こんにちは、Dancing Shigekoです!
10万円の年内給付が可能になる。大阪市の発表を受けての決断だったのか。他の自治体の意見も強かったのか。この変更のスピード感は早かったように感じる。
さて、今回は映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』を紹介します!
[基本情報]
原題:Mary Queen of Scots
監督:ジョージー・ルーク
脚本:ボー・ウィリモン
原作:ジョン・ガイ『Queen of Scots:The True Life of Mary Stuart』
製作:ティム・ビーヴァン / エリック・フェルナー / デブラ・ヘイワード
製作総指揮:アメリア・グレンジャー / ライザ・チェイシン
製作会社:フォーカス・フィーチャーズ / ワーキング・タイトル・フィルムズ / パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
配給:フォーカス・フィーチャーズ
上映時間:124分
[登場人物]
メアリー・スチュアート:シアーシャ・ローナン
スコットランド女王。
エリザベス1世:マーゴット・ロビー
イングランド女王。メアリーの義姉。
ヘンリー・スチュアート:ジャック・ロウデン
イングランドとスコットランド王家の血を引く。メアリーと政略結婚をする。
ロバート・ダドリー:ジョー・アルウィン
エリザベスの臣下。
ベス・オズ・ハードウィック:ジェンマ・チェン
エリザベスの侍女
[内容]
メアリーは夫が亡くなり、スコットランドに戻ってきた。そしてスコットランドの女王の座につく。
メアリーはエリザベス女王の影響下にあることを嫌い、イングランドの王位継承を画策し始める。まずはイングランドとスコットランドの両王家の血を引くヘンリーとの再婚し、勢力を拡大。さらにヘンリーの子を身篭り、王位継承へと近づいていく。
しかし徐々に臣下から疑念を抱かれるようになり、臣下の計略にはまり、城を追い出されるのだった。
[感想]
イングランドとスコットランドの王位を巡る女王の駆け引きを描いた作品。
・衣装がすごい
16世紀の英国。メアリーが登場する最初の場面から衝撃。髪の毛が卓球のラケットのような形をしている。その髪型に驚き。続いて、エリザベス陣営は横方向に膨らんだ髪型。日本的にも感じる。その中にエターナルズのセルシがいたのも目を引いた。
髪型に続いて印象的だったのが、メアリーの義兄のマリ伯。どう見てもラスプーチンだ、と感じてしまうイメージは終始ついて回った。
侍女の服装や、その行動もとても印象的。女王に命じられたら、さっと部屋から出ていって扉の外で待ち構えている。妊娠したメアリーのお風呂の時には、一体何人係で体を流しているのかと思うほど、みんなが女王に尽くす。
こう言った行動、衣装、髪型など全てがこの時代背景の雰囲気をよく描き出していたように感じる完成度だった。
・天然痘にかかったエリザベス
メアリーの存在感が気にかかっていたエリザベス。そんな中で天然痘にかかる。そのことをメアリーはエリザベスの臣下から聞き出す。メアリーは早速、侍女や臣下らにエリザベスは天然痘だと言って勝ち誇ったような表情を見せる。
天然痘と言ったら、死の病気?と勘違いしていた私には意外な展開。きっと天然痘というのは嘘情報で、メアリーは騙されているのだろうと思っていたら、エリザベスの姿が映し出される。その痛々しい姿に、えも言われぬ思いになった。
・道なきみちをゆく一行
メアリーがスコットランド内を移動する場面や、エリザベスがメアリーに会いにいくときに馬に乗ってかけていく姿。まだ舗装されていない道をいく姿が印象的。周りは見渡す限りの緑。その中に土の地面が露出している部分が細く長く伸びている。多くのものたちが通り過ぎて行った結果、自然とできたみち。スコットランドが主な舞台のこの作品、とにかくその平原の中をかけていく姿は記憶に鮮明に残った。道の周りには何もない大自然が広がり優雅さを感じさせる一方で、人間の活動の薄汚さが随所に出てきて、悲しい気持ちにさせられる部分が多かった。
・一番印象に残ったのは…
メアリーは売女の汚名を被らされ、城を追放される。身を隠していた廃屋にエリザベスが会いに来る。真っ赤なカツラを被り、顔を真っ白に仕上げて現れる。その姿が、『アリス・イン・ワンダーランド』の赤の女王を彷彿とさせる。この時代は、肝心な時にはこう言う化粧をするものだったのか。とても印象に残る場面だった。
英国の過去を学べる作品だった。
鑑賞日:2021年12月13日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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