こんにちは、Dancing Shigekoです!
ゴールデンウィーク後半はこの作品を鑑賞。
今回は映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』を紹介します!
前作感想→こちら
[基本情報]
原題:Guardians of the Galaxy Vol.3
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
原作:ダン・アブネット
アンディ・ランニング『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』
製作:ケヴィン・ファイギ
音楽:ジョン・マーフィー
撮影:ヘンリー・ブラハム
編集:フレッド・ラスキン
クレイグ・ウッド
製作会社:マーベル・スタジオ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
上映時間:150分
[登場人物]
ピーター・クイル:クリス・プラット
ガモーラを失って以来、酒浸りの生活を送っている。
強いのか、弱いのか、掴み所がない。
ロケット:ブラッドリー・クーパー
ガーディアンズの一員。自分をアライグマと思っていない。
今回の中心的な存在(と言っても活躍する場面は少なめ)
グルート:ヴィン・ディーゼル
木のガーディアンズの一員。「俺はグルート」としか発言しない。
以前ほどのユーモアさが減ったような。
ドラックス:デイヴ・バウティスタ
ガーディアンズの一員。みんなから馬鹿だと思われている。実際は心優しい父親。
聞かれなかったから話さなかった、という場面があるのだけれど、この辺りがいかにもドラックスらしい。
マンティス:ポム・クレメンティエフ
ガーディアンズの一員として活動している。触れたものの心を読んだり操ることができる。
何度もあり得ない角度で着地していたけれど、よく死ななかったと驚き。
ネビュラ:カレン・ギラン
ガモーラの妹で腕を武器に変化させることができる。ガーディアンズの一員としてピーターと共に行動している。
いつも怒っているように見えるのは、このキャラの性質だろうか。
ガモーラ:ゾーイ・サルダナ
サノスがソウル・ストーンを手に入れるために命を犠牲にされた。今はラヴェジャーズの一員として活動している。一定期間の記憶がない。
ピーターを知らない状況というのはいつ頃の話なのかが気になってしまった。
ハイ・エボリューショナリー:チュクウディ・イウジ
本作品の悪。完璧な世界を作るために動物実験を繰り返している。ロケットもその実験台だった。
ロボコップのマスクを外した状態を連想させる。
アダム・ウォーロック:ウィル・ポールター
金色の体のソヴリン人。
前作にも出てきていたみたいなのだけれど、全く記憶にない。
[内容]
ウォーロックがガーディアンズの居住区に突撃してきた。その攻撃でロケットが負傷する。自動治療器を使って、治癒をしようとすると、体内に埋め込まれた自爆装置の影響で回復させられない。
ピーターらはロケットを救うために、ロケットの体内に自爆装置を埋め込んだ人物を訪れることにするのだった。
[感想]
ロケットを救うためにガーディアンズが旅に出る作品。
<ロケットの過去が描かれる> ・実験台だった過去
今回の作品はロケットが中心。
ウォーロックの襲撃で、ロケットが負傷する展開から始まる。その直前までは、ガモーラを失ったことで生きる楽しみがない様子のピーターが中心になりそうだったのだけれど、そんな展開はウォーロックの襲撃で一転。
ロケットを自動治療器で治せないと分かって、ピーターらがロケットを救うための方法を調べる。ネビュラが、ロケットの手術をした人物を特定して、パスコードが分かれば良いということで、そのパスコードを求めて行動。
ピーターらが奮闘している合間に、ロケットの過去の記憶が映し出される。まだ二本足で立てなかった頃。他にもたくさんのアライグマがいて、その中からピックアップされたこと。そしてロケット以外にも同じ実験をされたカワウソやウサギ、アザラシ?がいる。彼らと少しずつ親しくなっていく。
と言った過去が描かれる。そこからどうやって、逃げ出してきたのか。と言った一連の過去が描かれる。
てっきりロケットも一緒に何かのミッションをする作品だと思っていただけに予想外の展開。そしてその過去を描くことで、ロケットがどんな苦しみを抱えているのか、いつも孤立しているように感じていた理由が分かったような感じの作品。
・ロケットを救うために
ピーターはロケットを救うために必死。ガモーラのことも気になっているけれど、ロケットが優先。と思っていると、向かおうとする場所に潜入するための協力者として現れたのがガモーラ。それでピーターはまた彼女の気持ちを自分に向けようとしている。
ガモーラが現れたから、ピーターの失恋話ではなく、ロケット中心のストーリーになったのだけれど、一つだけ疑問なのは、ガモーラはなぜ生きているのか?ソウルストーンが破壊されたために生き返ったのだったか?その辺りの背景が曖昧。
<完璧とは?>
・歪んだ世界像を目指すハイ・エボリューショナリー
ロケットを助けるためにピーターたちが行動している。その邪魔をしているのが、ロケットの産みの親、ハイ・エボリューショナリー。完璧な生命を作り出して、完璧な世界を作る。それが彼の理想。そして作り出されたカウンター・アース。
動物が人型に進化したその世界。一見、平和に見えるけれど、中には恐喝をしている者もいる世界。結局、地球と同じような感じになっている。
それをハイ・エボリューショなりーは失敗作だと言う。そして容赦なく、星ごと吹っ飛ばすことを決める。
そんな彼に「完璧とは不完全なことも許容することを言うのではないか?」と誰かが指摘する。ロケットだっただろうか?その言葉が印象的。失敗しない、あるいは争いをしない生き物ではなく、争いなどもすることを分かった上で、いかにそれを許容するか大切と言うのが、実はこの作品の訴えたかったことなのだろうか、と思った。ハイ・エボリューショナリーのような反面教師を登場させて、今の世の中に対するメッセージを出しているようにも感じた。
<スターウォーズ/サルラックのような星> ・有機物で覆われた星
ロケットの心臓につけられている自爆装置を解除するためにパスコードが必要だという。そのパスコードが保管されている惑星なのか、戦艦なのかに向かう。その惑星は3つのシールドで防御されている上に惑星そのものが有機物で覆われていると言う謎の仕様の惑星。
見た目がどうしても映画『スターウォーズ』のタトゥーインの砂漠に住んでいるサルラックのようで不気味。惑星に飲み込まれるのでないか、と言う感じに見える。どうしてあんなビジュアルにしてしまったのか。あまりにも異質な見た目で、なんというか、B級映画感があったように思えてしまった。
ロケットが無事助けられて、ピーターは去っていく。これでこのシリーズは完結なのかもしれない、と思う作品だった。
鑑賞日:2023年5月6日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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