こんにちは、Dancing Shigekoです!
ビジネス映画を見てみたいと思って鑑賞。
今回は映画『ウォール街』を紹介します!
[基本情報]
原題:Wall Street
監督:オリバー・ストーン
脚本:スタンリー・ワイザー
オリバー・ストーン
製作:エドワード・R・ブレスマン
音楽:スチュワート・コープランド
主題歌:フランク・シナトラ『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』
編集:クレア・シンプソン
配給:20世紀フォックス
上映時間:128分
[登場人物]
バド・フォックス:チャーリー・シーン
ジャクソン・スタイナム社の証券マン。学生の頃からゴードンに憧れている。
ゴードン・ゲッコー:マイケル・ダグラス
ゲッコー商会の経営者で、投資家。巨額の富を投資で稼いでいる。
ダリアン・テイラー:ダリル・ハンナ
ゴードンの恋人。インテリアのコーディネートをしている。
カール・フォックス:マーティン・シーン
パドの父親。飛行機会社の整備士をしている。
[内容]
パドはゴードン・ゲッコーと取引を始めたと考えて、毎日、営業の電話をかけていた。ゴードンの誕生日に、突撃、営業を掛け、5分間だけ面談が許された。最初のうちは、ゴードンに格の違いを見せられるだけだったが、パドは父から聞いていたブルースター・エアラインの事故報告に関する情報を提供するとゴードンは興味を示す。そしてパドに運用を依頼するのだった。
[感想]
ウォール街の証券マンが儲けるために奔走する作品。
・株で儲ける人々
ウォール街は証券取引の中心地。そこで働く証券マンが主人公の本作品。出社して、自席について、何をし始めるかと言ったら、ひたすら電話。証券マンの仕事というのは、どういうものなのか。この作品の通り、電話ばかりしているイメージ。ただ、その電話で誰に何を売り込んでいるのか。
今がこの証券の買い、売りだという情報を流して、実際に取引してくれたら、その手数料が自分たちに入ってくる、という仕事なのだろうけれど、終日、モニターや電光掲示板の株価の動向を睨めっこしている。
そして取引が成立すると、相手に感謝。
パドが狙ったのは、投資で成功しているゴードン・ゲッコー。彼に何とか売り込もうとしている。そして何とか興味を持ってもらって、株の売買を成立させる。
この世界観、株の取引で財を築き上げる。一回の取引額が大きいから、儲けも大きいということなのだろうけれど、そんな大きくお金を動かせるというのがすごい。最初からそうだったというわけではないのだろうけれど、株だけで生活をしている、という感じにも見えて恐ろしい。
・違法ギリギリの攻め方
どうやってそんなに株の動きを見極めるのか、と思ったら、この作品では真っ当な方法というよりはインサイダー。事前に知っていた情報を使って、巧みに売り買いしている。ゴードンもパドに株で成功させようと思ったら、相手の懐に入っていかないと無理だという。インサイダー取引が怖くて、儲けなど出せない、とまで言っている感じ。
企業の今後の動向を見極めようとしたら、こんな感じで、その会社にスパイを送り込むしかないのかもしれない?パドが取った作戦は、大胆にも清掃業者に成りすまして、清掃時に会社の経営情報を奪うというもの。
そこまでしないと儲けられない世界。であれば、欲張らず、お気に入りの銘柄に投資した方がいいようにも思った。
・お金に目が眩みすぎたか
しかしパドは違う。お金欲しさにどんどん攻め込んでいく。ゴードンに騙されたと思ったら、彼のライバルに情報を流して、ゴードンを貶めようとする。そしてお金を独り占めしようとしている。そこまでしてお金が欲しいのか。
一度手に入れてしまうと、無かった時代には戻れない、と言った感じのことを作中、誰かが言っていた。元通りの生活を否定するわけではないのだろうけれど、一度、高みを知ってしまうとそうはいかないものなのか。
お金のある状態を高みと呼んでいいのか。パドの父のように整備士として地道に働いて、静かな暮らしをするのでは、物足りないということか。お金というのは人をおかしくするものなのだと思う。
適度がいいのだろうけれど、難しいのかね?
証券マンと縁のない自分には、理解が難しい作品だった。
鑑賞日:2023年9月23日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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