映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』倒して倒して!
- Dancing Shigeko
- 2023年9月23日
- 読了時間: 4分

こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回はキアヌ・リーブス主演 映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』を紹介します!
[基本情報]
原題:John Wick: Chapter 4
監督:チャド・スタエルスキ
脚本:シェイ・ハッテン
マイケル・フィンチ
原作:キャラクター創造
デレク・コルスタッド
製作:チャド・スタエルスキ
ベイジル・イヴァニク
エリカ・リー
編集:エヴァン・シフ
製作会社:サンダー・ロード・フィルムズ
87イレブン・プロダクションズ
配給:ライオンズゲート
上映時間:169分
[登場人物]
ジョン・ウィック:キアヌ・リーブス
プロの殺し屋。首長を殺したことで主席連合から狙われる。
ウィンストン:イアン・マクシェーン
「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」の支配人。
ケイン:ドニー・イェン
盲目の殺し屋。ジョンの友人。
ヴィンセント・デ・グラモン侯爵
主席連合から権限委譲をされて、ジョン・ウィックの抹殺を狙っている。
ミスター・ノーバディ:シャミア・アンダーソン
賞金稼ぎ。ジョン・ウィックを狙う。
[内容]
ジョン・ウィックは首長を殺す。そのことがきっかけで、ニューヨークのコンチネンタルが主席連合から権限委譲されたグラモン侯爵に狙われる。さらに大阪のコンチネンタルも狙われる。ジョン・ウィックはニューヨークの支配人ウィンストンから状況を聞いてグラモンへの復讐を誓う。
しかし普通に復讐したのでは、また次が出てくるだけと諭され、グラモン侯爵と決闘を申し込めるように主席連合の一員に戻るためにドイツへ渡る。そして決闘を申し込める権利を得てグラモン侯爵に挑むのだった。
[感想]
ジョン・ウィックが復讐に燃える作品。
・舞台は大阪
ニューヨークの後に出てきたのがパリ。そして大阪。道頓堀のグリコの看板、かに道楽など馴染みの看板が出てくる。その中に現れるコンチネンタルホテル大阪。日本人なのに妙に奇抜な服装をしているスタッフ。真田広之はホテルの支配人として登場。和服姿での登場は、日本らしさ。しかし、関取が出てきたり、ホテルのライトアップが赤基調でどこかゲームっぽかったり、ハリウッド映画で出てくる日本って、いつもちょっと違うって感じてしまう。その度に、海外には日本がこのように見えているのかなって思ってしまう。
グラモンが送り込んできた傭兵たちと戦うホテル側のメンバーは日本刀や、弓、手裏剣などを使っていて、いくら日本だからって銃相手にそのような武器では戦わないでしょ?ってツッコミを入れたくなる。
逆に、日本らしい武器があったり、日本らしいイメージがあると言うのは、いいことなのだろうなと思う。
・とにかく可能な限り殺す
ジョン・ウィックを倒すためにグラモンは同じ業界の殺し屋ケインに指示を出す。大阪のホテルで、ジョン・ウィックはじめホテル側はグラモンの送り込んできた傭兵を次々と倒していき、逆にケインはホテルのスタッフを次々と倒していく。
ジョンが次々と銃を使ったりヌンチャクを使ったり斧を使ったり、いろんな武器を使って、軽快にというか、鈍臭くというか、相手を倒す様子が延々と描写されている、という印象が続く。
大阪から場所が移ってドイツではクラブで太っちょとその部下と戦い、パリでは市街から、寺院へ向かう道のりで戦う。222段あると言う階段での賞金稼ぎたちとの戦いは相手との高低差がある中でも下から攻撃をして倒していく。時には階段を転がり落ちていってしまうなどもあり、いろんな戦い方を見せたかった作品なのだろうと感じる。
ジョン・ウィックに加え、盲人の殺し屋ケインのカクカクとした動きでの戦い方と、その辺り見せたい作品だったのだろうなと思う。
・友人との戦い
次々と殺しをしていく場面を主に置きつつ、同業者で友人のケインとの戦いにすることで人間味も描きたかったようなのだけれど、あまりジョン・ウィックの世界観には合っていないような気もした。ジョン・ウィックが心を鬼にして友人を倒すのか?と言うのを観客の心の片隅に芽生えさせたかったのだろうけれど、それ以上に次々とあっさりと倒されていく傭兵、賞金稼ぎたちの中で、二人の絆を感じる余裕はなかった。
友人だと言っている割に親しさみたいなものは感じられなかったし、唯一、この二人はやはり友人なのだと感じる場面が階段のところであったけれど、それも感動的な見せ方というよりは、なんとも言い難い。
ジョン・ウィックとケインが友人という人間関係は、あまりこの作品では響かなかったように思う。なぜだろう。
今までにない人数の敵が倒されたのではないかと思う作品だった。
鑑賞日;2023年9月22日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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