こんにちは、Dancing Shigekoです!
少しばかりのアクションを期待して鑑賞。
今回は映画『キングダム/見えざる敵』を紹介します!
[基本情報]
原題:The Kingdom
監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン
製作:マイケル・マン
スコット・ステューバー
製作総指揮:サラ・オーブリー
ジョン・キャメロン
メアリー・ペアレント
スティーヴン・シータ
音楽:ダニー・エルフマン
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:コルビー・パーカー・Jr
ケヴィン・スティット
製作会社:レラティビティ・メディア
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ
上映時間:110分
[登場人物]
ロナルド・フルーリー:ジェイミー・フォックス
FBIの捜査官。サウジアラビアでのテロ事件を聞いて、アメリカから現地に向かって捜査にあたる。
ジャネット・メイズ:ジェニファー・ガーナー
FBIの法医学担当。サウジでテロに巻き込まれた捜査官フランと親しかった。
グラント・サイクス:クリス・クーパー
FBIの爆発物担当。フルーリーとサウジに行って捜査をする。
アダム・レビット:ジェイソン・ベイトマン
FBIの情報担当。フルーリーとサウジに行って捜査をする。
ファーリス・アル・ガージー警察大佐:アシュラフ・バルフム
サウジの警察。フルーリー達と共に捜査する。
[内容]
サウジアラビアの外国人居住区リヤドでソフトボール大会が行われていた。その最中、銃撃が始まる。現地警察が銃撃犯を射殺して、事件は収まる。現地で捜査に加わっていたFBIのフランはフルーリーに連絡を入れていた。しかし直後、捜査現場で爆破が起きて、フランが犠牲になる。
知らせを聞いたフルーリーは、チームを連れて強引に現地入りする。そしてサウジの警察ガージー警察大佐らと協力して、テロ犯の捜査を始めるのだった。
[感想]
異国でテロと戦うFBIの活動を描く作品。
<テロの脅威>
・完全アウェイで
フルーリーはフランが現地の爆破テロの犠牲になったことを知り、自ら現地に向かって捜査をすることを申し入れる。今、現地に行くのはテロを刺激して死にに行くようなものだから、国務省からはストップが掛けられていたけれど、サウジ大使を半ば脅迫に近い状態で迫り、現地にすぐに行く段取りをさせる。
そして到着したサウジアラビア。外国人居住区はかろうじてアメリカ人がいるけれど、そこの外は完全アウェイと言った感じ。そんな中を捜査して回っているのだから、危険と隣り合わせという感じが半端ない。そんな中で事故現場の捜査をするのだから、強靭な精神力だと感じる。
実際にこう言った活動をしている人たちがいるのだと思うと、日本はそれなりに平和と思える。
<同じ国内で>
・テロと警察と
サウジアラビアの中でも国際的に中立であろうとする警察と、イスラム教を重んじる人たちと。同じ国の中でも考え方が、相反する勢力が存在している。今にもぶつかり合いそうな気配が至る所に出ている。
宗教が絡むと、いかに人間関係が単純ではなくなるかと感じる。こういう考え方の違いというのは、言葉で理解し合えることはないのだろうか。見ていて、苦しい。
フルーリーたちと一緒に捜査に携わっていたファーリス。彼の結末を見た時、このやり場のない痛みをどこにぶつけたらいいのかと感じずにはいられなかった。
<中東は>
・石造りが多い
この作品はサウジアラビアが舞台の作品。中東というのは、砂漠っぽくて、建物が石造りな感じ。アスファルトの道路がある訳ではなく、土がむき出しの道路。車が通ると土埃が舞い上がる環境。暑すぎるからなのだろうか。欧米っぽい感じの中東の都市はあるのだろうか。外国人居住区の芝生が唯一、中東ではない、よく見かける街並みだったように思う。
テロのない世界が訪れてほしいと感じる作品だった。
鑑賞日:2023年4月22日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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