こんにちは、Dancing Shigekoです!
医療従事者のワクチン接種が50%程度に止まっている。ワクチンの供給が追いついていないというのが主な理由。1日も早い100%到達、安心して生活できる日が来ますように。
今回は国内ドラマ『リコカツ』第3話を紹介します!
前作の感想はこちら→第2話
続き見たい度:良 (ランクの定義はこちら)
[内容]
家に咲の母親が押しかけてきた。しばらく住ませてもらうと言う。まだ離婚することは伝えずに仲良いフリをして過ごす二人。寝る前に、箱根の陣屋のサイトに写っている紘一の母親の写真を見て、どうするのかを話していたところ、咲の母が新婚旅行の計画と勘違いする。それがきっかけで後戻りできなくなる二人。一緒に行く事を決める。
自衛隊では、重森隊長が紘一の休暇申請を承認、壮行会をしようと提案してみんなが盛り上がっていた。咲の方は、編集長からラルフローレンの企画は、残念ながら別の担当になったと聞かされる。さらに文芸部への異動を命じられるのだった。紘一に聞いてもらいたいと思っていたが、紘一は酔っ払って帰ってきて、話ができずに終わるのだった。
旅行当日、咲と紘一の2人は陣屋に着く。至る所に重森の厚意が散りばめられた部屋でくつろいでいると、遠くで外国人観光客の接客をしている母の姿を見かける。さらに晩ご飯を運んできたのが母だった。戻るように働きかけるが、母は無視。夜、紘一は悩んでいた。自分の人生が否定されたように感じたことを口にすると、咲は励ましてくれるのだった。
翌日、結局、母親を連れ戻すことができなかった紘一だったが、咲は話をしておいでと背中を押す。それで紘一は、母親の思いだけを確認してくる。決して連れ戻そうとはせず、理解を示して帰っていくのだった。
父親に報告に行くが、父には理解してもらえずじまい。そして帰宅する。するとそこには青山がいるのだった。
[感想]
紘一の母を連れ戻すために疑似新婚旅行をする咲と紘一の1話。
・ かき乱す咲の母
いきなり大量の荷物を持って、咲と紘一の新居に押しかけてきた咲の母親。そのマイペースっぷりに驚き。それなのに突然の来訪に文句を言わない紘一にはもっと驚き。戸惑っているのは、明らかなのだけれど、そのことで不満を言うわけではない辺りが、ある意味すごい。
さらに驚きなのが、咲の姉までもが、咲と紘一が旅行で不在の中に上がり込んでいると言う構図。常識と言うものが存在しない家族って感じに見えてしまう。これだけ世間知らず感が半端ない両親と姉を持っているにも関わらず、咲の感覚は比較的、一般的に見えるのだから不思議。
と、一見すると迷惑ばかりで、母の来襲は百害あって一利なしに見えるのだけれど、紘一と咲が旅行に行く気持ちを盛り上げる後押しになっていると考えると、地味に大きな役割を果たしているようにも感じる。さらに最後には青山がやってきていたけれど、これも咲の母が呼んだものだと思うのだけれど、こうしたきっかけ作りのための存在と考えると重要と感じる。
・ 自分の人生を生きる
紘一が母の話を聞く。その理由は、どこにいくにも緒原の奥さんや、紘一君のお母さんと言う呼ばれ方だったと。それに対して、陣屋では薫さんと呼んでもらえる。自分の存在を認められていると感じていることが大きい。その発言を聞いた時にうちはどうなのだろうって思った。
主婦の世間からの見え方と言うものを感じさせられる。どうであれば、そう言った感じにならないのだろう。現実に目を向けさせられる発言にどきっとさせられた。
・ 変化していく環境
今回、大きくは取り上げられなかったものの、咲の異動というのは、実は大きな変化。吉良夫妻との時間をもっと確保したらこんなことにならなかった、と言う後悔に襲われなければ良いのだけれどって思う。仕事で大きな変化のあった咲、しかし、それ以上に大きな変化は咲と紘一の関係ではなかろうか。
お互いやや勢いで結婚してしまった感じはあるものの、徐々にお互いの素性が分かり始め、さらにお互いの内面に触れる機会が増えてきているのが見て分かる。紘一がなぜ咲と結婚しようと思ったのか、その話を母から聞く咲。本当に自分のことを思ってくれているのだと感じているのが伝わってくる。
咲は、離婚って言ったものの、意地になってその言葉を言っているだけになってきている感じも見える。咲が紘一の父に対して、紘一を庇う発言をした理由を、紘一が問うと”まだあなたの妻ですから”と言う。その辺りにも変化が見られる。
あとはどんな形でリコカツが終了するのか、そんな未来予想図を期待しながら見てしまう。
離婚という他人事ではない題材がテーマのドラマ。離婚を意識することで初めてお互いの良さ、必要性に気付かされていくという展開は、現実と照らし合わせて見てしまうものがあります。それだけに咲と紘一がうまく行ってくれることを願いながら見てしまう。まだまだ今後の展開が気になります。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また明日!
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