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小説『ラブカは静かに弓を持つ』週一レッスンはいかが?

  • 執筆者の写真: Dancing Shigeko
    Dancing Shigeko
  • 2024年7月30日
  • 読了時間: 3分

 こんにちは、Dancing Shigekoです!


 ラジオ番組で紹介されていた本に挑戦。


 今回は小説『ラブカは静かに弓を持つ』を紹介します!


[基本情報]

 著者:安壇美緒

 出版社:集英社

 出版年:2022年

 ページ数:300ページ


[登場人物]

橘樹

 全日本音楽著作権連盟(全著連)の社員。ミカサ音楽教室が著作権を侵害している証拠を掴むために潜入調査をすることになる。

浅葉桜太郎

 ミカサ音楽教室・二子玉川店のチェロの講師。橘にチェロを教える。

三船綾香

 全著連の総務部。


[内容]

 全著連はミカサ音楽教室が音楽の使用料を払わずに教室で使用していると見て、訴える準備をしていた。その一環として橘はミカサ音楽教室に潜入してポップスの音楽が利用されている証拠を掴むよう命じられていた。

 二子玉川教室のチェロ教室に入会した橘は、講師の浅葉の演奏に魅せられ、徐々にチェロの練習に専念す流ようになっていくのだった。



[感想]

 全著連の社員による潜入調査を描く作品。

・音楽を守る人たち

 著作権がどのように守れられているのか。音楽の著作権を守り、収益を上げる人たちがいる。全日本音楽著作権連盟。これはフィクションの組織か、実際に存在する組織なのか。調べてみたらすぐに分かることなのだけれど、いろんな組織があるものだと思う。

 ただやり方がややずるいと感じる。音楽教室で使用料を払わずに音楽が使われているという事実を掴むために潜入調査するというのは、いささか邪道な気がする。それだったら、もっといろんな人に聞き込みするだけにするでも良いのではないか、と感じた。


・音楽教室に通う生活

 潜入調査ということで橘はチェロの教室に通い始める。毎週一回、定時後に二子玉川の音楽教室へと通うのが仕事という、仕事というか、趣味に近い感じの仕事。会社のお金でチェロを学ことができるのなら、自分だったら志願するかも?

 実際に、今の仕事が落ち着いたら体験レッスンを受けてみようかなと密かに計画中。そういった刺激を受けた。


・何かに本気で挑戦すること

 橘は子供の頃のトラウマでチェロから遠のいた生活を送っていたけれど、ミカサ音楽教室に通い始めて、自主練も始めるようになる。

 浅葉はふとしたきっかけで全日本音楽コンクールに挑戦することを決める。今年が最後のチャンスだから悔やみたくない、という理由から練習に専念している。こういった姿を見ていると何かに本気で挑戦することというのは大事だなとつくづく感じる。

 自分も何かに挑戦したいと思った。


 自分も楽器を習い始めようかと思う作品だった。


 読了日:2024年7月29日


 皆様の感想もぜひお聞かせください!


 それでは、また次回!




 
 
 

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