こんにちは、Dancing Shigekoです!
過去の作品のIMAX上映が進んでいる。
今回は映画『アバター』を紹介します!
[基本情報]
原題:Avatar
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ジェームズ・キャメロン
ジョン・ランドー
製作総指揮:コリン・ウィルソン
レータ・カログリディス
音楽:ジェームズ・ホーナー
主題歌:レオナ・ルイス『I See You』
撮影:マウロ・フィオーレ
編集:ジェームズ・キャメロン
ジョン・ルフーア
スティーヴン・E・リフキン
製作会社:20世紀フォックス
ライトストーム・エンターテイメント
配給:20世紀フォックス
上映時間:162分
[登場人物]
ジェイク・サリー:サム・ワーシントン
元海兵隊員。負傷兵で車椅子で行動。兄が急逝し、代理でアバタープログラムに参加。
どうしてもターミネーター4のイメージが強い。髪がボサボサしてくるとその様子が失われたか?
グレイス・オーガスティン博士:シガニー・ウィーバー
植物学者。パンドラの植物を研究している。
アバターの異様に大きな目が印象的。口は悪いけれど、根が優しい感じが意外。
マイルズ・クオリッチ:スティーヴン・ラング
傭兵のリーダー。ジェイクにナヴィの内情を探り、資源を奪うための情報を仕入れさせる。
見るからに悪そうな人相。それだけに後半の行動は納得。
トゥルーディ・チャコン:ミシェル・ロドリゲス
ヘリコプターのパイロット。ナヴィ捜索隊として雇われているが、ジェイクたちにも協力的。
この作品での彼女の役回りは結構、お気に入り。
ネイティリ:ゾーイ・サルダナ
ナヴィ。オマティカヤ族の族長の娘。ジェイクに見張っている。
ナヴィ人特有のやや離れた目、長い鼻、青い肌など見るからに人間ではない種族。だんだん一人の人物に見えてくるから不思議。I See Youが印象に残る口癖。
[内容]
惑星パンドラの資源を手に入れるために現地民族のナヴィと親しくなることを計画する軍。アバターと呼ばれる人間とナヴィのハイブリッドの生命体に、思考を転送して操縦する仕組みを作り出していた。
その操縦に兄の代わりにすることになったジェイク・サリー。グレイス博士と散策に当たっていた時に、ケモノに遭い、逸れてしまう。
それがきっかけで、ナヴィの女性ネイティリと知り合う。サリーに木の精霊が降ってきたのを見て、神聖な人物とみなす。サリーを一族の元へ連れて帰る。サリーはそこでナヴィのことを知りたいと願い出て、ネイティリに教育してもらうことになる。
サリーはネイティリの教育を受けながら、軍に情報を共有して行く。
そして三ヶ月が経ち、軍は資源を確保する動きに出るのだった…
[感想]
人類が惑星パンドラの資源を狙ってナヴィ人に近づく作品。
<アバターが実現したなら>
・体と意識は別々の場所
アバターを動かし始めた最初は研究室にアバターがいる。その間、操縦するジェイクらはCTスキャンのような装置の密閉空間の中。目が覚めるとその装置の中に見る。目の前に壁があるという感じ。
アバターは最後に寝た場所に体が残ったままになる。実質、瞬間移動の実現。どこか行きたい場所にアバターで移動。しかし、実際に自分の体は手元にあるままという。この構図、もし実現したら、すごい世界観になっていくと思う。
作品中、ジェイクがこぼしていたような感覚になるかもしれない。どちらが現実なのかわからなくなるという感覚。だんだんそうなっていってしまうのだろうと思う。アバターで体験していることも実際に起きていることで、単に自分の意識が移動しているだけなのだと考えると、恐ろしい。体験してみたい世界観であると同時に実現させてはいけない世界観なのかもしれない、と思った。
<ナヴィとスカイピープル>
・アバターを手に入れたジェイク
ナヴィに近づくためにナヴィに似せたアバターに意識を移植して動かすという仕組みが取り入れられている世界。ジェイクがそのアバターの操縦をする。全く訓練したことがないジェイクが亡くなった兄の代理ということで急遽呼ばれる。そのアバターに意識を移植するためにはDNA情報も必要だとか。(この辺りの説明はうろ覚え)
それで初めてアバターに移転した時、ジェイクは少しずつ周りが見え始める。手が青いことに気づき、ガラスに映った自分の姿をみて感動する。さらに立ち上がれることに喜ぶ。その時の表情がいかにも悪い人。全く周りの言うことを聞かない感じの表情を見せる。危険な感じ。と思ったら案の定、その部屋から飛び出して、勝手に外にまで行って走り出す。
目一杯外の空気を吸う時の表情は、気持ちよさそう、と思うと同時に散々周りに迷惑をかけてその爽快感はないだろ!と突っ込みたくなる出だし。
こんなにも出だし印象が悪かったのに、その後に研究のために森の散策をするときや、ネイティリと出会って、ナヴィの村に連れて行かれた後とかは比較的普通だから、このギャップが意外。
しかし一番意外だったのは、マイルズの指示通りに情報を逐次報告していた部分だろうか。見るからに悪人に見えるマイルズを上官だと信じて、情報を全て流していく。それはやりすぎだったのではなかろうか。そんなことをしたら先が見えるだろうに。軽率だったように感じてしまう。
・ジェイクを見つけるネイティリ
ナヴィ人としては最初に登場するのがネイティリ。現地の人は英語ではない言語を話す気配を見せる。実際に、ジェイクと最初に会った時は英語を話さない。ナヴィ語を話している。そして、ジェイクを敵だと考えている。その直感は正しかったのだけれど、木の精霊がジェイクに降ってきたのを見て、これはお告げだと感じるネイティリ。この木の精霊っぽいもの、どこか『もののひけ』を思い出させるものがあった。
話も戻ってジェイクを母に会わせるネイティリ。彼にナヴィのことを教えてあげなさい、と命じられても最初は嫌な顔をしている。それが徐々に親しみを持ち始める。ジェイクが必死にナヴィのことを学ぼうとしている姿勢を汲み取って、心を許し始める。
このアバターと恋に落ちると言うのは・・・もちろん、アバターにではなく、その中身、ジェイクの考え方に恋をしているのだろうけれど。
相手の頑張りを認められるあたりはネイティリがすごく寛容な人物なのだと感じる。
<青と緑が豊富な惑星パンドラ>
・浮いている島
宇宙の一惑星での出来事を描くこの作品。緑と青が豊富で自然環境が美しい。その様子は中国の九寨溝を連想させる。水が透き通っていて、珊瑚礁がきれいに見えている印象。
その中でも印象的な場所は磁場が乱れるという先にある浮いた島。一言で表現するならラピュタがたくさん。その一つ一つの島が、地面の土が剥き出しになっていて、どこか荒れ果てている感じにも受け取れるものの、その島自体は緑がいっぱい。
こう言った非現実的な世界を、さも実在するように描写させていて、その美しさが伝わってくるのは、映像が上手だからなのだと感じる。同時に、今回はIMAX次世代レーザーという映像を際立たせる技術を駆使した劇場で鑑賞したからだと思う。そして映画館で見ることの価値を感じる作品。
鑑賞日:2022年9月25日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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