こんにちは、Dancing Shigekoです!
本日、東京五輪の競泳最終日でした。50m自由形男子で3位に入ったブラジルの選手の喜ぶ姿は感動的でした。
さて、今日は小説『伶也と』を紹介します!
[内容]
直子は友人に誘われて行ったゴライアスのライブで見かけたボーカル伶也にすっかり魅了されてしまう。ライブの後に出待ちをして声をかけてもらえた直子。彼女にとって伶也はなくてはならない存在になっていく。
[感想]
モーニングストーリーで紹介されていて、ちょっと気になって借りて見た本。重い、深い。こう言った印象が残る。直子の半生。伶也を追い続けて行く半生が描かれていて。人生の浮き沈みを体験しながら、最期まで描写されている部分。自分の知人も次々と亡くなっていき、一つの人生を疑似体験した感じが実に、深い。歳を取っていくというのが、本当にこんな感じなのかもと感じてしまった。
ずっと愛し続けていた、思いを寄せていた人と最期を迎えるという描写。自分には起こることのない生活だと思いはするものの、どこかで、もし自分が芸能人と知り合うことができたら?芸能人?こういう世界観を共感できただろうか?ここまで思いを途切らせずに、人生終われるだろうかって。今の家族に対してなどね。そんな深い世界を、若干、生活に影を落とすような感じの作品だった。幸せについて考えさせられる展開。自分の体験したことのない年をとった後の感覚の描写とかはどう作り出したのだろうか?
読了日:2018年2月17日
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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