こんにちは、Dancing Shigekoです!
1本だけ映画を見る時間があったので、紹介。
今回は映画『デイ・アフター・トゥモロー2021』を紹介します!
[基本情報]
原題:Apocalypse of ice
監督:マクシミリアン・エルフェルト
上映時間:97分
[登場人物]
ジル:エミリー・キリアン
パナマの研究施設でウィルスの治療薬を開発している。
レジー:トム・サイズモア
北極の基地で氷嵐の発生を観測している。
マイク:ジェイク・ホーリー
ジルの弟。結婚することになりサンアントニオで姉に会いに来る。
[内容]
異常気象で地球は急速に寒冷化ぎ進んでいた。さらに新型のウィルスが発生し、人類は危機的な状況にあった。
パナマで研究を続けていたジルはウィルスの治療薬が完成して承認待ちだった。そんな中、北極基地にいるレジーから寒波の第一波と第二波がパナマにも接近すると知る。急いで寒波の来ないエクアドルへと行くことになった。
[感想]
寒波とウィルスから世界を守ろうとする研究者と、その家族の脱出の物語。
・B級あるあるの展開
コロナが蔓延し始めてから製作された映画なのか、寒波に加えてウィルスが蔓延していると言う世界観。ウィルスの治療薬が完成しているあたりはコロナに対する思いを投影しているようで、個人的には好感。
寒波で研究施設も生き残れない気温-50℃になるから影響のでないところに逃げようと言う。その行き先はエクアドル。この辺りの土地勘がなく、それがどのくらいの距離なのかはよく分からないものの大変な設定なのは伝わってくる。
そして単に治療薬を安全な場所へ運ぼうと言うだけではなく、ジルの弟マイクが婚約者のアンドレアを連れて姉のいるサンアントニオにやってくるから、本当はみんなで会おうと言う約束をしていると言う。そのため、ストーリーはジル中心とマイクを中心とした二箇所で展開。
マイクの方は飛行機に乗ってサンアントニオに向かう。その途中で飛行機が墜落すると言う無茶な展開。その墜落でマイクは負傷するもののなんとか姉が救出に来て脱出できると。
その後、マイクらも安全なところを目指して逃げようと言う展開。
なかなか興味深い設定を考えると、ただ感心してしまった。
・主役級の行動力アンドレア
マイクの妻アンドレア。一緒に飛行機に乗って、サンアントニオに向かう。飛行機が墜落した後、怪我を負ったマイクの手当てと、一人負傷して残っていたフライトアテンダントの治療を颯爽と済ませる。
次には脱出のために冷静に機内を調べ回って。脱出後も結構冷静。
ここまでの行動を見ていたらこちらが主役なのだと思ってしまったのに…そうではなかったというのが意外。
・エクアドルのキトとパナマ?サンアントニオ、そして北極
研究所のあるパナマかプエルトリコは高層ビル群が印象的だった。そこからエクアドルのキトを目指す。キトの街並みが映し出される場面がある。その様子は、古代インカ帝国のようだった。
一方サンアントニオ(テキサス)はこれから嵐がやっくるからか、閑散としている感じがあった。
北極は氷。そこの基地は中も寒そうと感じる。それでも普通に顔とかを出していたからそうでもないのかと、見た目の寒さとギャップを感じる場面だった。
それぞれの場所で景色が異なるのだから世界は広い。
・一番印象に残ったのは…
あまりにも淡白に展開していくので、印象に残った場面を思い起こすのも一苦労ではあるけれど、一つ挙げるなら、ここでもアンドレア。
マイクが負傷しているから治療しようと言うことで薬を探しに市の死体安置所に入っていく。その時、ジルから連絡があって寒波がすぐそこまで接近しているという。そこで、死体を入れておく冷蔵庫の中に入ろうと提案。しかしマイクは上手にトレイを動かすことができず引っかかってしまう。それでアンドレアは自分のところから出てきて、マイクを入れる方を優先。その直後、寒波が建物の中にまで入ってきて、一瞬にしてアンドレアが凍りついてしまう。
ここまでかなり活躍していた彼女がこんな目に遭うなんて…という点で印象に残った。
ジル側でも一箇所印象に残る場面あり。
車が途中でダメになって、歩いて行ったところに家が見つかる。そこであった男性がかなり協力できただった。男性の妻がウィルスに感染してしまっているからと言って車を譲ってくれて、ジルたちを先に行かせる。その男性の決断力がとても印象的だった。個人的には治療薬を妻に打ったら良かったのではないかと感じたのだけと?手遅れだったということかな…
・自分ならその時…
ジルが相方と一緒に歩いて移動していく。治療薬の入ったリュックを岩を登っていく途中でジルが受け取り、その後、相方に渡す場面がある。
相方との距離があったので、ジルはリュックを投げて渡す。そのリュックの蓋が開いていて中身がこぼれ落ちていく。危なく治療薬が谷底に落ちていきそうになるのを、相方がギリギリでキャッチする。
この場面、そこでリュック投げるか??と思わずにはいられなかった。そこは無理してでも近くまで行って手渡しだと思う場面だった。治療薬を大切に扱っているのか、そうでないのかよく分からなくなる場面だった。
いろんな映画を作る人がいるものだと感じる作品だった。
鑑賞日:2022年1月27日
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
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