こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回はトム・クルーズ主演作品 映画『バニラ・スカイ』を紹介します!
[基本情報]
原題:Vanilla Sky
監督:キャメロン・クロウ
脚本:キャメロン・クロウ
原案:アレハンドロ・アメナーバル
マテオ・ヒル
製作:トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
キャメロン・クロウ
製作総指揮:ジョナサン・サンガー
ダニー・ブラムソン
製作会社:クルーズ/ワグナー プロダクションズ
配給:パラマウント映画
上映時間:136分
[登場人物]
デイヴィッド:トム・クルーズ
出版会社の社長。父親から会社を受け継いだ。
ソフィア:ペネロペ・クルス
デイヴィッドのバースデーパーティにブライアンに連れられ参加する。そこでデイヴィッドと出会う。
ジュリー:キャメロン・ディアス
デイヴィッドの夜の友達。
ブライアン:ジェイソン・リー
執筆家でありデイヴィッドの親友。
マッケイブ:カート・ラッセル
精神科医。デイヴィッドの話を聞く。
[内容]
デイヴィッドは仮面外すことができずにいた。その理由をマッケイブが聞いている。
その背景を語り出す。
ジュリーと一晩で4回セックスした翌日、デイヴィッドは自分のバースデーパーティにブライアンが連れてきた女性ソフィアに一目惚れする。
デイヴィッドがソフィアと仲良くなろうとしているのを知ったジュリーはソフィアからの家から出てきたデイヴィッドを車に誘って暴走する。そして壁を突き破って落下事故を起こす。ジュリーは死亡、デイヴィッドは顔がぐちゃぐちゃになる大怪我をするのだった…
[感想]
デイヴィッドの精神状態を描く作品。
・ニューヨークから人がいなくなる
デイヴィッドが目を覚ます。そしてお気に入りの車に乗って外に出ていく。右折してメインストリートを走り始める。少しずつ異変に気づく。誰もいない。何が起きたのか?不安を覚えたデイヴィッドは車を降りて走っていく。そしてタイムズスクエアに到着。しかし誰もいない。そこで目が覚める。
こんな場面で始まったこの作品。ここまでの場面、走るデイヴィッドはイーサン・ハントを思わせる。さらに誰もいないタイムズスクエアは映画『アイ・アム・レジェンド』の廃れていないバージョンに感じた。
・一目惚れする
ブライアンが連れてきた女性ソフィアに一目惚れしてしまうデイヴィッド。ブライアンも彼女のことを気に入っているのを知っていても、なお見つめてしまう魅力を感じている。
そして翌日には彼女の部屋にいるデイヴィッド。一目惚れして、順調に仲良くなっていける人と言うのは実に羨ましいと言うか、何というか。ただどこか本気では無いのかも?と感じさせるところが、こう言う人の辛いところなのかも?
・4回は特別
ジュリーはデイヴィッドに嬉しそうに一晩で4回は特別だと言う。それに対してデイヴィッドは、そんな気もなく話半分で聞いている。こう言うところは身を滅ぼすきっかけになるのでは無いかと不安になる。
すると予想通りにジュリーは暴走し始める。そして車が橋の壁を突き破って落下。なかなか衝撃の場面。ぐしゃっとボンネットが潰れる。その事故をデイヴィッドが生き残ったのは奇跡としか言いようがない。
・金の力ではどうすることもできない
事故の後、デイヴィッドはなんとか一命を取り留める。しかし顔面の右半分がずれた形になってしまう。その事実がデイヴィッドを苦しめる。
印象的だったのは、その後、大金を叩いて顔が元通りになっても、鏡を見たら事故の時の顔に戻っていると言う幻影を見ていたこと。どんなにお金を費やしても精神的な負い目は解消することができないものなのだと感じてしまう。
克服するには本人意思が必要なのだと、強く思う場面。
・どこまでが真実だったのか
しかしそう言った思いも、最後で何が何だかわからなくなってしまう。ソフィアだと思っていた女性、ある時、突如ジュリーになる。そのジュリーは私がソフィアだと言う。警察に通報するとデイヴィッドが捕まる。なぜならジュリーをボコボコに殴ったからだと言う。この辺りで何が起きたのか、理解が追いつかなくなる展開。
その後、種明かしされるのだけれど、この手の展開はどこまでが真実だったのかか非常に追いかけづらい。
後半から何が起きているのか、理解するために集中力が必要と思わされた作品だった。
鑑賞日:2022年5月28日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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