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小説”いま、会いにゆきます”の考察



こんにちは、Dancing Shigekoです!

緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。これで、かなりの効果が出ることを期待。自分も感染しないように気をつけます!

さて、先日読み終わった小説”いま、会いにゆきます”の結末について、考えを巡らせてみる。

※ これより先はネタバレとなります、ご注意ください。

雨の季節に帰ってきた澪。

その澪が一体、何者なのか?その設定は一旦、深く考えないこととする。

一度死んだはずの人物が戻ってくるというのだから、幽霊っぽく感じてしまう。

しかし、実は違う。

それは8年前の澪だったという設定。21歳の夏に交通事故に遭った澪は8年後の雨の季節に飛んだというのである。その内容を記された手紙が、巧がノンブル先生のところに訪れた時に渡される。

21歳の澪は29歳のはずの澪に成り代わって、巧と佑司と生活を送っていたという。巧は、澪の記憶を呼び覚まそうと、いろんな昔話を聞かせる。その聞かされた昔話を、21歳に戻った澪は実行に移したという展開なのだけれど、こういうタイムスリップ関係の作品は、考えを巡らせたくなってしまいます。

1番の気になる部分、それは未来に行った澪が、元の時代に戻るという時間関係。未来に行った澪を待っていたのは、8年間生活をした巧。その巧には、澪が21歳以降の生活についても知っている。この8年後の巧は、一体、どの澪と生活を共にしていたのか。

時間が無限にループしていることになるのではないか?

21歳の澪が29歳の雨の季節を体験。そして21歳に戻って、28歳まで生活。そして亡くなる。

しかし、その1年後に再び21歳の澪が現れる。

ということなのだから、澪は無限ループしていることにならないのだろうか。

彼女は28歳でなくなったように見えて、永遠に21歳から抜け出せないループに入ったように感じてしまう。

このニュアンスつかめますか?

皆様はどう思われますか?

それでは、また明日!

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