こんにちは、Dancing Shigekoです!
アリシア・ヴィキャンデル出演作品を鑑賞。
今回は映画『グリーン・ナイト』を紹介します!
[基本情報]
原題:The Green Knight
監督:デヴィッド・ロウリー
脚本:デヴィッド・ロウリー
原作:『ガウェイン卿と緑の騎士』
製作:トビー・ハルブルックス
ジェームズ・M・ジョンストン
デヴィッド・ロウリー
ティモシー・ヘディントン
テレサ・スティール・ページ
製作総指揮:エドモンド・サンプソン
トーマス・デカイ
アーロン・L・ギルバート
ジェイソン・クロス
マクダラ・ケレハー
オーウェン・イーガン
音楽:ダニエル・ハート
撮影:アンドリュー・ドロス・パレルモ
編集:デヴィッド・ロウリー
製作会社:A24
レイ・ライン・エンターテイメント
セーラー・ベアー
ブロン・クリエイティブ
ワイルド・アトランティック・ピクチャーズ
配給:A24
上映時間:130分
[登場人物]
ガウェイン卿:デーヴ・パテール
本作品の主人公。王の甥。
エセル:アリシア・ヴィキャンデル
ガウェイン卿の恋人。
[内容]
とある城のクリスマスの夜。宴をしていたところに緑の騎士が現れる。我と対決せよ、と申し出てくる。ガウェインが手を挙げ、王の剣を持って緑の騎士と向かい合う。ところが騎士は首を差し出してくる。ガウェインはその首を切り落とす。緑の騎士はそのまま倒れるが、しばらくして立ち上がり、転がった頭を持って、「一年後に緑の礼拝堂に来い、そして其方の首を差し出せ」と言い残して去っていく。
たちまち一年が経過し、ガウェイン卿は約束を果たすために緑の礼拝堂に向かって旅立つのだった。
[感想]
ガウェイン卿の旅を描く作品。
・現実はどれだったのか?
ガウェインが旅に出る。その先々で奇妙な体験をする。森の中にある家で女性に会う。首を切られたという女性が、池に首を投げ捨てられたと言っている。そこに見えている女性は本物なのか。この見えているように見えていること自体が幻なのか。
このような感じの描写が緑の騎士と会った時にもあり、どこまでが現実なのかがわかりづらい。この世界では魔術が実際に存在していて、幻影を見せているのか。どこまでげ現実なのかが分かりづらかった。
・描きたかったのは何か?
どこまでが現実なのかが分かりづらかったことに加えて、最終的に何を描きたかったのかも掴みきれない。まだ騎士になっていないガウェイン卿が一人前の騎士になるための旅だったのか。
ガウェインが見た未来像で、自分がやるべきことに気づいたということだったのか。
原作の小説を読んだら、もう少し世界が見えてくるのだろうか。
・中世ヨーロッパの風景
中世ヨーロッパ。時代背景がそうさせるのか、描写は全体的に暗い感じ。常に曇っているような世界。石造りの城、城壁など、中世らしさが出ている。考えてみると、日本は昔から建物は木が基本。中世ヨーロッパは石造りが多いように思う。この違いはどこで生まれたのか。
城壁に石垣はあっても建物は木造が主の日本に対して、ヨーロッパは石造りだから、いつも全く違う世界観に感じるのかもしれない。
そして主人公のガウェイン卿。髭面長髪もこの時代らしさ、というように思う。この時代、屋内は部屋の四隅に松明があるだけだったからなのか、全体的に暗かったのだろうという感じがする。
映像を通じて見る中世。今との違いを感じることができるのは面白い。
原作を読んでみないことには、描きたかったことが何かを掴みきれない感じの作品だった。
鑑賞日:2024年6月16日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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