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小説『掟上今日子の鑑札票』ネタバレ感想 | いくらなんでもあり得ない?!

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 4月30日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 一気に忘却探偵シリーズを読み進める。


 今回は小説『掟上今日子の鑑札票』を紹介します!


[基本情報]

 著者:西尾維新

 出版社:講談社

 出版年:2021年

 ページ数:249ページ


[登場人物]

掟上今日子

 最速の忘却探偵。

隠館厄介

 冤罪体質の男性。入院中の会社重役を狙撃した容疑をかけられる。


[内容]

 会社の重役が狙撃された。その容疑者として隠館厄介が浮上。厄介は掟上今日子を助けに呼ぶ。厄介の容疑は晴れたものの、掟上今日子も病室の調査をしている時に、狙撃されてしまう。そして忘却することを忘れてしまうのだった。

[感想](※ネタバレあり)

 掟上今日子が探偵廃業の危機に追い込まれる作品。

・そんな器用なことができるのか?

 今回の作品では、掟上今日子が狙撃をされることから始まる。そしてその結果、ミステリー用語を忘れてしまう事態発生。探偵業存続の危機に追い込まれている形になっている。

 この展開に至るまでが疑問。掟上今日子が狙撃されたのは頭。それなのに生きている。しかも意識もはっきりしている。過去に一度撃ち抜いたのと同じ場所に寸分違わず弾丸が通っていったという。

 そんな器用なこと、奇跡的なことが起きうるものなのか。忘却探偵シリーズの世界観がどうだったのか、がだいぶ記憶から消えているので、そのような非現実的なことも起きていたのかもしれない。しかしさすがに頭を撃たれて生きていると言うのは、非現実的すぎるかも。

 もしかしたら、忘却探偵シリーズが終わる時、実はすべて隠館厄介の夢でした、と言うオチのような気がしてくる。そのくらいこれまでの展開からだいぶ離れてしまったような気がした。

 

・スケールがおかしなことに

 今回の作品ではライフルによる狙撃。その狙撃は銃声よりも先に弾丸が着弾するという遠距離からのもの。ライフルでの狙撃、だけでもかなりこれまでの世界観と異なる印象ただけれど、そこにさらに地雷、そして戦車まで出てくる。

 ここまでいくと、まったく違った世界に見えてくる。日本の中で戦車が走り回ったという事実があまりにも飛びすぎてしまっているような気がした。

 こういう世界観の作品だっただろうか?


・その話は真実だったのか?

 そしてこれまでも何度か触れられてきた掟上今日子の過去。その過去が今回、語られる。ただその話もどこまで本当なのか。掟上今日子が軍人だった疑惑を裏付けるような話が紹介されるけれど、それはどこまで本当だったのだろう。

 

 この作品のストーリーはこれまでの作品と系統がだいぶ異なり、どこか隠館厄介の夢なのではないかと思う作品でした!


 読了日:2026年4月29日  


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!


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