こんにちは、Dancing Shigekoです!
今回は国内ドラマ"桜の塔" 第6話を紹介します!
前作の感想はこちら→第5話
続き見たい度:良 (ランクの定義はこちら)
[内容]
千堂との対決から5年が経っていた。上條は警視庁刑事部捜査二課の課長に就任していた。先導は副総監、そして間も無く退官する矢上の信頼を勝ち取っていた。
上條は国会議員・加森沙代里の受託収賄罪を捜査していた。立件可能というところまで証拠を集め、千堂に立件を申し立てるが、今回は見送るようにと命じられる。さらに何者かによってこれまでに掴んでいた証拠が盗まれてしまうのだった。
上條は水樹に依頼して、間も無く行われる加森へのお金の受け渡し現場を押さえる協力を求める。水樹は張り込みを続け、ついに加森がお金を受け取った現場の動画を手に入れる。その証拠画像を頼りに上條は加森逮捕に動く。情報を知らされていなかった千堂は上條への怒りをあらわにし、外様派から破門を言い渡していた。上條は動じることなく、同期の新垣、馳と共に改革派を立ち上げると宣言する。その後見人として権藤が立つのだった。
[感想]
月日が流れ、勢力図がだいぶ変わった状況下で上條が再び千堂への攻撃を始めた一話。
・虎視淡々と千堂の隙を狙う上條
通常の捜査を進めながら千堂を引きずり落とそうとしている気配が上條からにじみ出ている。すれ違い様に礼をする時も、どこか含みがあるのが伝わってくる。上條が千堂を止めようとしている内情を知らなくても、そこに並外れた敵意のようなものを感じるだろうと思うすごさ。
それでも千堂に呼び出されて、普通に会話をしている様子が不気味。お互い腹の中の探り合いという感じが実に不気味。上條が5年ぶりにクラブSへ行って、千堂と二人で飲んでいた時の様子も、千堂の発言は嘘っぽく聞こえるし、上條もその場を上手に取り繕っているのがヒシヒシと伝わってくる。
そんな関係の状態で上條が千堂の命令を無視して、行動を起こすのだから、本気度もすごい。そして千堂の激怒っぷりもすごい。激怒しているけれど、冷静に対処している様子に権力の差を感じる部分もある展開。
・警察と政治のつながり
今回、上條が追っていたのは、国会議員の加森。彼女を逮捕すると国民の政治不信を加速することになるから、逮捕は見送れてと命じる千堂。そこには警察と政治の癒着のようなものを匂わせる。そして実際に加森の後ろにいる代議士が権力者で、警視総監の任命権も持つ存在。加森を逮捕するとその代議士を怒らせる、機嫌を損なわせては自分の警視総監への道が危うくなるから、逮捕は控えるようにと指示を出していたことが明らかになる。
自分の出世のために、世の中の善悪への処分をねじ曲げる。こういったことが実際にも起きているのか。こういう構図を見せられると、実際の世の中の動向にも興味を抱いてしまう。
・新たな派閥の立ち上げ
これまで出世のライバル関係だった同期の新垣、馳が上條と手を組む。この3人が協力したら、新しい風を吹かせることができそうと言う期待感を抱かせる。さらに権藤が後見人として協力する。五年と言う年月で、この辺りの人間関係がすっかり変わったことを印象付けさせる。
警察という組織の中で13人の派閥がどのくらいの規模なのかは、それに派閥の持つ拘束力も自分には分からない世界観。このドラマがどのくらい警察の内情を描写しているのかは分からないものの、今までになかった世界観に触れることができるのは面白い。この新しい派閥がどのように警察を変えていくのか、今後に注目です。
改革派と言う警察の体質に新たな風を起こす上條の今後が気になる一話でした。
皆様の感想も是非お聞かせください!
それでは、また次回!
皆様の感想もぜひお聞かせください!
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