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小説『魔女と過ごした七日間』魔女健在!


 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 羽原円華が登場する第三弾。


 今回は小説『魔女と過ごした七日間』を紹介します!


[基本情報]

 著者:東野圭吾

 出版社:KADOKAWA

 出版年:2023年

 410ページ


[登場人物]

羽原円華

 自称魔女。数理学研究所で働いている。

月沢陸真

 中三。父親 克司が殺される。なぜ殺されたのか調べてみる。

宮前純也

 中三、陸真の親友。陸真の調査に付き合う。

脇坂

 警視庁捜査一課の刑事。月沢克司殺人事件の捜査にあたる。


[内容]

 月沢陸真は父親が殺害され、友人の宮前純也と遺品の整理をしていた。当面の生活費確保を考えて、通帳などを調べていると、見ず知らずの名前からの入金、送金があることが分かる。その人物について調べ始めると、数理学研究所で働く羽原円華にたどり着く。それを機に彼女と、陸真の父の事件について調べ始めるのだった。


[感想]

 羽原円華が登場する第三弾。

・魔女健在

 円華が本作品にどのように関わってくるのか。彼女の空気の流れを予測できる特殊能力がどのように活かされるのか。そういった期待を秘めて読み進めていく。

 するとまずは車椅子の少年を連れているところから始まる。けん玉をエレベーターの扉に挟んでみたり、糸なしけん玉を天井にあたるくらい高く投げ上げたものをけん先にいともあっさり突き刺してみたり、雨の予定を言い当てたりと、日常生活の中での特殊能力っぷりを炸裂。

 この調子で、日常の出来事をベースに彼女が存在感を出すのか、と思っていたら、展開は殺人事件の調査へと変化していく。その調査の過程で、殺人現場となった川辺を特定してみたり、交渉相手から有益な情報を引き出すために、ビリヤードで驚異の腕前を披露したり、ルーレットの出る数を次々と言い当ててみたり、ルーレットを自在に操ってみたりと。交渉を有利に進めるために凄さを見せつけるという見せ方。

 本作品でも円華の凄さは健在。彼女が実際に存在するならば、会ってみたいと思う凄さだった。


・殺人事件の真相

 円華が陸真の父親を殺した犯人探しを手伝う。

 徐々に明らかになっていく事件の真相。そこには警察の誤認逮捕(犯人死亡のため、逮捕はされず書類送検で終わっている)に潜んでいた警察の抱えている闇、と言ったものを題材にした内容。

 無違反の一般市民のDNAをどこで採取しているのか、見当たり捜査官だった陸真の父が固執する一人の人物。その人物が今回の事件とどう関係しているのかと言った話から徐々に真相が明らかになっていく。

 円華が登場するサスペンス、加賀恭一郎シリーズみたいな感じと思った。今後も彼女がこういった殺人事件に関わるのか?


・警察の威信

 殺人事件の捜査は、警視庁の脇坂が参加する捜査本部が中心に進んでいく。

 しかし、素人探偵の円華が先に次々と有益な情報を先に見つけていく。まずは殺害現場の特定、多摩川の下流の方を捜索している警察にお構いなく、もっと上流に向かう円華。それは彼女の特殊能力が存分に発揮された結果でもあるのだけれど、警察が素人に出し抜かれる形というのは、どうなのだろうか。

 その後も、闇カジノの存在や場所の特定、実に多くの案件を円華たちが先に見つけていくような形。最終的に犯人も特定して、警察のメンツは丸潰れではないのかな?と思う展開だった。


 事件の真相究明の流れを楽しみつつ、羽原円華の魔女っぷりを楽しめる作品だった。


 読了日:2024年3月30日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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