラ・ブロックのように見える。
アモン・トマズ:ボディ・サボンギ
アドリアナの息子。ヒーローの登場を待ち侘びている。
目の前で次々と軍の兵が殺されているのに、全く動じることがない神経は驚き。
カリーム:モハメド・アメル
アドリアナの弟。電気には強いと自負。
ハリウッド映画ではお決まりなのか、アメリカンサイズの俳優。どこか間抜けキャラ。
カーター・ホール/ホークマン:オルディス・ホッジ
ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)のリーダー。
正義は人を殺さない、をモットーにテス・アダムを止めようとしているのはいい。
ケント・ネルソン/ドクター・フェイト:ピアース・ブロスナン
JSAの一員。一度は引退している。魔術師と呼ばれ、未来を見ることができる。
ピアース・ブロスナンもだいぶお年を召された。
アルバート・”アル”・ロススタイン/アトム・酢マッシャー:ノア・センティネオ
JSAの一員。大きくなることができる。自称方向音痴。
コスチュームがデッド・プールと同じと思ったのは私だけだろうか。
マクシーン・ハンケル/サイクロン:クインテッサ・スウィンデル
JSAの一員。ITに強く、風を操る。
緑色の衣装、くるくると回りながら霧のような姿になって敵に風を吹き付ける。その霧の中から微かに見えている顔がちょっと不気味。
[内容]
カーンダックの自由を取り戻すためにアドリアナはカーンダックに伝わる王冠を奪おうとしていた。この王冠には魔術が宿っていて、手にしたものはカーンダックを統治できるとされていた。
ところが王冠の隠された洞窟へ行った際に、カーンダックを統治する軍に狙われてしまう。アドリアナは5000年前のヒーローを呼び覚ます呪文を口にする。
するとテス・アダムが現れ、軍を一掃する。その凶悪性を危険視したJSAはアダムを再び封印するために立ち向かうのだった。
[感想]
ヴィランのようなヒーローが登場する作品。
<アダムが中心のような王冠が中心のような>
・王冠を狙う
アドリアナが王冠を見つけて封印しておこうと考える。しかし、それを横取りしようとするものがいる。カーンダックの王の末裔だという。そんなやりとりが展開。
王冠とは関係のないところでテス・アダムが飛び回っている。街中にふんわりと飛んでいる。その様子がなんとも不思議。
アドリアナは王冠を守ろうとしているし、アドリアナを追う軍人をアダムが止め、アダムを止めるために、JSAが割ってはいるという不思議な構図。アダムの動きはどことなく、『ブラックパンサー』に出てきたネイモアのようにも感じられた。
それにしてもメインはどっちだったのか。テス・アダムの存在か、王冠の争奪戦なのか。
・息子を助け出す
王冠を奪いたいために、アドリアナの息子アモンが捕まってしまう。アモンを救い出すために、アダムは協力するという流れ。人のために行動するタイプではないのだと思っていたのだけれど、そうではなかったのが意外。
JSAと少しばかり協力しているような感じになっているのだから、不思議。
・悪の王を止める
そういった王冠の奪い合いや、息子を助け出すと言ったストーリーから、最終的には王冠の力で悪の王が復活して、その王を止めるためにアダムとJSAが共に戦うという構図。悪っぽいアダムがJSAと一緒に戦っている。
<悪と正義>
・悪と決め付けられているテス・アダム
テス・アダムが復活するなり、JSAからは悪扱いですぐさま確保に向かってくる。そんなことお構いなしに次々と、攻撃してくる軍を倒していく。
予告編を見ていた時はもっともっと極悪という印象だったけれど、実際のアダムはそこまで悪という感じではなく、理性は普通にある感じ。容赦無く殺してしまっている部分は悪なのかもしれないけれど、攻撃してきたのだから、正当防衛のようにも思える、そんな展開だったから、悪っぽく感じなかったのかもしれない。
それにしても、まさかの”シャザム”と叫んで力を手に入れたというのだから、これって、”シャザム”じゃないのか?あの作品とこの作品の繋がりも気になってしまった。
・いつ結成されたのかJSA
DCコミックのシリーズと思われるこの作品。ジャスティス・リーグはあったと思うのだけれど、いつの間にか、JSAなる団体が出来上がっている。JSAとジャスティス・リーグとの関係はどうなっているのだろうか。人間っぽい人たちの集まりが、JSAで、超人揃いがジャスティス・リーグ?そんな感じはありそう。
となると、アダムは、人間だから、JSAになるのか?ホークマンとだいぶ仲良くなって終わっていたみたいだし、どうなるのか。
<砂漠の都とアメリカの豪邸>
・JSAアジトの屋敷
アメリカにあるJSAのアジト。その立派な屋敷。さらに広大な土地。緑が多く、こんな豪邸に住んでみたい、と思ってしまう。
しかしその屋敷が登場するのは一瞬。そこからJSAの戦闘機が出てきて、あとはずっと戦闘機内でJSAメンバーは活動している。あの屋敷をもう少しじっくりと見たかった、と思うほど立派だった。
・カーンダックは大阪?
砂漠の中にある街カーンダック。一見、バッドマンのゴッサムシティの砂漠版のような、あるいいはスターウォーズに出てくるジャバ・ザ・ハットの移動線のような帆があるように見えたりもする。
ところが映画館のエントランスの電光掲示板を改めて見てみると、大阪を救えとなっている。通天閣のような建物は見当たらなかったように思うのだけれど、どこかにあったのだろうか。
よく見るとピラミッドの玉座のような場所があったり、それでいて、街中に電光掲示板がある交差点の様子は砂漠番タイムズスクエアに見えなくもない。
いろんな場所を思わせる作りだった。
悪なのか、そうでないのかいまいち掴み所のない存在感の作品だった。
鑑賞日:2022年12月2日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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