こんにちは、Dancing Shigekoです!
大阪府と大阪市の一元化が4/1から進むことが決まりました。そのニュースを見て感じたことは、政令指定都市の制度見直しが必要なのではないか、と言うこと。大きな枠組みを直さず、現場レベルで解決して行く。他の都市では問題になっていないのだろうかと、感じてしまいました。 さて、今日は国内ドラマ『24 Japan』を紹介します。
[基本情報]
原作: “24” Created by JOEL SURNOW & ROBERT COCHRAN
日本語版脚本: 長坂秀佳
音楽: 奈良悠樹
制作協力: トータルメディアコミュニケーション
制作: テレビ朝日
[登場人物]
獅堂現場:唐沢寿明
CTU班長。妻と娘をテロに人質にされ、テロの指示通りに行動を取らざるを得ない状況になる。単独行動が過ぎて、支部長を始め、上層部に扱いが面倒な存在とみなされている。
どうしてもオリジナルのジャック・バウアーと比較してしまう部分がある。一言で表すなら、行動は暴走気味だけれど、ジャックほど気迫が強く出てはなく、おとなしい感じに見える。ある意味、日本的なジャックと言う印象。
朝倉麗:仲間由紀恵
初の女性 総理大臣を目指して選挙の行方を見届ける。その最中、息子が過去に殺人をした疑惑が浮上。その事がきっかけで、夫の遥平と衝突を繰り返す。
政治家と言うよりも家庭内問題が続いた印象。演説の時も、家族と話す時も、どこか形式ばっている印象を受けるのは仲間由紀恵の演技力が理由か?
獅堂六花:木村多江
獅堂現場の妻。娘の美有が夜中に出て行ったきり、帰ってこないことから探しに出かける。その時にテロの一味に捕まり、人質にされてしまう。
とにかくよく妨げに入る。終始取り乱している感じで、鬼束支部長が煙たがるのがよく分かる感じの存在でした。
水石伊月:栗山千明
CTUほチーフ。一時期、獅堂と不倫関係にあった事があり、部下の南条と獅堂の間に軋轢を作る。指導不在の時のCTU内での司令塔。
最終話での表情の豹変ぶりが印象的。それまでとの表情からあまりにも変わってしまっていたので、若干、無理があるのではって思わずにはいられなかった。
朝倉遥平:筒井道隆
朝倉麗の夫で、選挙活動の取りまとめを行う。利権のためには、なんでもする姿勢が、麗の反発を買い、関係が悪化していく。
眉間に深く刻まれた皺が個性的。この役だから、その表情なのか、筒井康隆の表情がそうなってしまったのか、他の作品に登場したら注目してしまいそうなほどでした。
[内容]
朝倉麗が初の女性総理大臣になろうとしている選挙当日。
CTUに朝倉麗の暗殺計画がある事が知らさせる。警備に向かった獅堂現場。家族を人質に取られ、朝倉麗の暗殺に加担することになってしまう。
会場で騒動を起こし窮地をかろうじて脱するが家族は捕まったまま。獅堂は単独で手がかりを探し救出を狙う。
その頃、朝倉麗陣営は、選挙の行方を揺るがす報道をされそうになって、その対処に苦慮していた。その報道の内容とは、朝倉麗の息子が殺人犯だと言うものだった。この一件がきっかけで朝倉麗は家族の結束に亀裂が入り始めるのだった。
[感想]
0:00から翌日の0:00までを1時間刻みに1話ずつ展開していく全24話のシーズン。
・どうしても日本で起きていると考える無茶に感じる設定
日本を舞台にしたテロとの戦い。
まずこれだけの大規模なテロ活動が日本で起こったら、もっと騒動になりそうな感じだけれど、世間は比較的何事もなく、平穏に選挙活動が過ぎていくあたりCTUの情報コントロール能力の高さなのかと感心する。しかし、どこか無理があるように感じてしまうのも事実。
森の中での銃撃戦や街中で警官が撃たれるなど、謎の施設(まるでエリア51のような扱い)など、どれを挙げても、日本らしさに欠ける。ドラマだからと割り切っていないと追いついていけない。
逆にドラマだと割り切っているので、実際のところは、そう言った設定はあまり気にならない。アメリカのドラマを日本版に当てはめるといろんなギャップを感じるというところが楽しめる。
・オリジナルでも感じた、獅堂の異次元なタフさ
獅堂の周りで次々と仲間が倒れていくのに、獅堂にはかすらない。この神がかり的な運がすごい。警備に当たっているものが見事なまでに一発で仕留められていくのに、獅堂はどれだけ銃撃されても、当たらない。
そして敵にも次々と当たる。最後のアンドレ、ビクターとの対決も実に淡白。獅堂が撃った一発がとどめを刺していく。驚異的な生命力と感じてしまう。
一体どうなっているのかと思ってしまう。
さらに忘れてはならないのは、ほぼ徹夜に近い状態にも関わらず、普通に物事を判断していく。それは獅堂に限らず、CTUや選挙に関わる朝倉陣営の誰もがタフ。一体いつ休憩しているのだって思ってしまう。オリジナルはもう少し疲弊感が出ていたような印象が残っているだけに、この辺りは日本版ならではなのかもしれないと感じる。
・いろんな人物が登場しては消えて行った
24あるあるなのかもしれないけれど、新たな人物が現れては、やがて消えて行く。その移り変わりの速いこと。一体、どれだけの人物が登場しては去って行ったのか。わずか24時間でこれだけ人物が入れ替わって行くということが、環境の変化の激しさを物語っている。自分の生活で考えたら、1日に新しく合う人物は限りなく0に近い。1ヶ月で十人にも上らない環境にいる自分にとって、1日でこれだけ目まぐるしく人が接触してきたら、名前を覚えるのは無理だろうなあって思ってしまいました。
・24時間の奮闘の末に待っているやるせない結末
何よりも結末があまりにも辛い。その辛い結末が待っているあたりが、ある意味、現実的。物事、順調に終わるとは限らない、という典型に見える。それは獅堂にとっても、朝倉麗にとっても同じこと。
総理大臣の座を得たものの失ったものもある朝倉麗。総理大臣の暗殺を阻止する任務には成功したものの、その代償に失ったものが大きい獅堂。しかもその展開の急さには思考が追いつかない。なぜそうなってしまうのか。
そんな酷な結末を見せておいて、終わって行くのだから、続きがあればすぐに見たいって思わせる。そのあたりの演出はすごい。
と見終わって一番感じたことは、オリジナルの内容に大体沿った構成になっていたと感じること。同時にオリジナルをもう一回見てみようという刺激を受けたことでしょうか。
[各話感想]
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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