こんにちは、Dancing Shigekoです!
佐倉と青羽はこのまま順調に行くのか。
今回は国内ドラマ『silent』第9話を紹介します!
前回感想→こちら
[内容]
#9 誰がどうやって力になってくれるの?
佐倉は実家に帰って来ていた。耳が聞こえなくなっていく時の記憶が蘇る。今は心の平穏を持つことができ、母親と会話をすることができる。妹たちとも和気藹々と過ごす。
東京に戻り、佐倉は青羽の働くタワレコに行ってCDを買うのだった。
[感想]
佐倉の心の引っ掛かりが解消されていく一話。
<支えになるもの>
・家族は見守っている
音が聞こえなくなった。家族は全員そのことが分かる。佐倉が自分がうまく話せていないみたいだと言っているのを見て、状況を理解する。それに対して、そっとするだけ。それでもみんな思いは一緒。
そんな過去から、今では少し落ち着いて、萌とも華とも仲良く話をしている。家族はいつだって支えてくれるものだと感じる。
母親とも話をして、長い間のわだかまりが解けていく。家族ってそういうものなのだろうなと思う。こう言った家族の支えというのはありがたいものだと思う。
・友人は力になってくれる
そして佐倉が聞こえないからと言って、友人たちも決して避けるようなことはしない。普通に会って話をすることもするし、何かに誘ったりもする。
戸川が渡したいものがあるから、と佐倉を誘う。そして川沿いで会話をしている。そんな様子を見ていると、聞こえる聞こえないは関係なくて、そこにいる、いない。返事がある、ないが大事なのだと思う。返事があるなら、大丈夫、という感じなのが分かる。
こうして支えになる友人、自分にはどのくらいいるかな?と思いながら見てしまう。
<聞こえなくなる瞬間>
・佐倉が補聴器を外すとき
今回のエピソードは、佐倉が大学生の時に青羽と公園に会った日から始まる。青羽と別れて家に戻った後、佐倉が荒れている。母親の言葉に対しても苛立ちを見せる。
そしてとうとう聞こえなくなってしまう。そこまでの気持ちの動き。聞こえなくなる恐怖を抱きつつ、毎日を過ごす。聞こえなくなったらどうなるのか、という不安が大きく描かれている。
誰にも教えないでほしいとお願いした時の思いを想像してみる。このドラマを見る前だったら知られたくないと思うだろうなぁ、と自分自身も思う。今ではスマホを使って文字起こしをしたら、話はできるのだと思うと、少しは安心材料。同時に今回みたいにCDの話が出て来た時に、音楽が聞こえなくなることはどんな風に感じるだろうかとも思う。
どこまで行っても想像はできないもの。佐倉の家族がしたように、静かに見守るくらいしかできないのだろうなと思う。
<心落ち着く場所>
・佐倉の実家
今回は佐倉の実家の場面が多く登場。佐倉の部屋と家族が集まりリビングと。こじんまりとした感じの構造は、自分の実家を思い起こさせる。
子供が巣立って行った後も部屋は残しておくものだろうか。どうするだろうかな。佐倉の部屋はきちんと残してある。帰った時に、思い出に浸りつつ、これからのことを考える、という意味では、子供の部屋を残しておくのがいいのだろうなぁと思う場面だった。
モヤモヤしていたものが晴れて、佐倉が強くなったと感じる一話だった。
皆様の感想もぜひお聞かせください!
それでは、また次回!
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