こんにちは、Dancing Shigekoです!
ニコラス・ケイジ作品を開拓。
今回は映画『グランド・ジョー』を紹介します!
[基本情報]
原題:Joe
監督:デビッド・ゴードン・グリーン
製作:リサ・マスカット
デビッド・ゴードン・グリーン
クリストファー・ウッドロウ
デリック・ツェン
製作総指揮:モリー・コナーズ、マリア・セストーン
サラ・ジョンソン・リードリヒ
ホイト・デビッド・モーガン
ブラッド・クーリッジ
メリッサ・クーリッジ
トッド・ラバロウスキ
ダニー・マクブライド、ジョディ・ヒル
原作:ラリー・ブラウン
脚本:ゲイリー・ホーキンズ
撮影:ティム・オアー
美術:クリス・スペルマン
衣装:ジル・ニューウェル、カレン・マレッキー
編集:コリン・バットン
音楽:デビッド・ヴィンゴ、ジェフ・マキルウェイン
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
上映時間:117分
[登場人物]
ジョー:ニコラス・ケイジ
木を殺す仕事をしている。
ゲイリー:タイ・シェリダン
ジョーの元で仕事をするようになった若者。
[内容]
真面目に仕事に打ち込もうとするジョー。彼の元に若者のゲイリーが仕事をさせて欲しいとやってきた。彼は真面目に仕事に取り組むが、翌週、一緒にやってきた彼の父は全く仕事をせずサボってばかりの男。ゲイリーに暴力を振るっているのを知って、気にかける。
バーで喧嘩をした男に発砲されたり、ジョーが真っ当に生活することを妨げるものたちが周りに絶えないのだった。
[感想]
ジョーと若者の物語を描く作品。
・最初10分が勝負
この作品が楽しいかどうか。その分かれ目は最初の10分にあるように思う。
残念ながらこの作品は最初の10分は淡々と過ぎていく。どのような方向性の作品なのか、どんな背景の人物が登場する作品なのか、前半にいかに盛り込むかがポイントだと思う。しかしこの作品は、ジョーが雨の中、木の伐採をしている仲間たちに声をかけて車に乗り込んで帰る場面で終わる。
これが一体何を意味しているのか、全く分からない。そしてその分からない感じの世界観のまま、本作品は最後まで終わったような印象。
最後まで見るかどうかを見極めるなら、最初の10分、長くて20分で見極められるのかもしれない、と思った。
・父親の暴力
ゲイリーの父親は無職でぶらぶらしている感じ。家族がいるにも関わらず、ろくに働こうとしない。ゲイリーが働くようになったと思ったら、そのお金を横取りして、自分のために使う有様。こんな父親とずっと結婚を続ける母親の意図はどこにあるのか。
無職で暴力振るって、お金を持っていって飲んだくれ。しかも外では人殺しすらする始末の父親、一緒に暮らす意味があったのか。謎絶えない。
・ジョーの陰
ジョーは木の伐採というよりも、木に毒をつけて木を殺す仕事をしている。地味な仕事だし、どこか違法性の高そうな仕事に見えるけれど、森林の持ち主の依頼で、木を殺さないと伐採できず、伐採して松の木を植えたいということで、その仕事をしている。
そこで働く人たちを車で送迎。一体何人その車に人が乗るのか、と思うくらいたくさん乗り込んで移動している。このあたりの行動にもやや怪しい影がある。
部屋に戻って、たまに会いに行く女性にもどこか陰があり、さらにジョーを襲ってくる男性ともうまくいっていない気配が漂う。どこか影がついて回っている感じがあるジョー。
しかし・・・
その陰が何で、今現在をどうしたいのかがあまり見えてこない。そのまま作品が終わっていった、と言う印象が残る。
今ひとつ、何を伝えたかったのかが掴めない作品だった。
鑑賞日:2024年5月25日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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