映画『タイム・トゥ・ラン』強盗は悪では?
- Dancing Shigeko
- 2023年5月2日
- 読了時間: 5分
更新日:2024年7月13日
こんにちは、Dancing Shigekoです!
スリリングな予感があって鑑賞してみた。
今回は映画『タイム・トゥ・ラン』を紹介します!
[基本情報]
原題:Heist / BUS 657
監督:スコット・マン
脚本:スティーヴン・サイラス・セファー
マックス・S・アダムズ
原案:スティーヴン・サイラス・セファー
製作:ランドール・エメット
ジョージ・ファーラ
ウェイン・マーク・ゴッドフリー
ロバート・ジョーンズ
スティーヴン・サイラス・セファー
アレクサンダー・タブリジ
製作総指揮:バリー・ブルッカー
スタン・ワートリーブ
デヴィッド・ギルベリー
マーク・スチュワート
アンソニー・ジャブレ
スティーヴン・ガラニス
ヴァンス・オーウェン
アダム・ゴールドワーム
ベス・ホールデン=ガーランド
ダニエル・グロドニック
モンゴメリー・ブレンコウ
テッド・フォックス
コーリー・ラージ
音楽:ジェームズ・エドワード・パーカー
ティム・デスピック
編集:ロバート・ダルヴァ
配給:ライオンズゲート
上映時間:92分
[登場人物]
ルーク・ヴォーン:ジェフリー・ディーン・モーガン
スワンカジノで働いていたが、娘の手術費用が必要で、雇い主のポープに相談。断られた上に解雇される。
やっていることは悪いことにも関わらず、英雄的な扱いになっていくのが微妙。
ポープ:ロバート・デ・ニーロ
スワンカジノの経営者。お金を盗まれた、犯人を捕まえようとしている。
ガンが至る所に転移していて余命短い。だからなのか、何かを悟っている感じがある。
コックス:デイヴ・バウティスタ
ヴォーンを誘って、スワンカジノからお金を盗み出す提案をする。
全く気づいていなかったのだけれど、今上映中の映画『ガーディアン・オブ・ギャラクシー』のドラックスだったのね。
クリス:ジーナ・カラーノ
警察官。
バスジャック犯の中にも信用できる人がいると言い出すあたり、奇妙な流れ。
[内容]
ルーク・ヴォーンは30万ドルを週末までに必要としていた。そんな中、同じカジノで働くコックスからスワノカジノで資金洗浄が行われているという。そのお金を横取りしようと提案される。ルークは最初は断ったが、お金の調達の見込みが立てられず、コックスの提案に乗ることにする。
そして作戦決行の日。お金を盗み出すところまでは順調だったが、逃げ出す際に見つかってしまい、ポープの部下に追いかけられる。
逃亡中にバスジャックして、テキサスまで行って、飛行機でメキシコに逃げようと計画を立てるコックス。バスには10名の人質がいて、ルークはなんとか温厚にことを収束させ、娘の手術費用を払おうとするのだった。
[感想]
強盗犯が必死に警察から逃げようとする作品。
<誰が誰を>
・構図が一瞬わからなくなる
最初のうちは、ルークらお金を盗み出した者を、盗まれたポープ側の部下が追いかけている。ところがルークらがバスに乗り込んで、バスジャックをすると、ポープの部下がおとなしくなり、代わりにバスジャックをしたとして、警察に追われるようになる。
その警察の中には実はポープの部下がいて、巧みにルークらからお金を奪い返そうとしている。
と言った感じで。
警察は人質を無事に助けたいと思っている。
ポープはお金を奪い返したいと思っている。そのお金は資金洗浄するために使われているため、あまり警察には絡んでほしくないと思っている。
盗み出した側は、コックスは逃げ切るためなら人質を使って、脅迫してでも助かろうと思っている。一方、ルークはお金さえ娘のために支払いできたら、それ以上のことはいらないとお思っている。
この辺りの構図を理解するのに、戸惑い。
<強盗をしているのに>
・ルークの扱いが
特にルークの扱いが不思議。お金を盗んでいるのだから、明らかに捕まえるべき相手、という感じなのに、彼は信用できると、クリス刑事が言っている。人質になっている人たちも、ルークのために協力をしてくれている。
何よりも最後にポープの部下に捕まったのだけれど、お金は返せない、といっている。それを最終的に受け入れるポープ。
しかもルークは盗んだお金をきっちりと病院に送り届けて、娘の手術をしてもらえている。この辺りは巧み。もっとお金をいかに病院に持って行ったかを詳しく描いても良かったように思うけれど。その部分は、へぇ、そうなんだって感じ。
なんにしても盗みもして、人質を取るような形になっている上に、殺人までも堂々としているのに、無罪放免になった感じなのが不思議だった。
<テキサスに向けて>
・高速を走り続ける
バスに乗って、ひたすら高速を走り続けている。考えてみたら、映画『スピード』の構図にも似ている。パトカーがひたすら追いかけている。のは、ちょっと違うけれど、人質を乗せて高速を走り続けているのが微妙に似ている。と思ったけれど、全員が人質という構図の『スピード』と犯人が乗り合わせているこの作品では根本的に違うのかもしれない。
テキサスに向かって走っていく。途中、給油のために橋の途中で止まっていた場面。あの橋は印象的。一体、どの辺りだったのだろうか。
ルークの一人勝ち、という印象の作品だった。
鑑賞日:2023年5月2日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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