こんにちは、Dancing Shigekoです!
トム・クルーズ最新作に備えて、今回は映画『ナイト&デイ』を紹介します!
[基本情報]
原題:Knight and Day
監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:パトリック・オニール
製作:キャシー・コンラッド
トッド・ガーナー
スティーヴ・ピンク
ジョー・ロス
製作総指揮:アーノン・ミルチャン
E・ベネット・ウォルシュ
製作会社:リージェンシー・エンタープライズ
ニュー・リージェンシー・プロダクションズ
デューン・エンターテイメント
ピンク・マシーン
スリー・ライン・フィルム
配給:20世紀フォックス
上映時間:110分
[登場人物]
ロイ・ミラー:トム・クルーズ
元CIAエージェント?
ジューン・ヘイヴンス:キャメロン・ディアス
父が自動車修理工だった影響で、GTOの組み立てを考える。妹の結婚式のためにボストンに戻る。
ジョン・フィッツジェラルド:ピーター・サースガード
CIA。ロイが盗んだ”ゼファー”を追う。
サイモン・フェック:ポール・ダノ
電池を開発した研究員。何者かに狙われている。
アントニオ・キンターナ:ジョルディ・モリャ
”ゼファー”を狙う武器商人。
イザベル・ジョージ長官:ヴィオラ・デイヴィス
CIA長官。
ナオミ:ガル・ガドット
アントニオの仲介役。
[内容]
ジューンはボストンに帰るためにウィチタ空港に来ていた。不注意で二度も同じ男性ロイ・ミラーにぶつかる。さらに飛行機も一緒になる。
飛行機での会話がいい感じになってきて、お手洗いで化粧直しをしている間、ロイは乗客に扮した敵と格闘して、全員を始末していた。
ロイは夢の電池"ゼファー"を持っていて、それを狙われていた。乗っていた飛行機を不時着させ、ジューンを家に送り返した後、ロイは電池の開発者、サイモンの身柄を確保に向かうが、ジューンと共に行動することになるのだった…
[感想]
武器商人とのトラブルに巻き込まれたジューンの逃走劇を描く作品。
・妹の結婚式に帰るつもりが…
カンザスからボストンに帰ろうとしているジューン。飛行機を少しでも早めようと、予約の変更をしてもらう。妹の結婚式に参加するからと言って、なんとか予約を確保しようとする。
一時は乗れないと断られた飛行機に、調整がついたから乗れることになる。そして飛び立ったら、そこに乗っていたのは全員、どこかの組織人。ロイを狙っている。
お手洗いに入っているわずかの間に、ロイを除く全員が殺されているというあまりにも非日常の出来事に理解が追いつかないジューン。しかも飛行機を不時着させると言われたら、パニックにもなる。それからはずっと混乱。冷静さは一切なく、ドタバタ。
と思いきや、いつの間にか家で寝ている。
こんな事態に巻き込まれたら、大混乱だろうと思う。それでも、妹の結婚式のためのドレス合わせには、予定通りに行って。元恋人には、勘違い発言をされるなど、このギャップが興味深い。
事件が起きている場所から少し離れた場所は平穏に過ぎていると言うのを感じる。
・せっかく調達したパーツ
ジューンは妹にGTOを完成させて、結婚祝いに贈る。そんな話をロイにする。そのパーツを調達しにカンザスに来ていた。パーツをスーツケースに入れて、それを飛行機に持ち込むのだからタフ。そもそも車のパーツと言うのはスーツケースに入るものなのかと思う部分もあったけど、とにかく運んでいく。
そして妹のために車を完成させようと思っているのに、妹は、あの車を売って少しでも新婚生活の資金にしたいと言う。このお互いの気持ちのギャップ。ショックだろうなと思う間も無く、外に止めてある車のことで呼び出されると、FBIと名乗る人たちに連れていかれる。結局、妹に完成させてプレゼントしたいと言う思いは伝わらずじまいだったのが意外。
ところでGTOと言うのはどんな車なのか。ポンティアックGTOと言うことらしいけれど、見た目はキャデラックっぽく感じる車だった。こう言うカクカクした車も人気なのかな?
・アメリカから欧州へ
カンザスからボストン。途中不時着して、インディアナにいたみたいだけど、そこからオーストリアへ。アルプスを走る列車でザルツブルクに出て、スペインにもいく。
アメリカと欧州では街並みが違うと感じる。古代の建物、道路が残っている印象の欧州に対して、住宅街はのびのび、ダウンタウンは高層ビル、街の街の間は草原と言うアメリカとの違いを感じる。
どこも行ってみたいと感じる。
中でも印象的だったのはスペイン。闘牛祭の日に訪れたジューン。街中を闘牛が駆け抜けていって、コロッセオに入って行く。実際の闘牛祭でも街中を駆け回っているのだろうか。そして、行儀よく闘牛場に入って行くのだろうか。祭り中は街中を下手に歩いていたら危なさそうと感じてしまった。
・軽快でいて力強いロイ
最初の飛行機での格闘に始まり、ジューンを連れて逃げていく時の追っ手への銃撃。倉庫のような建物で追い詰められても、動じることなく逃げ切る。
本人曰く、自分は優秀なエージェントと言うだけあって、かなりの腕前。『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントとは違った強さと安定感。
軽快さがある動き、それでいて格闘では確実に相手を叩き倒す。危なげなく見える強さだった。
トム・クルーズはこう言う役回りが実によく似合うと感じる。
・結局どちらが事実?
内容という点では疑問が残った。ロイはゼファーが悪いものの手に落ちるのを防ごうとしていると言う。それなのに武器商人に連絡を取る。言っていることとやっている事が異なる。
さらにロイを追うCIAの話では、ロイが裏切り者だと言っている。しかしその一人フィッツは最終的に電池を奪って逃げようとしている。
という点でしばらくは誰が事実を言っているのかが、まったく読めなかった。結局、ロイは善人?悪人?どちらだったのか?
気づけばジューンがエージェントっぽくなってしまっていた作品だった。
鑑賞日:2022年5月6日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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