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執筆者の写真Dancing Shigeko

映画『ソー:ラブ&サンダー』ソーの恋路の行方が描かれる


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 今回は映画『ソー:ラブ&サンダー』を紹介します!


[基本情報]

 原題:Thor:Love&Thunder

 監督:タイカ・ワイティティ

 脚本:タイカ・ワイティティ

    ジェニファー・ケイティン・ロビンソン

 原作:スタン・リー

    ラリー・リーバー

    ジャック・カービー

    『マイティ・ソー』

 製作:ケヴィン・ファイギ

 製作会社:マーベル・スタジオ

 配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

 上映時間:119分


[登場人物]

ソー:クリス・ヘムズワース

 雷神。一時期はのんびり暮らそうと考えていたが再び戦いに赴くようになる。

 予告では、この作品ではのんびりと暮らす感じなのか、と想像していた分、普通に戦い中心の展開に意外だった。

ジェーン・フォスター:ナタリー・ポートマン

 天体物理学者。重度のガン(ステージ4)の闘病生活中。ガンが治るかもしれないと思い、ムジョルニアを手に取る。

 ガンで死が近い時の表情と、ムジョルニアに手に取り、マイティ・ソーになった時の肌の艶の違いが印象的。

ヴァルキリー:テッサ・トンプソン

 アスガルドの女戦士。今は地球で暮らすアスガルド人を見守っている。

 地球での生活に馴染んですっかり落ち着いてしまった印象を受けた。

ゴッド・ブッチャー:クリスチャン・ベイル

 光の神が来世に連れて行ってくれると信じていたが裏切られ、ネクロソードを手に入れた彼は全ての神を殺すことを誓う。

 クリスチャン・ベイルだと分からないくらい原型をとどめていないメイクだったように感じる。純粋にゴッド・ブッチャーとして見ることができた。


[内容]

 全ての神を排除しようと宇宙を転々と移動するゴッド・ブッチャー。次の標的にアスガルドが狙われた。ニューアスガルドでゴッド・ブッチャーの繰り出す影の獣たちに応戦していると、そこにジェーンがマイティ・ソーの姿で現れ、戦いに加わる。子供たちを連れ去られてしまったソーは、ジェーン、ヴァルキリーと共に影の惑星へと救出に向かうのだった。


[感想]

 ソー単独作品第4弾。

 ジェーンとの関係修復が中心?と感じる作品。

・予告から想像していた展開とはだいぶ違う

 予告を見る限り、スター・ロードらと一緒に行動を続ける作品と思っていたのだけれど、結構、早い段階で別行動になってしまったのが意外。だいぶ予告編の見せ方に騙されていると感じる瞬間。

 どんな作品か、予備知識がない中で見る時というのは、予告編のイメージを中心に見ているものだから、見終わった時にだいぶ違った印象を受ける。


・神は非情

 ゴッド・ブッチャーを作り出したのは、光の神だと感じる。灼熱の砂漠の中、娘に先立たれて、それでも生きながらえてきたゴッド・ブッチャー。十分に苦しんだという声が聞こえ、その方向に向かうとオアシスがある。久しぶりの水に気持ちよさそうに使って、果実も見つかり、美味しそうに食べ始めると、それは私のものだと、光の神が言う。さらに、そなたに来世はない、などと言って、軽くあしらう。なんだろう。この非情な世界。

 神というのはチャラチャラと楽しめたらいいのだろうか。


・同じくチャラいゼウス

 その光の神と並んでチャラッとしている感じなのがゼウス。ソーたちがゴッド・ブッチャーと戦うために軍を出してほしいと頼みに行くも、ゼウスは、自分が殺されるのは嫌だから、と断る。さらにはそこで楽しく過ごせていたらいい、といった気配を醸し出している。

 こういう神様像を見ると、神の世界は滅びてもいいのでは、って感じ始める。もう少し威厳のある存在であってほしいところ。


・色がなくなる世界

 印象的だったのは、アスガルドの子供たちが囚われているという影の惑星。そこに到着すると、それまで虹色の絨毯を広げながら飛んでいた、船の道も全て白黒の2色になってしまう。一瞬にして色がなくなってしまう見せ方が面白い。ところが、完全に色がないわけではなく、稲光などで照らすと、色が部分的に見えるというのが面白い世界観だなぁと感じた。


・ソーとジェーンの関係の行方

 ジェーンは末期がん。それを治療できる可能性を信じて、ソーがかつて使っていたムジョルニアを手に取る。その結果、マイティ・ソーになって世界を飛び回れるようになる。

 ところがソーに言わせると、そうすることで回復できるものもできなくなってしまっているという。ソーは、失うのが怖かったから、ジェーンとの距離をとっていたという。しかしその想いを口にして、今度こそ一緒にいると誓う。

 そんな二人に待っている結末。あの場面で、ソー寄りの選択をするのではないか?と期待したのだけれど、違ったのが残念。

 もっと別の結末にはできないものだったのだろうか。


 これからのソーがどうなっていくのか、気になる結末の作品だった。


 鑑賞日:2022年7月8日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!



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