こんにちは、Dancing Shigekoです!
アメリカ大統領選を前に鑑賞してみる。
今回は映画『スーパー・チューズデー~正義を売った日~』を紹介します!
[基本情報]
原題:The Ides of March
監督:ジョージ・クルーニー
脚本:ジョージ・クルーニー
グラント・ヘスロヴ
ボー・ウィリモン
原作:『Farragut North』ボー・ウィリモン
製作:グラント・ヘスロヴ
ジョージ・クルーニー
ブライアン・オリヴァー
製作総指揮:レオナルド・ディカプリオ
スティーヴン・ペヴナー
ナイジェル・シンクレア
ガイ・イースト
トッド・トンプソン
ニーナ・ウォラースキー
バーバラ・A・ホール
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:フェドン・パパマイケル
編集:スティーヴン・ミリオン
製作会社:クロス・クリーク・ピクチャーズ
エクスクルーシヴ・メディア・グループ
クリスタル・シティ・エンターテインメント
スモークハウス・ピクチャーズ
アピアン・ウェイ・プロダクションズ
配給:コロンビア ピクチャーズ
松竹
上映時間:98分
[登場人物]
スティーヴン・マイヤーズ:ライアン・ゴズリング
モリス陣営を率いる選挙対策本部の副部長。
マイク・モリス知事:ジョージ・クルーニー
ペンシルベニア州知事。民主党大統領予備選に立候補している。
ポール・ザラ:フィリップ・シーモア・ホフマン
モリス陣営を率いる選挙対策本部長。
アイダ・ホロウィッチ:マリサ・トメイ
タイムズの記者。
トム・ダフィー :ポール・ジアマッティ
プルマン陣営を率いる選挙対策本部長。
モリー・スターンズ :エヴァン・レイチェル・ウッド
モリス陣営の選挙対策本部で働くインターン。
トンプソン上院議員:ジェフリー・ライト
民主党の上院議員。
[内容]
スティーヴンはポールと共にモリス知事を民主党の大統領候補にすべく準備を進めていた。僅差で迎えたオハイオ州。ここでトンプソン上院議員の支持を取り付けるのが、有利に進めるポイント。ポールがトンプソンに会いに行っている時に、スティーヴンは対立するプルマン陣営のダフィーに接触される。
その後の対応がきっかけでスティーヴンはポールの信頼を失い、選挙対策本部から追い出されるのだった。
[感想]
民主党の大統領予備選挙の争いを描く作品。
・戦っているのは候補者だけではない
大統領予備選の様子を描くこの作品。大統領候補に立候補している人だけではなく、その立候補者の下で働く人たちがたくさん。そして皆、大統領候補になるように一生懸命に働いている。資料の印刷をしたり、演説の原稿を考えたり、データを集計してきたり。実にいろんなことに関わっている。
こう言った様子を見ていると選挙というのは一人で行っているものではないのだと、政治というのは一人でやっているのではないのだと感じる。もし政治に物申したいのなら、こう言った選挙本部に参加したり、誰か議員の下について支援することから始めるのが大事なのだろうと感じた。
ただこう言った様子を見ていると、演説の内容とかは本当に候補者、あるいは議員その人の言葉なのだろうか。思いは別のところにあって秘書は、選対本部長の言葉なのでは?と感じてしまう。
そうなると有権者は一体、誰に票を入れていることになるのだろうか。疑問も残る。
・誰のための政治
スティーヴンがあまりにも優秀だから、なんとか妨害しようとダフィーが引き抜きを企む。しかし本当はどうでも良くて、ポールから解雇されるか、または自らなびいてくるかどっちでもいいという。モリス陣営の戦力が落とせたらそれでいいという。この辺り、立候補者以外の外野でも政治がおこなされているのだから驚き。
さらに民主党候補として、モリスが優勢と分かると、プルマン陣営は共和党議員を刺激。モリスが民主党の候補になると、間違いなく大統領になるから、プルマンに票を集めて、共和党の候補が勝てるように仕向けようとする動きがあるという。
本当に支持されている候補者が勝つと困るから、人気のない方を勝たせるという流れ。一体、誰のために政治をしているのか。自分たちの保身のために政治をしているように見えて、悲しい実態と思えた。
・失敗するのは決まって女、酒、ギャンブル
スティーヴンがモリス陣営から追い出される。ところが、プルマン陣営に入ろうとすると、タイミングが悪いと言って受け入れ拒否される。モリスを貶める有益な情報があると言って持ち掛けてもタイミングが悪いというので却下される。
そこでスティーヴンがとった行動は、モリスに直談判。モリスがインターンのモリーを妊娠させたという事実を脅迫材料に地位を取り戻すという展開。
こういうのを見ていると、男というのは、女、酒、ギャンブルでいつ足元を掬われるか分からない、というのを感じる。
常に弱みを見つけようとしている人がいるという事実がせちがらい。
選挙からすでに政治的なやり取りが始まっているのを強く感じる作品だった。
鑑賞日:2024年11月3日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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